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【物語】シンデレラ① ”No.2” The fairy Godmother
私の好きなインナーチャイルドカードは【おとぎ話のタロット】とも言われている、物語をベースにしたカードです。
昔読んだことのある懐かしい童話や、意外と知らなかった物語もあったりして、カードへの理解も深まるかと、それにまつわる物語を読んで感想を記録しています(^^)/
今日のカード
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大アルカナ2番、タロットカードでは女教皇のカード。
インナーチャイルドカードでは、シンデレラとオズの魔法使いと紐づいています。
読んだ物語は?
『グリム童話集<新装版>』
絵:リディア・ポストマ
訳:ウィルヘルム 菊江
発行所:西村書店(2013年)
絵本・グリム童話『灰かぶり』
矢川澄子・再話
宇野亞喜良・絵
発行所:教育画劇(2001年)
『目で見るグリム童話』
著書/野村 泫
発行所/筑摩書房 ちくまライブラリー97(1994年)
読んで感じたこと
このカードは、かぼちゃの馬車が描かれていることから『シンデレラ』に魔法をかけた妖精のことだと思われます。
ガラスの靴を履き、かぼちゃの馬車に乗って舞踏会へ出かけていくという私が知っていた『シンデレラ』のお話は、ウォルト・ディスニーが物語化したものだったんだなぁと、今回グリム童話からの3冊『灰かぶり』を読んで、気づきました。内容も違い、グリムには妖精は出てきません(笑)
でも確かにディズニーの『シンデレラ』に出てくる妖精のおばあさんの名前はフェアリーゴッドマザー。
こちらは、ペロー原作の物語からのお話みたいです^^
シンデレラ|ディズニー公式
物語とカードの関係(私の考察含む)
魔法の杖でかぼちゃを金色の馬車に、ハツカネズミを馬や御者に変え、
美しいドレスにガラスの靴。深夜12時までの夢のような魔法の時間を与えたフェアリーゴッドマザー。
ウェールズ地方の妖精は、「母」あるいは「母のいつくしみ」として知られていました。農民は妖精を「教母」や「愛しい妻」と呼んでいました。
彼らは、妖精が人を動物や石に変え、元の姿に戻すことができると主張していました。「シンデレラ」では、この類の魔法が使われ、夜中の12時に魔法がとけるまで、動物たちは人間の姿をした助力者に変えられたのです。
知恵、直感、敬虔さを意味するタロット大アルカナ2番女教皇。
シンデレラに魔法をかけて窮地を救ったフェアリーゴッドマザーが、女教皇に紐づけられた所以はここにあるんですね。
またガイドブックには、「彼女は奇跡であれ、魔法であれ、神聖な知性であれ、信頼すべき内なる知恵を私たちにもたらします。」と書かれています。
なのでこのカードがリーディングで出ると、直感を信じることを伝えてくれています。
また『オズの魔法使い』でもそうでしたが、困った時、危機の時に現れて、主人公の行動と勇気を後押ししてくれる存在。
それはきっと自分の中から生まれる知恵でもあり、結局は自分を信じることにつながってくるのだと思います。
続くシンデレラ②で深堀するカードは、グリム童話からの紐付けのようでしたが、今回はペロー原作を読むべきでしたねぇ(笑)