
#129【絵本】クリスマスのまえのばん/クリスマスのまえのよる
今日はクリスマス・イブの絵本を📚
記録として感想を書いています。
今日の絵本
『クリスマスのまえのばん』<改訂新版>
詩/クレメント・ムア
絵/ターシャ・テューダー
訳/中村妙子
発行所/偕成社(1980年)
『クリスマスのまえのよる』
詩/クレメント・C・ムーア
絵/ミスター・ボディントン
訳/坂本美雨
発行所/アノニマスタジオ KTC中央出版(2023年)
この絵本のテーマは・・・
著者が絵本で伝えたいことや絵本に込めたメッセージ。
私なりに感じたこの本のテーマは、
【イブに垣間見た小人のおじいさん】
【サンタクロースの楽しい仕事ぶり】
私が感じた事
クリスマスイブの日には、
やっぱりこの絵本を読もうと思っていた^^
ロングセラーの絵本。
1823年、約200年前にアメリカの新聞に無名で発表された詩だそうで、一般的にクレメント・C・ムーアが作者だとされている、クリスマスとサンタクロースについて大きな影響を与えた愛される名作。
日本語訳絵本もたくさんありますが、その中の2冊。
ターシャ・テューダーは、以前ご本人についての本を読んで以来そのライフスタイルに憧れ、挿絵画家としての繊細で可愛い絵を描かれるのを知っていたため迷わず借りました。
思っていた以上に幻想的で楽しくて素敵なページの数々!
えんとつから入ったサンタクロースが暖炉から飛び出してきた時の様子は、お茶目なおじいちゃん( *´艸`) でも正直驚いたのは小人だったとは!
(確かに地の妖精ノームは小さいおじいちゃんだもんね。)
イブの星空を、8頭のトナカイに声かけながらソリを操り、
煙突めがけて屋根の上に留まります。
ターシャが描く絵本では、おうちの中に動物たちもサンタを待っています。プレゼントを貰って飲めや歌えの大騒ぎなのも、かわいい。
わらいだしそうなくち
まっしろなひげ
しきりにふかす パイプから
ほそいけむりが わをつくる
まあるいかおを くしゃくしゃにして
わらうたんびに ぷるんぷるん
つきでたおなかが よくうごく
ほんとに ゆかいな こびとのおじいさん
日本語訳は、『サンタクロースっているんでしょうか?』の中村妙子さん。
軽快でリズミカルなことばが、さらに心を高揚させてくれます。
あぁ、こうやってサンタさんってやってくるんだなぁ♪
と、子どもでなくても嬉しくなっちゃいました。
昨年出版された方は、クレメントの詩をまた新たな魅力で伝えている可愛い絵本。
絵はクリスマスカラーの赤緑をメインとしたポップで楽しいイラストレーション。トナカイの背にはお手伝いする仲間も乗っています。
サンタクロースが帽子を脱いでキッチンで一息入れてくつろいでいる場面もあったりで、何だか楽しそうにお仕事しています。きっと子どもたちがサンタクロースへの労いでクッキーや飲み物を用意していたんでしょうね。
パイプを しっかり くわえてる
ぷかぷか けむりは てんしの わ
おおきなかおに まあるいおなか
わらうと プルプル ゼリーみたい
ふっくら ふんわり おじいちゃん
なんだか わらいが こみあげちゃう
日本語訳は、坂本龍一さんと矢野顕子さんの娘さん。
同じ詩の部分ですが、同じくリズミカルなのにやはり個性が出ますね。
「次は、ローマへ出発だ!」との吹き出しもありました^^
読み継がれる詩を、独自のことばで新たに表現するのって、おそらくとても難しいだろうと思いますが、現代風にかわいらしく表現されていてイラストレーションととてもマッチしていました。
さて、今日はクリスマスイブ🎄
子どもたちにはワクワクドキドキの夜がはじまりますね。
MerryChristmas!!
どなた様も、ステキな時間を。
🎄12/25追記🎄
さかあがり😸さんの
心に響く言葉・共感の瞬間💬💖マガジンに
追加していただきました!
ありがとうございます😊