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『泣いた赤おに』あおくんのその後。

昨日は節分でした。
鬼が出てくる絵本もたくさんありますが、そういえば以前書いていたタロット用ブログで『泣いた赤おに』について記事にしたのを思い出しました。
(タロットに鬼は関係ありませんが)
振り返ってみると、3年半ほども前のことでした(笑)

人間と仲良くなりたいという赤おにの願いを助けてくれた青おにでしたが。
まごころの大切さを感動的に描いた名作の愛蔵傑作版。
(出版社からの内容紹介)

『泣いた赤鬼』浜田廣介/作
梶山俊夫/絵
偕成社(1993年)

『泣いた赤おに』は色んな出版社から刊行されていますが、多分こちらの絵本。
あおくんの真実を知って、あかくんが泣いたという所で絵本は終わりなんです。でもあとがきには、

「その後あおくんがどうなったか?は読者のみなさんで考えてくださいね」

浜田廣介さんの言葉が記されていました。

ググってみると「帰ったあかくんは村のみんなに真実を話し、ある日村人があおくんを見つけてめでたく再会」という素敵なお話の続きを考えておられる方も見つけました。

当時私も勢いついて考えた青おにのその後のお話。

ふとそんな事考えたことあったなぁと思い出し、
以下に当時のブログから転載しました。

あおくんは、心優しき青おに。

あかくんの近くにいては、あかくんのためにならないと

遠く遠くへ山を越え超え。

でも、どこへいっても乱暴な鬼たちとはなじめない。


そんなあおくん、森の中で新しいともだちと出会う。

そのともだちはなんと、にんげんの子。

その子も変わり者だとみんなから仲間はずれにされていていつもひとりぼっち。


青おに

「ぼくのこと、こわくないのかぃ」

にんげんの子

「うん。だって君はやさしい鬼だろ」

青おに

「何でわかるの?」

にんげんの子 

「目をみたらわかるよ。ぼくは動物のきもちがわかるんだ。だから君のこともわかるんだ。」


あおくんは、この森におうちをかまえることにします。

にんげんの子は、
あおくんのうちにいつも遊びにきてくれます。

動物たちもたくさんともだちになりました。

あおくんのまわりには、
やさしいともだちがいっぱいです。


ともだちの一人の鳩が

遠くに住むあかくんのうちに手紙を届けてくれることになりました。

やさしいあおくんが書いた手紙はこんなおてがみ。

またいつか二人が会えますように☆




あかおにくん


げんきですか?

にんげんたちとは、なかよくやってますか?



きみのことだから、

おちゃやおかしをよういして、

楽しいはなしやゆかいなおどりで

にんげんたちと

まいにちたのしくくらしているとおもいます。



さいきんぼくにもともだちができました。

とてもやさしい

にんげんのこどもです。



もりのどうぶつたちも

いつもあそびにきてくれます。



もしや、きみが

しんぱいしてやしないかと

ともだちにてがみをとどけてもらいました。



しんぱいしないで

ぼくはげんきです。



そのうちこのさき

きっとまた会える日がくるでしょう



そのときまで、きみ、

からだをだいじにしてください

にんげんたちと

たのしくくらしていてください



どこにいてもきみのしあわせを

いつもいのっています




どこまでも、どこまでも、

きみのともだち



あおおに



手紙の内容パクッてるような気もしないではなく(笑)
今読めば何とも恥ずかしいブログでした。


また読んでみたくなった『泣いた赤おに』
何度読んでも心の優しいあおくんに号泣感動の絵本です。

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