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#080【絵本】キツネ

今日はふかぁい絵本の世界へ📚
記録として感想を書いています。




今日の絵本

『キツネ』

文/マーガレット・ワイルド
絵/ロン・ブルックス
訳/寺岡 襄
手書き文字&日本語版文字レイアウト/川端 誠
発行所/BL出版(2001年)




この絵本のテーマは・・・

著者が絵本で伝えたいことや絵本に込めたメッセージ。
私なりに感じたこの本のテーマは、

【人間の性・心の闇】
(友情・孤独・妬み・誘惑・欲望・気づき)





私が感じた事

これは深い。
対象年齢がかなり高いんじゃないだろうか??と、近くの図書館ので調べると小学3年生からとのこと。

いやぁ大人の絵本と言えると思う程、絵といい、言葉といい、心にズドンと突き刺さり考えさせられる作品だと思いました。


タイトル通り、キツネと
イヌとカササギの物語。

でもその内容は人間の感情、
ネガティブな心の中にある闇を
これでもかと突きつけてきます。


2人の間に入ってきたもう1人の存在が、
感情を揺るがせる…

私には読んでいると何だか、友達の恋人にちょっかいをかけてダメになっていく感じを想像したのですが笑、
友情にヒビが入るパターンですね。

忠告に耳を貸そうとしないイヌ
キツネの誘惑にのるカササギ
自分と同じ孤独を味わわせたいだけのキツネ
どのパターンもどんな人も内に持っている感情。

その闇に飲み込まれるか、
それとも自分を信じるか、
その時々によってその選択も違い、
その結果を受け取ることになる。

仲が壊れたのはそういうタイミングだったのかもしれないし、そのことによって学び、再び絆が深まるのかもしれないけれど…。



こちらは、おうみのひとさんに教えて貰った絵本。
昨日のつぶやきじゃないけど、
なんかリンクしていて、そんなことをストレートにぶつけてくれる作品でした。


絵本って明るくて楽しいだけじゃないところがいい。
子どもとはいえ早くからこういう作品に触れるのも、自分で考え心を豊かにしてくれると思います。


そうそう!なんだか聞き覚えあるなぁと、
この絵本のお二人。
前から読みたいと思っていた絵本のコンビでした。
(画風が全然違うんだけれど笑)
おかげで思い出せた!
またそちらも読んでみようと思います^^








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