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【物語】3びきのくま ”ハートのこども”

私の好きなインナーチャイルドカードは【おとぎ話のタロット】とも言われている、物語をベースにしたカードです。
昔読んだことのある懐かしい童話や、意外と知らなかった物語もあったりして、
カードへの理解も深まるかと、それにまつわる物語を読んで感想を記録しています(^^)/



今日のカード


タロットカードでは、カップのペイジにあたるカード。
インナーチャイルドカードでは、
イギリスの民話”ゴルディロックスと3びきのくま”と紐づいています。



読んだ物語は?

『3びきのくま』

スズキコージ:文・絵
発行所:すずき出版ひまわりえほんシリーズ(2015年)


このシリーズは、月間絵本『こどものくに』(日仏保/編)の中で、特に評価の高い作品を選んでお届けするものです。

『3びきのくま』著者紹介ページより




読んで感じたこと

私はこの物語をインナーチャイルドカードで初めて知ったのですが、同い年の友人は子供の頃に読んだことがあったとか。
『こどものくに』の中でも特に評価が高いというのですから、子どもに人気があったのか、はたまた出版社の方や先生方からの支持があったのか。

ゴルディロックス(主人公)が森で迷い見つけた小屋。クマのおうちとは知らずにやりたい放題やっちゃって逃げ出して終わりのお話です(笑)

子どもの視点で見てみると、好奇心と欲望に赴くままの主人公に共感するお話(賢い子なら羨ましいとさえ感じるかも)になり、
大人の視点になると、主人公を反面教師にして子供たちに聞かせるお話になるのかなと感じました。





物語とカードの関係(私の考察含む)

ガイドブックは、日課の散歩をし自分に合った食器や家具をもち、秩序正しく並べられているクマの生活様式に焦点をあて、同時に子どもの好奇心、純真さ、熱意の象徴として、ゴルディロックスを私たちの中にある子どもの部分として表わしています。

リーディングに現れる時、家庭の精霊にあなたの無邪気な心を開いてください。最愛の人のライフスタイルをもっと受け入れましょう。不思議さに驚く豊かな感性で、あなたの深い感情を探ってみましょう。

3匹の熊が持つ組織と体系の感覚は、あなた自身の行動パターンや具体化した習性かもしれません。訪ねてくるゲストをあなたは追い払いますか、それともその人を温かく受け入れますか?

『インナーチャイルドカード日本語版ガイドブック』より抜粋


このカードは、そうであると信じていたり抑えていた感情を解放することを伝えてくれているように思います。

自分の中のちいさな子どもの純粋さや好奇心は、大人になるにつれいつの間にか心の奥へと隠れてしまいます。
ご両親から躾けられ、きちんと丁寧に暮らすこと、ルールや秩序を守ることが当たり前と実践されている方やそんな性格の方もおられますね。
一方で「ちゃんとしなきゃ!きちんとしなきゃ」と固定概念に縛られて生きている方もいます。

絵本の中でのゴルディロックスちゃんは「これは何だろう?どうなってるんだろう?」と、私達が子どもの頃のように眺め、臆せず試してみる。

そんな目線になることで、「ちょっと窮屈すぎないか?」と感じていたり反対に「だらしないなぁ~、ちゃんとしてよ!」と不満に感じる家族や周りの人の生活スタイルや癖について、純粋さと好奇心を持って見る、違う視点で受け入れる時だよと伝えてくれているのでしょう。

自分が秩序ある生活をするクマのようだとしたら、自分の生活スタイルを乱すような訪問者ゴルディロックスを受け入れたくないかもしれませんよね。だからこそ、ちょっとそういう目線でみてみることを提案してくれているのです。

そういう意味ではこの絵本、深いなぁ~。


このカードが出た時に自分が今、ゴルディロックスなのか?クマたちなのか?を考える必要があるんだろうと思いますが、違う視点でみることで、相手に対する感じ方が変わったり、関係が良くなったりするといいなと思います^^










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