
#125【絵本】だれかのプレゼント
今日はクリスマス絵本の世界へ📚
記録として感想を書いています。
今日の絵本
『だれかのプレゼント』
著者/谷口智則
発行所/文溪堂(2021年)
この絵本のテーマは・・・
著者が絵本で伝えたいことや絵本に込めたメッセージ。
私なりに感じたこの本のテーマは、
【思いやり】
【出来ること/出来ないことを知る】
【プレゼントを貰う喜び】
私が感じた事
もうすぐクリスマス。
といっても息子たちは大人になって独身だし、孫なんてまだまだ先の話…。クリスマスやサンタさんにすっかり縁がなくなってしまったけど、せっかく絵本読むなら!と、最近はクリスマスの絵本を借りようと試みているのですが、季節柄「貸出中」が多いみたい^^;
そんな中、目についたのが谷口智則さんのこの絵本。
イブの夜、海の底にいた魚がぶくぶくと沈んでくる箱を見つけて海の上のクジラにだれのプレゼントか知らないか尋ねます。
空から落ちてくるのを見ていたクジラは「持ち主は空の上さ」といい、ここまでしか運べない魚はクジラにその箱を届けてくれるように頼みます。
クジラは潮を吹いて箱を陸まで押し上げてその先を亀に託し、亀はウサギに急いで届けるようにお願いし、ウサギはゾウに長い鼻で空に運ぶように、ゾウは自分より長い首のキリンに、キリンは木に登れるサルに託します。
サルは空を飛べるトリに、この箱のプレゼントは「君のじゃないか?」と尋ねます。空で持ち主を探すトリは、おつきさまにプレゼントを預けて…。
夜明けまでにプレゼントは持ち主に届いたのでしょうか?
谷口さんのクリスマス絵本は数冊ありますが、この絵本はサンタさんや一人の子どものお話ではなくて、主人公はプレゼント…いや違うなぁ。
プレゼントを心待ちにしている持ち主さんのために、眠い目をこすりながら自分ができることを考えて動く、動物たち全員が主人公だなぁ~(*´ω`*)
版画ですかね、子どもたちにも分かりやすくて色もよい可愛い絵♪
谷口さんの描くサンタクロースは、
2022年グリコ冬のキャンペーンで知って、ビスコオリジナル絵本『わすれたプレゼント』の読み聞かせ動画を特設サイトで見たのがきっかけ。
今回のサンタクロースさんも同じようなタッチで可愛かったです。
見開きからワクワクする、
大小色んなプレゼントの箱が9つ。
裏の見開きは、そのプレゼントの伏線回収ページ^^
最後の最後まで、絵で物語は続いてるんですね~。
谷口さんは、芸大在学中にボローニャ国際絵本原画展を見て独学で絵本を作り始められたそうです。
読む人が物語の世界に入り込み、登場人物の想いや言葉が空間に浮かんでくるように感じられる絵本作りを心がけている。
たとえ言葉が通じなくても、子どもから大人まで世界中の人びとに想いと感動が伝わる作品を目指して制作している。
谷口さんの想い、この絵本から伝わってきました。
またクリスマス絵本じゃない絵本も読みたいです。
🎁 追記 🎁
ばたやんさんのマガジン
【記事紹介マガジン】みんフォト画像を使ってくれた記事まとめに
追加していただきました。
可愛い画像もお借りしました、ありがとうございました😊