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#086【絵本】ねずみとくじら

今日はホッコリ絵本の世界へ📚
記録として感想を書いています。




今日の絵本

『ねずみとくじら』

さく/ウィリアム・スタイグ
やく/せた ていじ
発行所/評論社(1976年)





この絵本のテーマは・・・

著者が絵本で伝えたいことや絵本に込めたメッセージ。
私なりに感じたこの本のテーマは、

【刹那の友もまた一生の友】





私が感じた事

ウィリアム・スタイグって聞き覚えあるなぁと思っていたら表紙の裏に書かれた【スタイグの絵本(せたていじ やく)】の中に、以前読んだ『ロバのシルベスターとまほうのこいし』がありました。ロバの何とも言えない可愛さとのほほんとしたストーリーの絵本でスキなのですが、なるほど!よく見れば絵の雰囲気がソレです!


海が大好きなねずみのエーモスが船を作って大海原に繰り出し、船の上で夜空を満喫していた時に誤って海に落ちてしまい、もうダメかもと思ったところに現れたのがくじらのボーリス。哺乳類仲間であると知ったボーリスは、エーモスのうちがある町まで背中に乗せて帰してくれることに。お互いに自分にないものをもつねずみとくじらは1週間の航海ですっかり親友に。

「ぼくだって、きみだけは、わすれるもんか」とエーモスはいいました。
「いつも、いのちのおんじんとおもっているからね。ぼくのたすけがいるときがあったら、よろこんで やくにたつつもりだから、わすれないでくれたまえ」でも どれほどボーリスのやくにたちたいとおもっても、エーモスにはどうしていいか わかりませんでした。

『ねずみとくじら』より


長い年月が流れ、今度はくじらのボーリスがねずみのエーモスに助けを求める出来事が起きますが・・・。


自分と似たところが少しもなくて、
逆にまったく違った考え方をしていたとしても、
何だかこの人嫌いになれないんだよなぁってほんわか思えたり、

たった一度きりでも、ほんのわずかな期間でも、
心からあぁこの人好きだなぁと思えるような出会いって素敵ですよね。

たとえこの先もう会うことがないだろうとも、
この一瞬のために、
その感情を感じるために出会って別れることが、
その者たちにはなくてはならないことなんだろうなと、
この絵本を読んで感じました^^ステキな絵本です。



ロバがなんとも可愛い


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