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フェアリーテイルpart3

フェアリーテイル(第2期)

アニメ「フェアリーテイル 第2期」は、2014年から2016年にかけて放送されました。

話数は第1期に続く第176話から第277話まで。第1期で途中まで描かれた「大魔闘演武編」の続きから始まります。
描かれるエピソードは次の通りです。

  • 大魔闘演武編

  • 冥府の門(タルタロス)編

  • FAIRY TAIL ZERØ

1期と比べて物語の核心に迫る長編エピソードが中心になっています。

「FAIRY TAIL ZERØ」は初代ギルドマスターのメイビスが主人公の「妖精の尻尾」を創設するまでを描いた外伝エピソード。時系列は100年前の話で、ナツやルーシィは登場しません。

大魔闘演舞開始

出場チーム
「剣咬の虎(セイバートゥース)」
「大鴉の尻尾(レイヴンテイル)」
「蛇姫の鱗」
「青い天馬」
「人魚の踵(マーメイドヒール)」
「四つ頭の番犬(クワトロケルベロス)」
「妖精の尻尾」Aチーム
「妖精の尻尾」Bチーム

ナツ達Aチームは予選突破順位は最下位であったものの、どんな状況でも諦めず全力で挑んでいく。しかし強敵揃いでどの戦いも一筋縄ではいかない。さらに「大鴉の尻尾」から執拗な妨害を受けたり、「剣咬の虎」のミネルバにリンチを受けるなど、大会は過酷なものとなった。
大会4日目には、ナツとガジルが現フィオーレ王国最強ギルドの「剣咬の虎」の双竜・スティングとローグとの、滅竜魔導士同士のバトルに望む。スティングとローグは、ドラゴンフォースを発動させ、ナツとガジルを追い詰める。しかし「妖精の尻尾」の全員の思いを力に変えることで、ナツ達は勝利することができた。
4日目終了後、ナツ達は偶然ドラゴンの墓場を発見する。ウェンディの死者の声を聞く魔法「ミルキーウェイ」によって、翡翠の竜・ジルコニスの魂と接触。そこでアクノロギアの正体が、滅竜魔法の副作用で肉体が竜化した元人間の滅竜魔導士である事、400年前の竜王祭でドラゴンを絶滅させて竜王となった事を聞かされた。

エクリプス計画とドラゴンの襲来

その後ルーシィは、王国騎士団長のアルカディオスから「エクリプス計画」への協力を求められる。それは12の星霊の鍵と星霊魔導士の力で時を遡り、不死身となる前のゼレフを倒すというもので、7年がかりで王国が極秘で進めていた壮大な計画であった。しかしエクリプス反対派によってルーシィが捕われてしまった。ナツ達はルーシィを助けようにも相手が王国である為、明日の大会で優勝を果たし、国王との謁見時に直接ルーシィの解放を求めることにする。
「妖精の尻尾」はルーシィ救出組と大会参加組に分かれる。もしも優勝を逃した時を考えての二正面作戦である。大会参加組は「妖精軍師」の異名を持つメイビスの指示の元、グレイ、エルザ、ガジル、ジュビア、ラクサスが他チームとの激戦を制し見事優勝。救出組も、何とかルーシィを救出した。その際に未来から来たルーシィに出会う。彼女は一万を超えるドラゴンの大群が間もなく襲撃してくるという、信じがたい未来を告げる。未来ルーシィはなんとか最悪の未来を回避させる為にやって来たのだ。
しかし同じく未来から来たローグの策略によってエクリプスの門が開かれ、中からドラゴンが次々と出て来てしまう。ドラゴンの襲撃は未来ローグによるものだったのだ。ルーシィは大急ぎで扉を閉めるが、既に7体のドラゴンが放たれてしまった。滅竜魔導士を中心に、全ギルドの魔導士が協力しドラゴンに立ち向かう。未来ローグは1体のドラゴンの背に乗って操り、ナツに襲いかかる。人vsドラゴンの戦いは激化するが、負傷者が増えるばかりで、ドラゴンを1体も倒せず、戦場は疲弊する一方だった。その頃ルーシィは、未来ルーシィの残したメモ帳がヒントで、エクリプスの門を破壊することが解決策だと突き止める。すると激しい戦闘を繰り広げていたナツが、渾身の一撃で未来ローグをドラゴンごとエクリプスの門に叩きつける。その衝撃で門は破壊された。これにより未来のエクリプスが無くなった為、未来ローグや未来ルーシィ、ドラゴン達は消えていった。あまりに壮絶だったドラゴンとの戦いは終わった。

「冥府の門(タルタロス)」編

「冥府の門」との戦い

大魔闘演武に優勝し、かつての名声を取り戻した「妖精の尻尾」には、仕事の依頼が殺到していた。ナツ達は大陸で特に優れた魔導士10名に贈られる「聖十大魔道(せいてんだいまどう)」の称号を持つウォーロッドから、凍りついてしまった太陽の村を救ってほしいという依頼を受ける。
太陽の村で解決策を探る途中、待ち受けていたトレジャーハンター達や闇ギルド「夢魔の眼(サキュバスアイ)」と戦闘。これらを退けたナツ達は、凍っていた「永遠の炎」を灯し、太陽の村の氷を解かすことに成功。さらにそこで、村を氷漬けにした「氷の滅悪魔導士(デビルスレイヤー)」と、ゼレフ書最強最悪の悪魔「END(イーエヌディー)」の存在を知る。

評議員は突如、ゼレフ書の悪魔で構成される闇ギルド「冥府の門(タルタロス)」から襲撃を受ける。奇跡的に生き残ったメストを除き、評議員は全員殺害された。さらに元評議員まで狙われ始めた。襲撃に巻き込まれたラクサスと雷神衆が重傷を負ってしまい、「妖精の尻尾」は総力を上げて「冥府の門」に仇討ちを誓う。ひとまず元評議員達の護衛に向かい、敵の手がかりを探る。ナツ達はそこで「冥府の門」の目的が、評議院の保有する兵器「フェイス」を使い、大陸中から魔力を消滅させる事だと知る。それによってマスター「END」を復活させ、皆で創造主であるゼレフの下に還ろうというのだ。
ナツは一時は敵に囚れるも何とか逃れ、これにより敵本部の冥界島を突き止めた。「妖精の尻尾」は、全員で冥界島へ殴り込みをかける。「冥府の門」の主力部隊の「九鬼門(きゅうきもん)」は、魔法ではなく、負の感情をエネルギーとする呪法を使用してナツ達を苦しめる。さらにフェイスの封印が解かれ、大陸の各地に無数の「フェイス」が出現。発動までのタイムリミットが迫っていた。
「九鬼門」の1人、冥王マルド・ギールが冥界島を「冥王獣(プルトグリム)」として覚醒させ、「妖精の尻尾」メンバー達を取り込んでしまった。唯一逃れたルーシィは、星霊「アクエリアス」の鍵を涙ながらに壊すことで星霊王を召喚。星霊王は冥王獣を倒し、仲間達を助け出した。復活したグレイは「九鬼門」の1人で氷の滅悪魔導士のシルバーとの戦闘になる。戦闘中にシルバーの正体が死んだはずの父親である事に気が付く。シルバーを倒すと、グレイはシルバーから滅悪魔導士の力と、「END」を破壊する意思を引き継いだ。
その後ナツとグレイが共闘し、マルド・ギールを撃破。そしてマルド・ギールの持っていた悪魔の書「END」を入手するも、突如現れたゼレフに「END」の書を奪い去られてしまった。

アクノロギア襲撃

そこへ突如アクノロギアが現れる。さらに「フェイス」も起動され大陸中から魔力が失われ始めた。絶望的な状況だったが、ナツ、ガジル、ウェンディ、スティング、ローグの体内から5頭のドラゴンが出現。ドラゴン達はアクノロギアを倒す計画として、自分達の延命と滅竜魔導士の竜化を防ぐ抗体を作ることを目的に、滅竜魔導士の体中に自分達を封印していたのだ。
ドラゴン達は「フェイス」を次々と破壊。ナツの育て親の炎竜王・イグニールは、自身の左半身と引換えに、アクノロギアの片腕を奪い退ける。戦いが終わると、封印術で一時的に復活していたドラゴン達は消えていった。ナツはイグニールとの別れに悲しみながらも、「俺がアクノロギアを倒してやるんだ!」と誓いを立てた。
何とか「冥府の門」との戦いには勝利したが、戦場となったマグノリアの街や、各地に現れた「フェイス」周辺、人々の心には大きな傷を残した。ナツはイグニールとの誓いによりさらなる強さを求めて、ハッピーと共に1年間の修行の旅に出る。それと同時にマカロフから「妖精の尻尾」解散命令が下された。

黒魔術教団(アヴァタール)編

「妖精の尻尾」解散から1年後。ルーシィは週刊ソーサラーの見習い編集者として働いていた。取材先でナツとハッピーと再会し、3人で「妖精の尻尾」復活のため仲間探しの旅に出る。ルーシィの情報を元にウェンディ、シャルル、ジュビアと次々に再会を果たす。ジュビアから半年前にグレイが失踪した事を聞かされる。ナツ達はグレイが現在所属していると思われる、ゼレフ信仰の「黒魔術教団(アヴァタール)」の本部へと向かった。「黒魔術教団」は街を殲滅し、多くの命を捧げることでゼレフを呼び出そうと計画しており、これを阻止する為にグレイとエルザが潜入捜査していたのだ。ナツ達はグレイとエルザに協力して、「黒魔術教団」を壊滅させた。
ルーシィは他の仲間達にも手紙を出し、受け取ったかつての仲間たちがマグノリアの街に集結する。しかしマカロフだけは帰ってこなかった。ギルドの復興に取組む中で、長年評議院に潜入していたメストに、ギルドの地下に案内される。地下にはギルド最高機密である、初代マスターメイビスの肉体が封じられた魔水晶「ルーメン・イストワール」、別名「妖精の心臓(フェアリー・ハート)」があった。この「妖精の心臓」を狙う、西の大陸にあるアルバレス帝国から、「妖精の尻尾」の仲間達を守る為に、マカロフはギルドを解散させたのだ。

アルバレス編

アルバレス帝国への潜入

マカロフはアルバレスに対しての抑止力である評議員を再結成させるまでの時間稼ぎのため、単身アルバレスに渡っていた。マカロフはアルバレス皇帝のスプリガンと対面するが、驚くことにその正体は黒魔導士ゼレフであった。「妖精の心臓」を巡って、マカロフはゼレフに交渉を求めるも決裂する。その頃、ナツ達はマカロフ救出の為にアルバレス帝国に潜入し、アルバレス帝国の幹部「スプリガン12」と交戦。未だかつて感じた事のない膨大な魔力に圧倒されながらも、何とかマカロフ奪還に成功。マカロフと共にギルドに帰還し、「妖精の尻尾」は完全復活を遂げた。
ギルドではこれから「妖精の尻尾」を目指して侵略してくるアルバレスを迎え撃つため、対策を立て始めた。そこへメイビスが霊体となって現れ、自身とゼレフとの関係を語る。かつてメイビスは、命を尊く思えば思うほど周囲の命を奪う「アンクセラムの呪い」により不老不死だった。しかし同じ呪いにかかるゼレフに愛されたことで、肉体は生きているが精神のみ死んでしまう。プレヒトが蘇生を試みた際、その類い稀な才能とメイビスの不老不死の身体が融合し、「妖精の心臓」という永久魔力が生まれた。永遠に尽きない魔力を手を求めて、ゼレフ率いるアルバレス帝国は「妖精の心臓」を狙っているのだ。

さらに全てのドラゴンと滅竜魔導士の抹殺を目的にアクノロギアも動き出す。「妖精の尻尾」vsアルバレス帝国vsアクノロギアの三つ巴の戦い、竜王祭が再び始まろうとしていた。

竜王祭

いよいよアルバレス帝国が侵攻をはじめた。メイビスの指揮の下、「妖精の尻尾」はアルバレスを迎撃する。
アルバレス軍は、空からの急襲をはじめに、さらに東西南北の四方からの同時攻撃で「妖精の尻尾」を追い詰める。「妖精の尻尾」はアルバレス軍の12人の幹部・「スプリガン12」との戦闘に苦戦するが、かつて大魔闘演武で熱い戦いを繰り広げたギルドたちが援護に駆けつけた。「青い天馬」「蛇姫の鱗」「剣咬の虎」「人魚の踵」等と協力し、次々に「スプリガン12」を撃破していく。その頃ナツは単身でゼレフの元に向かい、一騎討ちに挑む。そこでゼレフから「END」とは「エーテリアス・ナツ・ドラグニル」、つまりナツ自身であると明かされる。ゼレフの家族は400年前のドラゴンの襲撃により死に、ゼレフは弟のナツをゼレフ書の悪魔として蘇らせたのだ。さらにゼレフを殺すと、ナツも死んでしまうことを知った。それでもナツはゼレフを殺そうとするが、ナツを想うハッピーに止められ一時撤退。
一方、東部戦線にはアクノロギアが現れ、一撃で「スプリガン12」のゴッドセレナを殺害。続いて、アクノロギアは「スプリガン12」のアイリーンを殺害しようとする。しかしアイリーンがアクノロギアとの対決を避けようと世界再構築魔法・「ユニバース・ワン」を使い、大陸の地形と人々の位置を変更させた。これにより戦場は大混乱する。
さらにこの影響で「妖精の尻尾」ギルドに、ゼレフが現れてメイビスが拘束されてしまった。メイビスを救うため「妖精の尻尾」メンバーはギルドへ向かうが、残りの「スプリガン12」が立ちはだかる。メイビスは幻惑魔法を使い自力で脱出し、ギルドメンバーと再会。「青い天馬」「蛇姫の鱗」「剣咬の虎」「人魚の踵」も合流し、ギルドへ進軍を開始する。一進一退の激闘の末、なんとか「妖精の尻尾」軍が「スプリガン12」全員を敗り、残す敵はゼレフのみとなった。アイリーンの死により、「ユニバース・ワン」が解け、地形は元に戻る。ナツはゼレフとの最終決戦のためギルドへ向かった。
ゼレフの元にたどり着いたナツは、1対1の戦いとなる。ゼレフはメイビスの中から「妖精の心臓」の魔力を奪い取り、ナツを追い詰める。ゼレフを倒せばナツも死に、不老不死のゼレフはたとえ致命傷を負っても回復してしまう為、ゼレフを完全に制圧する方法がなかった。一方でルーシィとグレイは「END」の書を開き、ナツを助ける方法を探りはじめる。ルーシィは悪魔の力に体が侵されながらも、ナツが悪魔ではなく人間として存在できるよう、内容を書き換えた。ルーシィの活躍もあり、ナツはなんとかゼレフを倒すと、メイビスにゼレフを託して立ち去った。
メイビスは、ギルドの仲間達を傷つけたゼレフを憎いと思いながらも、同時に愛しているという矛盾した感情を告げた。ゼレフもメイビスも「アンクセラムの呪い」により不老不死だったが、愛し合ったことで、互いの呪いの作用で死んでいった。不死の呪いの解く唯一の方法は、他者から愛されることだったのだ。

アクノロギアとの最終決戦

アクノロギアを倒すために「時の狭間」にアクノロギアを誘い込む作戦が決行された。激闘の末、何とか「時の狭間」へと押し込んだが、アクノロギアはそこから抜け出し、再び戦場へ舞い戻る。さらにアクノロギアは精神体と肉体に別れ、暴れ始めた。地上で破壊の限りを尽くすアクノロギアの肉体は、大陸中の全ての魔導士の協力で「妖精の球」を発動。これによりアクノロギアの封印に成功。一方でナツ達7人の滅竜魔導士は、アクノロギアに「時の狭間」に引き摺り込まれ、精神体との戦闘となる。7人の全魔力を込めたナツの一撃で、アクノロギアを倒した。これにより竜王祭は終結した。

終戦から1年後、x793年。ルーシィは作家として文学賞を受賞し、小説家になる夢を叶えた。授賞式ではいつも通り「妖精の尻尾」のメンバーたちが、大騒ぎしていた。平和で幸せな日々が戻ってきたのだ。
翌日、ナツ達は100年クエストに挑戦をするため、新たな冒険へ旅立っていくのだった。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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