【WIXOSS・ウィクロス】解放派エルドラのススメ (デッキ解説)
noteでは初めまして、9年前に優しい先輩方々の影響でエルドラに惹かれたシイタケというものです。
そんな可愛いエルドラちゃんの最新デッキ、皆さんもぜひ使ってみましょう!
まずこちらが自分の使ってみたデッキリストになります。
リストの微変更はありましたが3月1日~3日で4回大会イベントに出た結果は11勝4敗、フリー対戦3勝1敗、使用感はなかなかに好感触でした。
※この記事はウィクロス中級者だけどエルドラは初心者です層向けです、多分。
※他の方の記事はあまり読めていないので被っている解説が多々あると思います。
解放派エルドラの強味とは?
「豊富な手札リソースからの状況に応じた適応力」だと自分は思います。
青の解放シグニ・レベル3エルドラの「出」「ターン1起」によるドロー効果で豊富な手札を構え、状況に応じた盤面と解放下敷き効果を用意しやすいです。
当然サーバントも引き込みやすいので助かります。
けれど、解放下敷き効果で色々できるけれど結局何をするのが強いの?となると思います。僕はなりました。
色々できる中で特に一番強い思ったのは、サシェDOORによるパワー3000以下シグニをバニッシュする効果です
例えばミュウやアンの効果でサシェを下に置いた場合
「レベル2 パワー5000 リソース消費無しで相手の3000以下バニッシュ」
というシグニとなり、唯一無二の性能となります。
そして赤の解放シグニやピース・ルリグ効果の「トラッシュから解放派を下に置く」によりこの効果を複数回、安定して行うことが出来ます。
実際に4枚のサシェだけで自身の「出」も含めて1試合で6~7体のシグニをバニッシュしてくれたりしました。
そして相手の場に3000以下が不在であればアロスピルルク・遊月・ふたせで相手のリソースを削る。こちらの手札枚数は緑子で維持していく。
それらを状況に応じて使い分けていけるのが解放派軸エルドラの強みです。
プレイング難度はちょっと高いデッキとなりますが、うまく回せるととても楽しいですよ。
実際の戦術
【対高速デッキの場合】
主に赤ルリグ・ピースによる追加打点、シグニやルリグの連パン、デッキリフレッシュを狙ってくるデッキですね。
こちらもリベレーターフォースでライフクロスをクラッシュし、相手盤面に並ぶシグニパワーはあまり高くないと予想されるのでそこをサシェで除去、レベル1~2からアロスピルルク下敷き効果のランダムハンデスで相手のサーバント落としを狙うことで早期決着勝負が挑めます。
しかし盤面のシグニパワーが低いのはこちらも同じです。
なので緑子やスペルでデッキを回してサーバントを引き込み、アシストハナレの追加コスト分手札を維持しつつランダムハンデスで相手の攻め札を落とすことでなんとか耐えきりましょう。
【対中速デッキの場合】
こちらの適応力が試される相手となります。
相手の狙い(ハンデス・エナ焼き・デッキリフレッシュ・高防御なシグニ等々)を読みそこを回避しましょう!
本当にそれが出来れば誰も苦労はしないのですが…
こういった場合にはこちらのエースカードであるフクロウナギや赤青ピルルクをしっかりと活かしてこちらのデッキのフルパワーをしっかりと相手にぶつけましょう。
【対低速デッキの場合】
レベル2のアシストルリグの使い方が変わります。
相手は長期戦をするためにエクシアのような防御シグニであったり防衛派のノヴァDOORのようなハンデス攻めをしてくることでしょう。
そこをアシストルリグで除去します!
自身のライフクロスを割られてしまっても構いません。相手の得意なペースに持ち込まれないようにしましょう。
戦線を維持するうえで一番重要な事は、エルドラのターン1起動効果を毎ターン使用する事です。
その為にゲーム1・エクシード4効果を温存したり、アタック時ハンデスから手札を守る為・盤面シグニを守るためにアシストを使う場合が多いです。その為にはリミット上げが遅くなっても大丈夫です。
例えば現環境で猛威を振るう防衛LION相手だとパワー8000以下のシグニはルリグ効果で飛ばされてしまうので、リミット6の際にはレベル3を2体並べて1つは空きのままでも良かったりします。
使ってみてね!
最新弾での強化がしっかりとハマってくれて強くなった解放エルドラ、気になった方は是非使ってみてください!
高額カードもあまりないので、お安いよ!
初めてエルドラデッキを回す際には、上記レシピから変更で
ミルルンフェゾーネ1枚out → 遊月DOORの3枚目in
ふたせDOOR1枚out → ドーナDOOR1枚in
と入れ替えると解放派デッキとしての特色が分かりやすくなるのでオススメです。
そして採用枚数を変えてみたり他カードを採用したりして環境に合わせて自分好みにアップデートしていってください!
おまけ 各カード解説
ここからは更に長くなるので読み飛ばしてもらって大丈夫です
略称でスミマセン
【ルリグデッキ】
・エルドラ
出現時2ドローが本当に強い。
毎ターン起動効果を使えるかがカギです。
使い忘れると勿体ないので、ターン1使用済み・ゲーム1使用済みマーカーをそれぞれ用意しましょう。(n敗)
・アシストサシェ
解放派の適応力を発揮するためにはまずはそのカードをデッキから引き込まないと始まりません。なのでレベル1で5枚確認同クラスサーチがとても助かります。
サーバントがない場合はサーバントが有力ですが、すでに手札あるならばボトムの下から3番目に送ってしまっても再度引き直すドロー力がこのデッキにはあります。
レベル2のアシスト追加効果でも上記の場合やイノセントバトル使用後にデッキに戻したサーバントをサーチできるのが強いです。
パワー参照無しでバウンス出来る効果も、12000以上の除去が難しいエルドラデッキにとってとても助かります。
・アシストハナレ
2ターン目の盤面を作る際に、アンやミュウをトラッシュに置いておけば場出し出来るのがとても役に立ちます。グロウコストや手札コストで上記カードをトラッシュに置いておきましょう。
レベル2では盤面除去効果に加えてコストの払いやすい追加防御効果も持っている点が非常に優秀です。
後述しますが、ピースとのシナジーもあります。
・リベレーターフォース
解放派メインのデッキであれば必須枠ですね。
先行1ターン目に使用するのがLBケアとしては一番強いですがこのピースにはもう一つ役割がありまして、エナに入った赤シグニを使用コストでトラッシュに置くことが出来る点です。
エナゾーンにサシェやイオナがあるのに、それをトラッシュに送る手段がなく「トラッシュからシグニの下に置く」効果が使えない場面はよくあるので注意しておくとよいです。
相手や状況次第でエクシード4効果をレベル2の時点で使用することもあります。
・イノセントバトル
ドロー枚数が強みな構築とした結果、デッキの消費速度が尋常じゃなくなりました。
3ターン目で既にデッキ10以下で相手がリフレッシュ狙いでなくとも4ターン目にデッキが自滅するなんて事もあります(笑)
それを回避しつつ、サーバントをデッキに戻してくれます。そして再度ドローすることでサーバントを5回6回と使えるのもとても強いです。
ただし、下敷きにしたい解放派シグニもデッキに戻ってしまう点には要注意です。
それを回避する為、下敷きを持った解放派シグニが除去されてしまう前に使用したり、相手ターンであればハナレアシストの追加効果で場にシグニを出した後で使用すればそのシグニのデッキ戻りを回避することが出来ます。覚えておきましょう。
【メインデッキ】
・フクロウナギ
緩い条件でランダムハンデスが出来るので、相手の手札が6枚であっても積極的に出していきましょう。
4枚採用です。
・赤青ピルルク
トラッシュから解放派を置く効果、盤面を除去できる効果、その両方がエルドラデッキにとっての救世主です。
相手のパワーをマイナスする効果なので、サシェの下敷き効果と合わせて除去範囲が広がる点は覚えておきましょう。
3枚採用、これでも結構引き込めます。ピルルクを盤面に2体並べる動きをしたい場合には4枚採用したいので悩みどころです。(まずはお試しで使ってみたい・出費を抑えたい場合には2枚採用でも大丈夫です)
・アン
非LB枠がカツカツなので、この効果を持ってくれたシグニがLB持ちになってくれてとても助かりました。
4枚採用です。
・ミュウ
アンを4枚採用した上で、2ターン目にこの効果シグニを2体並べる確率を上げる為に1枚採用です。パワーマイナスも結構役に立ちます。
・サシェ
一番の強みだと思います。序盤から複数枚欲しいので4枚採用です。
相手が白単色のような硬いデッキの場合に腐ってしまう事もありますが、その場合にはイオナのアサシン効果のための赤エナになってもらいましょう。
解放派エルドラデッキは手札から下敷きに置く効果の都合上、試合終盤であっても手札にレベル1シグニをキープし続けたいので、不要相手ならば迷わずエナ要因になれるというのも立派な仕事なのです。
・緑子
盤面に出せばコンボパーツを探すためのデッキ回し、下敷きならばエルドラの生命線である手札回復。
デッキの必須枠、ですが下敷きに同時に3~4枚を入れたいという場面は少ないので3枚採用に抑えています。
・遊月
こちらは下敷きに同時に3~4枚入れて一気にエナを焼く!っという動きをしたいのですが、最新弾で多色シグニが増えたことで相手のエナ色欠損が狙いにくく、単色構成デッキも増えたので2枚採用に抑えました。
しかし、遊月は盤面に出した際にパワーが3000を超える唯一のレベル1解放派シグニであり、それが欲しいシーンが何度かあったので採用枚数を増やしたい候補筆頭です。
もしディソナのような多色構成デッキが大会環境に多い地域であれば、4枚採用まで増やす価値は十分にあります。
・アロス・ピルルク
フルハンデスに固執せずともランダムでハンデス出来るのが解放エルドラデッキの良さです。下敷き効果でその役割を序盤からこなしていきます。
フクロウナギ2体+アロスピルルク4枚を盤面と下敷きに揃えることで1ターン6ハンデスも可能ですが、こちらの手札も枯れてしまうのでそこまで無茶して狙うコンボでもないかな、ということで3枚採用です。
・ふたせ
相手の盤面を崩すのが不得意だった解放エルドラに期待の新星。
ハンデスと合わせて相手のエースシグニを削り取っていきましょう。
これまでの解放派レベル1は盤面で活きる効果に乏しいので手札にきたら積極的に前線へ出てもらいます。
序盤から手札に欲しいが下敷きに多数入れたい場面は少ないので3枚採用
・イオナ
期待の新星その2
アサシン3エナは重いかと思っていましたがエルドラの起動効果でエナが貰えるのでかなり使い勝手が良かったです。ラストターンでは確実に使用したい効果ですね、2枚採用。
・INSPIRATION
ふたせとイオナに後攻1ターン目から役割を与えるスペルです。盤面効果と下敷き効果で差し引き+1リソースのコンボが狙えます。
まずはお試しに4枚採用してみましたが、エナ要因という役割以外にもイノセントバトル使用後にデッキから必要なカードを探すためのドロー要因になれたのが偉かったです。
そしてもう一つの役割がライフバーストです。
自分のデッキ構成ですと盤面シグニパワーが低くアシストで守れるのが3点までなので、相手がハンデス対策をしっかりしている場合こちらが先に倒されてしまいます。そこにワンチャンス見出してくれるのがこの2体ダウンLBです。実際大会でも3戦2点止めする大活躍でした。
・ミルルンフェゾーネ
INSPIRATIONを4枚採用なら…使えそう!ってことで1枚採用。
青色シグニでLB枠でありながらパワー参照無しのバニッシュ効果持ち、手札にスペルが無くても下敷き緑子効果でアタックフェイズ開始時に引きに行く運ゲーも出来ます。
ミルルンのおかげで勝った試合もあれば、スペルを用意できず持て余した試合ももちろんあります。ここの採用は好みによるところでしょう。
・ペイラビディソナ
環境対策の為に2枚採用です。
エルドラの起動効果を毎ターン使いたいのにそれを邪魔してくる奴がいます。リメンバメモリアです。能力を消してやりましょう。
序盤では相手のトキユキのようなレベル1白シグニの「常」効果を消すことでサシェラインであるパワー3000に下げてやることが出来ます。
解放派と直接的なシナジーはありませんが、解放派で出来ない役割をこなしてくれるので採用をオススメしたいシグニです。
・サーバント
イノセントバトルで山に戻して再度引くことで、5~6回仕事してもらいます。
7回目を使う場面はあまりないので理論上3枚採用にも出来るのでは…?とか世迷言をほざきながら4枚採用です。
【今回の不採用カード】
・ドーナ
採用したいカードで実際採用もしていたのですが、主な役割が後攻2ターン目のみ、8000シグニを立ててくる対面はリソース削り系デッキが多くコストを払う余裕がない。自身のパワー8000を活かせてやれない構築をしてるという点で現在は不採用にしています。
エナにある赤シグニをコストでトラッシュに落とす役割もあるので欲しいのですけどね。
・赤タマ
下敷きを置く効果でなく、8000バニッシュ効果をドーナから引き継いでくれたら最強だった。
・解放の弾丸
イオナの登場により役割が減ってしまった1枚。
もしミルルンフェゾーネの採用を増やすのであれば復帰もワンチャンスある、かも?
・花代
盤面効果ではピルルクに、LB効果ではINSPIRATIONに採用理由を奪われてしまった娘。
エルドラ・リル以外のルリグで解放派をする場合に活躍していただきましょう。
・カウントダウンヒールズ
相性バッチリのカードではあるのは変わらないのですが、今の構築ですとデッキが持たないのです…
早期決着を狙う型やINSPIRATIONを採用しない型にしたならば再考できます。
以上になります。
長文にお付き合いいただきありがとうございました、何か質問とかありましたお気軽にどうぞ。
※追記 3月23日
デッキの採用枚数を
out ミルルン1 INSPIRATION1
in アロスピルルクDOOR1 遊月DOOR1
として、こっちの方が良い感じで回ってくれました。
理由としましては、
ピルルク…2ターン目に理想盤面を作る際に両アシストとリベレーターフォースも使用するとハンドが超過する為、そのハンドでランダムハンデスを仕掛けるために序盤から引き込みたい。イノセントバトルでデッキ再構築後も引き込みたい為に4枚欲しい。
遊月…エナ焼き、盤面で7000が強いシーンが多かったので。
スペル…3枚でもマリガン意識で後手1に引く確率はそれなりにある。
ミルルン…機能しない場合がある、というのがもったいない。
といった感じです。ご参考に。