食洗機への憧れ2025

食洗機が欲しすぎる。

おう、そうか買えば？

そう単純なことではない。値段は一旦置いておいて(モノによるけど、背伸びすれば多分買えないことはない)、まずデカい。小さいものを選ぶと洗いたいものがハマらない。ある程度の大きさの物を選ぶと場所がない。
詰んだ。
GAME OVERである。
加えて家では私も夫もまあまあ自炊するので、フライパンとか鍋とか、洗いたいデカいものがよく出る。
大人2人と幼児1人の賃貸住宅暮らしだから、いろいろ詰みがちなのだ。

私は数ある家事の中で、食器洗いがあまり好きではない。始めてしまえばまあできるけど、もし「食器洗うのと風呂掃除どっちかやってー！」と言われたら風呂掃除するし、洗濯物も回すし干すし、掃除機も掛ける。そのくらいな苦手さはある。

また、うちにいる2歳ちゃんは親が台所に留まることをあまりよしとしない。「こっちで、あしょぼ？」、「おへや、いこーよー」と可愛く誘ったかと思うと、親の体とシンク前の棚の間に身体を滑り込ませて太ももを全力で押してくる。根っからのパワータイプだ。
まだこんなふうに上手におしゃべりが出来ない頃には、台所に向かうだけでギャン泣きしていた。

食洗機があればなあ……と思ったものだ。
予洗いはいると聞くが、食器を入れてセットして、蓋して働いてくれている間、絵本を読んだり積み木を積んだりボール投げしたりすることができただろうと思うし、今でも思っている。

皿を洗っている間、ほかの家事をしている間、テレビにYouTubeを流して釘付けにさせていると、途轍もない罪悪感が襲ってくるのも、食洗機がほしい理由だと思う。この1分1秒の間、脳細胞が死んでいっているのでは？と思うと居ても立ってもいられないときがある。
1日中つけっぱなしなわけではないし、やめるときは子と相談しながらやめてる(すんなり「おしまーい！」とやめるときと、ワー！と泣いてしまうときはあるが…)ので、気にし過ぎなのはわかっているのだけど。

また、夫はありがたいことに家事をしてくれるタイプの人なので食器洗いも嫌がらずしてくれるが、その間は1人で2歳児ちゃんの相手をしている。
時々疲れてどんよりしてくると、「いいなあこの人は、私がこの子の相手をしてるから家事に集中できて……」などと子どもじみたワガママ心がチクチクと刺してくる。

そんなチクチクも、食洗機があればなくなるのではと思ってしまう。

ここまで書いて思うのは、わたしはだいぶ食洗機に夢を見ている、と思う。
でも絶対手洗いよりは楽だよ……。
欲しいなあ食洗機……。