【そのままパクれる】配信企画の考え方
はじめまして。
Vライバー事務所【Cozy】準備中の"わお"と申します。
事務所テーマは「恒常的に応援され続けるライバー」を生み出すこと。
以後お見知り置きをお願いいたします。
それでは本題に入ります。
この記事では
僕が音声配信アプリで「企画」を考える際に
大切にしていた
「配信企画の考え方」を綴ります。
プラットフォーム問わず
配信者・ライバーのみなさんのお役に立てたら幸いです。
ぜひ、そのままパクってください。
配信企画の考え方
0 配信企画とは?
配信者が雑談を行う「通常配信」に加え、
雑談以外の「楽しませるコンテンツ」を
リスナー様に提供する配信を総称して「企画配信」と呼びます。
僕は「企画配信」における
「楽しませるコンテンツ」の部分を「配信企画」と呼んでいます。
比較的、ほかの配信者よりも
「企画配信」に力を入れている配信者は
「企画配信者」と呼ばれたりします。
「企画配信」のわかりやすい例は
「歌」「朗読」「クイズ大会」「激辛ペヤング食べる」
「ほかの配信者とのコラボ」など。
プラットフォームによっては
「ギフト(投げ銭・スパチャ)○○pt貰えるまで耐久配信」
「フォロワー〇〇人増えるまで耐久配信」などの
「耐久系」企画配信もあります。
ここからは僕が現役時代に「企画」を行う際
大切にしていた考え方を紹介していきます。
1 前提、企画はしなくても良い。
初手でぶち込みました。
紹介しますと言っておいて正反対のことを書きました。
もう書くのを辞めてしまえと思われそうですが耐えてください。
これはずっと思っていることなのであえて先に書きます。
僕はほぼ毎週のように企画を実行してた製造マシンですが
本来、「企画は無理にする必要ない」と考えています。
理由は明確です。
企画配信者は
「特別なことをしないとリスナーが来てくれない配信者」
になってしまうリスクがあるからです。
「企画が楽しみだから枠に行く」
=「ディズニーランドに出かける」と捉えられます。
僕が考える「立派なライバー像」は「ディズニーランド」ではありません。
「腹が減ったから吉野家に行く」「なんとなく暇だからカラオケに行く」
この「吉野家」「カラオケ」の感覚で通える安定したライバーこそが真の一流だと考えています。
そう考えていながら、
僕が企画配信者を続けた理由は以下の通り。
「企画配信者」の成功に、これまでの配信経験の有無や歴は関係ない
PDCAサイクルの回転が明確・分析が行いやすい
自己成長が判断しやすい
工夫次第で伸びやすい
声質や話し方に左右されにくい
配信未経験の自分でも
トークスキルが乏しかった自分でも
人気を得られる最短経路が「企画配信者」でした。
伸び悩んでいる方や、これから本気を出したい方にこそ
「企画配信者」の道を強くオススメいたします。
次に、僕が企画を真剣に考え始めたきっかけをお伝えします。
2 初企画グダリまくった
僕が配信活動を開始して一番はじめに実行した企画は
【人狼コラボ】でした。
配信活動開始2週間目。
アプリ内の大御所8名に声をかけ
がちがちにルールを決めて日程を調整し、人狼コラボを開催しました。
結果は惨敗。
初企画で緊張のあまりか、進行はグダグダ。
なんならその場でルールを変えてしまう始末。
リスナーに不安がられ、コラボライバーに慰められ。
地獄の30分で終わってしまいました。
当時僕は「人気ライバーを集めるだけで凄い企画」くらいの
「配信に対する甘い感覚」で開催していました。
メンバーも豪華。内容もポピュラー。それでも結果は惨敗。
ルールや進行を考えていなかったわけでもありません。
むしろガチガチに考えていました。
単純に「企画に対する考え方」が甘かったです。
はじめの失敗以降、
企画ひとつ考えるときも様々な要素を意識するようになりました。
ここからは僕が「企画づくり」で意識している要素のうち
2つを解説します。
3 まず【捨てるコト】を考える
誰だって最初は「あんな企画したいな。」の思いつきから始まります。
今回は一例で「歌企画をしたいな」と思い立った体で始めます。
さっそく「歌企画」からコンセプトや概要を練って...といきたいところですが、逆です。
企画をつくる際、組み立てる前に【捨てるコト】から考えています。
例えば歌企画の場合。
コラボを捨てる➡ソロでライブetc…
コラボだけど出場者決めを捨てる➡凸待ちor公募etc…
ジャンルを捨てる➡自由なジャンルで曲を歌うor限られたジャンルだけで歌うetc…
進行を捨てる➡リクエストに答えていく・思いつきで進めるetc…
僕はそもそも歌うことが大の苦手(音痴)のため、下記を実行しました。
僕自身が歌うことを捨てる➡歌枠ライバーさん数名にお声がけ
ジャンルを捨てる➡弾き語りとアカペラ、カバーもオリソンもごちゃまぜ
進行を捨てる(任せる)➡15分間を各ライバーさんに丸々司会してもらう
そして生まれたのが過去に二度開催済の【音楽祭企画】です。
ではなぜ、【捨てるコト】から考えるのか。
これははじめて「人狼コラボ」を企画した際の
大きな反省点につながります。
人狼を開催した際、
僕は当日の進行や企画概要、
人狼自体のルールをガチガチに決めて臨みました。
メンバーに参加してもらったDiscordへ、
やたらめったら長文を送り付け、参加者に熱量だけ伝えてしまう荒業。
いざ迎えた当日、グダグダ。
このとき反省しました。
「ガチガチに決めすぎる」と2つの支障が発生します。
とにかく緊張する
ライバー自身の持ち味・自由度が大幅に削がれる
これらの反省点から、
ひとつの結論に至りました。
「いっそガチガチに考えるのをやめてしまえ!」
自由奔放で投げやりに聞こえるかもしれませんが、実態は下記です。
【捨てるコト】は【余白を生むコト】。
先ほどの歌企画の例でみればこんな感じ👇
・【僕自身が歌うことを捨てる】
➡複数の歌枠ライバーさんが歌える余白(時間)を生む
・【ジャンルを捨てる】
➡歌枠ライバーさんが一番輝ける歌を披露できる余白(自由)を生む
・【進行を捨てる(任せる)】
➡歌枠ライバーさんが喋りや性格含めてアピールできる余白(持ち味)を生む
人狼コラボの反省点にあった【緊張】を抑え
【自由度や持ち味】を発揮するチャンスをつくることに成功しました。
この方程式に気づいてから、
企画づくりの第一歩は必ず【捨てるコト】から考えるようにしています。
もう一つ、僕が大切にしていることがあるので書いておきます。
4 【企画の立ち位置】を決める
「企画」といっても、
なんでもかんでも「リスナー様が喜ぶ」とは限りません。
かといって
数打ちゃ当たる戦法で毎日開催を繰り返すのは体力がもちません。
そこで僕はあらかじめ
「この人たちに刺さればいいな」だけ予測して実行していました。
実行前に【ターゲットがいるか確認】と
【何か工夫できないか考察】をしています。
細分化すると下記のようになります。
〈おそらく正しい企画づくりフロー〉
【ターゲット選定】➡【企画考案】➡【テスト・確認】➡【実行】➡︎【分析】
〈直感型のフロー〉
【アイデア】➡【捨てるコトを考える】➡【企画考案】➡【ターゲットがいるか確認】➡【何か工夫できないか考察】➡【実行】➡︎【分析】
【ターゲットがいるか確認】と【何か工夫できないか考察】
どのように行っているか。図にしてみました。
これは僕が企画を完成させる手前で使用しているワークフローです。
ご覧いただくと2つの軸があるのが分かると思います。
縦軸:ターゲットがいるか確認:【成長段階】
横軸:何か工夫できないか考察:【企画の計算式】
先にも書きましたが僕は
「この図を埋めてから企画を考える」
といった器用なことはしていません。
あくまで、
「出来上がった企画をこの図に落とし込めるか脳内で確認」
しています。
縦軸は特に重要です。
【成長段階】とは【リスナーの成長】です。
ビジネス用語でいうと【顧客の教育】というのですが、
あまりにも愛のない単語なので、和らげてます。
【成長段階】は大きく分けると2つ。
「これからファンになる人」「もうファンの人」。
=どちらかに刺さる企画をしているか?の確認です。
①これからファンになる人向けの企画
なるべく大勢の人に伝わる共通言語を利用した企画が主です。
僕の場合は「音楽祭」「雑学王」etc…
②もうファンの人向けの企画
僕のキャラを知ってくれている人だからこそ楽しめる企画です。
僕の場合は「誕生日配信」「対談系コラボ」「声劇」etc…
次に横軸です。【企画の計算式】。
つまるところ「工夫」です。
図に起こしたので下記をご覧ください。
+:企画に要素を足して工夫
-:企画から要素を引いて工夫
×:企画に要素をかけて工夫
正直、横軸はトライアンドエラーの中でどうとでもなります。
僕は「×」を多用していますが、人それぞれかと。
何より事故るのは、横軸ではなく縦軸【リスナーの成長段階】がどっちつかずなこと。
誤りを例えるなら
「イベント最終日に初見耐久する」と近い事態になります。
僕は毎回
「出来上がった企画をこの図に落とし込めるか脳内で確認」
しています。
5 企画づくり終了
ここまでの内容をざっくりまとめます。
余白のある企画ほどライバーが輝ける。
刺さるリスナーが存在する企画をした方がいい。
ターゲットがいるか確認
何か工夫できないか考察
ぜひ新しい企画を実行する際に役立ててみてください。
さいごに
2024年7月中の始動を目標に
IRIAMをメインプラットフォームとしたVライバー事務所
「Cozy」の準備を進めています。
ただいま【第一期生】を30名募集中。
あなたのライバー生活を支援いたします。
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