ブルーボトルコーヒーで一息
サードウェーブコーヒーの火付け役の「ブルーボトルコーヒー」で一息ついて、店員さんとの会話を楽しんできました。
とても気持が良い会話でしたので再現しますね!
入店から注文までの会話
店員さんA:
いらっしゃいませ。こちらにどうぞ。
白とグレーを基調とする明るい店内に足に踏み入れた途端、気持ちよく声をかけていただきました。
店員さんA:
メニューはこちらです。表面が英語、裏面が日本語です。
Cozy:
シングルオリジンをいただこうかな。
シングルオリジンとは、ストレートコーヒー(=ブレンドしていない)の中でも、さらに農園などの細部までにまでこだわったものです。
店員さんA:
はい。いまはホンジュラスのコーヒーです。
Cozy:
それって、ナチュラル?
ナチュラルとは、果肉をつけたままコーヒー豆を天日乾燥させる精製方法のことです。完熟したコーヒー豆の複雑な香味とやわらかさが特徴ですが、好き嫌いが分かれます。
店員さんA:
はい。独特のフレーバーをお楽しみください。
Cozy:
では、それをお願いします。
店員さんA:
店内でお召し上がりなら、カップでサーブしてもよろしいでしょうか?
Cozy:
はい。そうしてください。
店員さんA:
お名前をお願いします。
目の前で丁寧に時間をかけてドリップしてくれます。どことなく昭和の喫茶店のイメージも。
ドリップが終わると名前で呼んでくれます。個人情報保護の時代にどうなんだろう?…という気持ちもしましたが、名前で呼んでいただけると大切にされているという気持ちになりますね!
ドリップ中の会話
…待つことしばし!
ドリップの行程を目の前で見せることによって、これから自分が飲む一杯に特別感が出ますね。
待っている間には、バリスターの店員さんと話をすることができました。
Cozy:
ドリップしている台の下には測りが埋め込まれているんですね。
店員さんB:
はい。全体がシンクになっていて、こうやって凹凸のアルミを渡しているんです。測りとドリップポットを置く場所と洗浄シャワーを埋め込んであるんです。(実際にアルミの板を持ち上げて見せてくれました)
Cozy:
へえ~。その計量カップの手前の五徳のような黒い輪の部分は洗浄シャワーなんですね?
店員さんB:
はい。こうやって計量カップを逆さまにして上から押し付けると、下から水が噴き出して洗浄してくれます。洗浄した水はそのまま下のシンクへと流れていきます。
Cozy:
ほお~。特注のシステムキッチンなんですね!こういうところがシステマティックにできているところってアメリカっぽいですよね。
こうした会話を楽しんでいるうちにドリップが終わり、注文したホンジュラスのシングルオリジンコーヒーが出来上がりました。
コーヒーを味わっている間の会話
コーヒーとレシートを受け取って席へ。
レシートには、私の名前とシングルオリジンの詳細が、”ドリップシングルオリジン/ホンジュラス・サンタバーバラ・アナレティスレイズ”と書かれていました。
席に座って、コーヒーの香と味を楽しんでいると、最初に注文に対応した店員さんがやってきました。
店員さんA:
すみません。ご注文いただいたホンジュラスはウォッシュドでした。申し訳ありませんでした。
ウォッシュドとは、水洗いして果肉も落としてから乾燥させる精製方法のことです。
Cozy:
わざわざありががとう。ウォッシュドでも香味が豊かですね。
店員さんA:
はい。ブルーボトルコーヒーは香味にこだわっています。
Cozy:
サードウェーブコーヒーとしてブルーボトルコーヒーは先駆者ですよね。
店員さんA:
はい。日本では5年前に清澄白河で1号店をオープンしました。
創業者のジェームズ・フリーマン(James Freeman) は、いわゆるセカンドウェーブのシアトル系コーヒーが好きではなかったんです。
コーヒーもフルーツなのでフルーツらしい味わいを追求したいと、クラリネット奏者のキャリアを捨ててブルーボトルコーヒーをはじめました。
店員さんA:
おかげさまでこの5年間で店舗も拡大しましたが、清澄白河でしか味わえないコーヒーもあります。
Cozy:
若い人が活き活きと働いていて素敵ですね。みなさんカッコいいですよね。そのエプロンも!
店員さんA:
このエプロンはデニムメーカーが作っているものです。
研修もあって勉強になります。
店員さんA:
お客さんもあちこちのお店に飲み歩きされるんですか?
Cozy:
吉祥寺が近いのでサードウェーブコーヒー系のお店ではLに行きましたよ。
店員さんA:
Lですか。私も行きました。あそこはなかなか良いですよね。
国分寺のCなんかもおすすめです。
Cozy:
Cですか。今度行ってみますね。
店員さんA:
コーヒーが好きでコーヒーを楽しんでくれる人が広がることが嬉しいんです。
Cozy:
他のお店が競合という感覚ではないんですね。
コーヒーが好きで同じようにコーヒーを楽しめる人が増えることを願っているなんて素敵です!
若い年代のお客様を中心にサードウェーブコーヒーの波を巻き起こす若い店員さんとこんな素敵な会話が持てました。
清々しい気持ちで心身ともにリフレッシュしてお店を後にしました。
※写真は、ブルーボトルコーヒーの関連サイトとpotato-t.comより。