スノースマイルとorbital period
親愛なるあなたへ
まーた喋りたくなっちゃった!
お話聞いてほしくて!
だって心から次々湧き出てくるんだもん!
いつの間にか秋から冬に変わろうとしているね。
あなたはスノースマイルは好き?
私は大好き!
あの冒頭のギターと歌声に心掴まれない?☺️
たんターンタンタン
たんターントテタン🎶
「冬が寒くて本当に良かった
君の冷えた左手を 僕の右ポケットに
お招きするための この上ない程の理由になるから」
あなたは大切な人の左手を右ポケットに招いた事はある?もしくは、招かれた事は?
私はこれしてもらったんだ夫と付き合ってる時
うんと雪の降る金沢の冬にね、
わざわざ「スノースマイルでやってたからやってほしい」ってお願いしたなぁ。
あなたの住む町に雪は振る?
あなたの冬の思い出はなんだろう。
私は子どもの頃は朝早く皆で雪すかしした後に、小高い雪山作ってスキーしてたよ。
大人になってからは通勤前にお湯を車にぶっかけて雪を溶かしてから通ってたなぁ。
このひと手間分早起きしなきゃなんだよね。
うんと雪の降る寒い日、温かい部屋でぬくぬくしながら、窓にピタッと顔くっつけてね、その窓から外を見上げるのすごい好きだった。
北陸の雪って、ふわふわなの。ひと粒ひと粒が大きいのよそれも。
見上げると、上から下に降ってるはずの雪なのに、どんどん自分が吸い込まれるような感覚になって、一瞬トリップしそうになる。ちょっとアブナイ感じ。
こんな遊び楽しんでたりしたよ。
変かな。
今日は私にとってのorbital periodについてお喋りしてもいいけ?
私がorbital periodに出会ったのは大学生の頃だった。
私にとってのorbital periodは、本気で私に誰かと繋がる事を教えてくれたアルバムだった。
ジャケットの星の鳥たまらなくいいよね。
なんて美しいんだろう。言葉は通じなくても、星の鳥には意志があって、誰かの願いや祈りを乗せている気がするげんよね私。
BUMPのマークからこんな物語が生まれるなんて。
ブックレットも最高だよ。
このアルバム、盛り沢山なんだよね。
山崎さん(JAPANの編集長ね)が、曲の多さからジャケットの星の鳥も、ブックレットも、何もかもどこを切りとっても全部ぜんぶ何かを強くつよく語りかけてくるって言ってたけど、本当にその通りだと思った。
ユグドラシルで人間は絶対的に孤独な生き物だと声高らかに歌い上げてくれた藤くんは、そこから今度はあなたと繋がる事を歌ってくれるんよね。とことんそれを伝える事に意識を置いてる。
こんなにもってくらいに。
ヒリヒリするくらいに。
オープニングとエンディング、ユグドラシルやリビングデッドの時から大好きだけど、
ここはより一層最初と最後に奏でる事に強い意味を持ってくれてるよね。独りでいる自分の心に、信号を出して呼びかけてくれてる。私一人にしてくれるから、私の心に響く。そんな感じ。
星の鳥からメーデーに変わる流れとか最高すぎない。いつ聴いてもゾクゾクするよね。メーデーの本当の表情が、アルバムになった時に見えるこの感じ。
一曲一曲について話し出したらまた止まらなくなりそうだから、特に語りたいいくつかについて語ろうかな。
【才悩人応援歌】
これすごく好きなの。タイトルもめちゃいいよね。
私ユグドラシルでも乗車権がむちゃくちゃ好きなんだけど、それとおんなじような好きさがある。伝わるけ?
歌詞的には乱暴かもけど、童謡のような感じすらある。エッジの聴いた曲。「もうどうでもいい」とか藤くんの歌い方好きなの。本当にそう言ってる感あるし。
そして、その耳まで目指す唄 ラララ として歌ってくれるの。ここでもラララなんだよね。
supernovaで手に入れたラララが、またここでも力強く歌われてるよね。
【ハンマーソングと痛みの塔】
これは当時発売されたタワレコ店頭でも、担当者イチオシ曲になってたなぁ。BUMP好きな後輩は、これがアルバムで一番好きだと私に教えてくれた。
裏打ちっぽいリズムで入るのがすごくいい。
難しげなんだけどピタッとハマるこの感じね。
歌詞だけでも読ませるよね。
藤くんの「同じ高さまで降りてきて」の後の「おおおおおお~」のシャウトが本当に降りてる感があるのよ。階段1段ずつ降りてる感じにね。
「そして本当に寂しくなった」からの
「ふいに聴こえたハンマーソング」の
「ハンマーそーぉぉん!」て藤くんの歌い方が大好きなんよね。
この歌でも「みんなアンタと話したいんだ」て。
藤くんの歌詞に出てくるアンタが私は大好き。
【かさぶたぶたぶ】
あなたはこの歌が生まれるサイドストーリー知ってる?もともとは隠しトラックとして作ったんだよ。でも、あまりにも良すぎてね。隠しトラックにしておくにはどうなんだ、みたいな話になって、アルバムの曲になったんだよね。
ちなみに隠しトラックであなたが好きなのはなに?😊
私はもうユグドラシルのO・TO・GA・MEハートと、車輪の唄に入ってる星のアルペジオがツートップだよ。おとがめは、もう歌う前のランキングとかから面白すぎるし、藤くん声良すぎだし笑
星のアルペジオは、なんだか増川くんが切ない切ない。胸がきゅうううてなるんだよね。
おっとまた話を戻さなきゃ
「今日の放課後 ケンカした君の 泣き声に呼ばれた」
泣き声に呼ばれたってのがいいよね。
いつだってBUMPの歌では、涙って、自分の心を教えてくれるたった一つの宝石みたいな意味合いを持つよね。それがあって良かった、あぁやっと会えたね、ずっと君に会いたかったんだよ、そんな感じ。
泣くことを、泣けたね良かったね、うんうんと背中をさすってくれる感じがある。
2008年のホームシップ衛星のライブではさ、かさぶたぶたぶの時、この歌に入る前にチャマが手を叩いてリズムとってくれてね。
ここで会場がみんなあったまってから、あのイントロが入るんだよ。なんか優しくて好きなの私。
【ひとりごと】
すごくすごくすごぉぉぉぉく大好きな曲。
「ねぇ 優しさってなんだと思う
僕少し解ってきたよ
きっとさ 君に渡そうとしたら 粉々になるよ」
冒頭から泣かされちゃうよね。なんだよこの歌詞。
これでしかない。美しい。
あなたは優しさについて考えたことある?
あなたにとって優しさってなあに?
私この時の藤くんのインタビューもすごく好きでね。
正確にはこのひとりごとについてのインタビューじゃなくて、orbital period全体について、スクールオブロックかなんかで話してたくれたやつだったかな。
「よく誰かにプレゼント渡す時ってのがあると思うんですけど。相手は恋人とか家族とかお世話になった人とか色々いますよね。いずれも自分にとって特別な人です。そんな人のプレゼントを探す時間や渡す時すごく僕大好きなんです。一見その人の為に、と思うかもしれないんですけど、プレゼント渡したら喜んでくれるその顔が見たくてプレゼント渡してて、それで僕自身がすげぇ喜ぶワケですよね。だからプレゼントを渡すって、最終的に僕自身が喜びたいからなんですよ。君の笑顔を見て僕が喜びたいから渡す。究極のエゴですよね。これでいいんだと思います。僕が喜ぶ為に自分の為にしてる。嘘がない。信じられる。これがいいんです。」
私藤くんにそう言って貰えてすごく嬉しかったよ。
確か偽善の意味についてのお話で、プレゼント渡す事も究極偽善で。偽善の何が悪いの?いいじゃん。みたいなお話だったと思う。
後にaurora arcの頃くらいには、優しさのマネごとだって優しさだと歌ってくれるよね。
私これもすごく好きなんだよね。
いいと思わない?
自分の為に貴方に優しくする。
私は好きよ。
藤くんがこの公転周期を発見した時、周りのスタッフさん達に「28の頃何してました?」て聞くのが結構ブームだったらしいよ。可愛いすぎる。
私の28はね、夫と出逢った年なんだ。
これ自慢なの。
夫と初めて金沢で会った日にね。
私夫にBUMPのアルバムプレゼントするんだ。
フレームベインからorbital periodまで全部。
もともと夫もBUMP好きでね、会う前の婚活サイトの掲示板のメール(すごいでしょ、当時の婚活笑)
でやりとりで、車輪の唄が好きって言っててね。
でも最近の曲はあんまりみたいな感じだったかな。
私は自分が28になる年に、好きな人にorbital periodを渡せた事が胸熱でね。
夫も長野まで車で帰る道中聴いてくれてね。夫は特にsupernovaが好きって言ってたよ。
私にとってorbital periodって特別なアルバムだよ。
一番ツアーも行ったし、
絵本の読み聞かせもしたし、
夫にもプレゼント出来た。
もっと言うとね、私自分の誕生日を好きな人と一緒に過ごすの、夫が初めてだったんだ。
28歳の時にその夢が叶った。
私にとって本当に初めてを沢山くれた人なんよね。
はぁ~
聞いてもらえてスッキリ!
いつもお付き合いありがとうね。
今日も良い一日になりますように。