選ばれなかった人の歌を歌うBUMP
親愛なるあなたへ。
街中を歩けばあちこちからクリスマスソングが聴こえてくるね。
ねぇねぇ、あのね。
BUMP OF CHICKENがthe pillows（ピロウズ）の曲をカバーしたの知ってる？
「Hybrid Rainbow」て曲だよ。
私これもすごくすごく大好きでね。
pillowsの方の原曲は、アッパーで明るめの曲なんよね。
でも、カバーした方のこれは、藤くんのギター弾き語りから徐々にバンドサウンドに移行する、とってもとってもまたいいアレンジがされててねぇ、私大好きなのよ🥹💕
この頃はまだorbital period も発売されてなかった頃。
藤くんはガラスのブルース以前は英語の歌詞書いてたって言ってたのね。
でも、ガラスのブルースを全部曲を日本語で書いた時に、友達が聞き終わったあとに「実は俺さ…」て藤くんに、自分の悩みや夢、今考えてる事をポツリポツリと話し出すんだよね。藤くんはそれがすごく衝撃だったと言ってるよね。伝わるとはこういうことかみたいな事も言ってた気がする。
こう思うと、その時ガラスのブルース聴いて藤くんに自分の思いを吐き出したその子も本当に素敵だなぁと思うし、その子にも感謝だよね。
でねでね、それとこれとは別で、
私藤くんの英語の歌詞も大好きなの。
それこそ今だとセントエルモの火とかでも英語歌ってくれとるがいね？
セントエルモの火なら
「how far are you?」て歌ってくれてとるよね。
でもあの頃はまだ藤くんの英語の歌詞ってなかったの。
そんな時にこの Hybrid Rainbow だよ！！
サビがね、
「Can you feel?
Can you feel that hybrid rainbow?」
って歌うんだけど、まぁこの藤くんの伸びやかな歌い方とこの発音！！
この伸びやかさは、花の名での
「あなたが 花なら」の「はーーなーーならーー」って広がるような歌い方に似てるんだって。
これ大好きなの！！
あぁそうそう、私花の名はほんとに藤くんのサビの歌い方が大好き。初めて聴いた時は藤くんの喉まで進化しとる！って思ったもん。
ハ行をこんなに伸びやかに歌えるのすごいよね。
すごく透明感があって、どこまでもどこまでも一面花が咲いてる情景が浮かぶんだよ、あのシングルジャケみたいに。そこで私にだけは見えるたった一つの花がある、そんな気持ちになる。
あぁ、話戻すね。ほんでね、
このHybrid Rainbow藤くんの優しいギターと共に始まるんだけど、
サビでこの英語の歌詞を歌う藤くんの歌声がたまらなく好きなのよね。
ほんで、ラストにまた高らかに歌いあげる。
「I can feel.
I can feel that hybrid rainbow.」てね。
ここもすごく好きなの！！
でもね、何が好きって、
pillowsのこの曲を選んでカバーしたBUMPがいいなって思ったの。
この曲サビだけ聴いたらカッコ良さげでしょ？
でも歌詞をじっくり読んだら、選ばれなかった人の歌なんだよ。
それでも諦めきれなくて、まだ限界なんてこんなもんじゃないと歌ってくれるんよね。
初めて聴いた時はすごく胸を掴まれて、泣きたい気持ちになったよ。
大好きな大好きな曲。
今日も聞いてくれてありがとう。