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魔法の料理と失った友達、noteを始めた本当の理由

親愛なるあなたへ

コタツにもぐり込んでうたた寝が似合う季節だね。
なんて言いつつ我が家にはコタツはないんだけども笑

あなたのお家にコタツはあるのかなぁ?

こんな日はゆったりした音楽聴いてまったりしてたいなぁて考えてたら、BUMPの「魔法の料理」が思い出されたの。

だから、今日はこれについて話してもいい?

魔法の料理 ~君から君へ~

魔法の料理はNHK「みんなのうた」の曲としてかかるんだよね。私は新卒で働いてた頃。

魔法の料理最高に優しくて大好き。

藤くんはずっと「童謡が書きたい」ってインタビューで答えてて、それが本当にカタチになったよね。

いつの日かのインタビューで、藤くんは「シャボン玉」がすごいって言ってたよ。
「『風風吹くな』ですよ?これすごくないですか?」て。

私はこの歌詞をすごいと思う藤くんの感性がすごいなぁと感動したの。
確かに、あんなにキレイなメロディーに乗せて、
「風」に「吹くな」って、「吹かないで」とかじゃなくて「吹くな」って。
力強くあって切なくもあって。叶わない願いでもあるような。

魔法の料理がみんなのうたで一般の子育て家庭に流れる場面を何度も想像したんだ私。
きっとあの時、みんなのうたを子どもと一緒に観て、そこで初めてBUMPと出逢うママさんパパさん、そこからBUMPを好きになってく人もいるだろうなとワクワク止まんなかったよ。
みんなのうたが、BUMPを知る入口になる人。
きっとそういう人、居たはずよね。

いつだって藤くんは、BUMPの皆は「一人でも多くの人に聴いて欲しい」と言うよね。
ほんとに一人でも多くの人に届く事を切に願ってるんだよ。

魔法の料理ほんと好き。
「君の願いはちゃんと叶うよ 怖くてもよく見て欲しい
これから失くす宝物が くれたものが今 宝物」

怖くてもよく見ていいんだね。
失くすものだって宝物なんよね。

あなたには、失くした宝物はある?
私はそりゃもう、いっぱいあるよ。
でもその度に、学ぶものがあって、また次に気をつけようって戒めにもなる。

私ね、このnote始めるきっかけも、大切な友達を失ったからなの。

その人がある事で落ち込んでいて、その時にBUMPのニコルの絵を描いてたのね。
私はすぐニコルかなぁ~と思ってたけど言えなくて。
その人と別の人との会話で、それがニコルだと分かって嬉しくて、思わず話しかけに行ったのね。

その時に、高校生の時に藤くんに会った話をしたんだ。
私にとっては、すごく嬉しい思い出であると共に、伝えたいこと伝えられなかった後悔もある思い出なのね。

そしたらその人「藤くんも嬉しかったろうなぁ!」て言ってくれて。

私号泣しちゃった。

もう20年以上前の話なのに、私自分がありがとうのひと言も言えなかったという後悔ばかり持っててね、「藤くんがどんな気持ちだったか」なんて考えた事もなかったんだよ。
藤くんほど、そういう思いを持ってくれる人だと知ってたのに。

その人のおかげで、私にとって後悔もいつもセットであったこの思い出が、一気にキラキラとした宝物になったんだよ。
私にとって、本当に喜びに溢れた宝物となったの。

その人の藤くんへの思いは、私よりもあるんじゃないかと思うほどで、自分以上に藤くんに心を馳せる人に初めて出会った気がして、私は嬉しくて仕方なかった。

高校の頃出会ったBUMP大好きな友達と、長文の手紙を毎日送りあった日々のように、
毎朝早起きしては何千文字もあるメールを送ってしまった。知ってるBUMPの事、思い出されたBUMPにまつわる色々。
その人の返事も待たずに、自分が思いついたら思いついただけ送ってしまってた。

喜んでくれてるとさえ思ってた。
気持ち悪いよね。勘違い甚だしいよ。

その人から言われるまで、傷つけていることに全然気づけなかったの私。

これは私の本当に大きな後悔。
どんなに話せる人と出逢えた喜びがあったとて、自分の一方的な思いばかり聞かされたら、そりゃ嫌になるのは当たり前だよね。

私はその人を傷つけた事を学びに、人に自分の気持ちばなり話すのは辞めようって思った。きちんと相手と同じ温度で会話しようて。人として当たり前すぎる普通のことなんだけどね。普段はそんな事絶対しないのに。
熱が入って見失ってしまってた。

でも心に生まれた気持ちを、文字にしたくて、言葉にしたくて、やっぱり誰かに聞いて欲しいんだよ。

そんな時noteを見つけたの。
ここなら、読みたい人が読んでくれる。

たまたまBUMPで検索した人が私の記事を見つけて、何の気なしに読んでくれて、何かを感じてもらえるかもしれない。

もしくは、BUMPの事全然知らない人が読んで、何かを感じてくれるかもしれない。

私が藤くんと出会ったお話書いた固定記事にね、
この間初めてコメントもらったんだ。
私嬉しくて泣いたよ。本当に届いたんだって。

私には100人の理解者はいらないの。
本当の理解者は、理解しようとくれる人だよ。
たった一人でも私の事を理解しようとしてくれる人が居るのであれば、スキやコメントでその気持ちを伝えてくれるのであれば、私はそのたった一人の為にどこまでも走れる気がしてるんだ。

このnoteを利用しているどこかに、たった一人でいい、そんな出会いを私は求めているんだと思う。

そして私も、誰かにとっての「たった一人」になりたいんだよきっと。

こんな心の内を、あなたに聞いて貰えた事で、私はすごく救われた気持ちになるんだよ。

今日も聞いてくれてありがとう。

良い週末を過ごせますように。

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