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【短編小説】デスノートならぬゲスノート第3話

次の日、出社するといつものように

課長
「おはよう」
「また、今日も同行訪問(開拓活動)するぞ!」

何1つ変わらぬ態度だった。
でも、不倫相手の谷山さんの態度は大きく変わっていた。

朝、喫茶店「サボる」で密会してたのでしょう?!
いつものように伝票は投げる、そして、得意先係全員の前で公開処刑、暴言の連発でした。

元々、気が強くてプライドが高く男好きとは、同僚の先輩が前支店で一緒にその子と仕事をしていて事前に聞いていたと言え、当たりはきつかった。

課長は、その態度を目の辺りにしてても素知らぬ顔でした。
同僚も課長の顔を気にしてか、下を向きモクモクと仕事をしてました。

僕はこの子がいる以上我慢するしかないと心に決め仕事に邁進しました。
ただ、転勤とか考えると3〜4年は我慢しなきゃいけないと。
それから、彼女がいなくなるまで約2年我慢する事になり、殆ど口も利きませんでした。

あとで聞いた話ですが、店舗周辺の担当者が喫茶店のオーナーより、あの日いつものように2人は密会しており、いつもより深刻な顔をして話していたとのこと。
僕が言うまで、2人は2人の事が噂になってる事を知らなかったようでした。

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