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【短編小説】亡き義父がくれた営業係320人の一等賞表彰 第3話
本部からのノルマとは別に数字を達成する為に盛り上げて行こうと言う事で北地区グループ5カ店で競争する事になりました。結果、店の成績に反映すればと言う方針でした。
しかしながら、あと6か月で手狭で老朽化した店舗が移転する事になり、本音で言えば競争どころではありませんでした。
その当時ペアーで組んでいた、定年前の営業係のエリアは事業所が多く既存先もあり、毎月の数字をあげるには苦労してなかったようですが、やる気がなく新規開拓を苦手にしてました。そこでペアーである僕は毎日の新規訪問を自分のエリアそっちのけで回ってました。
ペアーの相手松辻係長
「さすが小林課長代理やなあ!これからも頼むで!」
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