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【短編小説】ドリームジャンボ1億円当選者からの預け入れ 第3話

ご主人

「どんな気持ちで購入って?たまに気が向いたら宝くじを購入して、ジャンボ宝くじは1万円とか10万は当たってるからね!」

 僕

 「1万円でさえ500分の1の確率とか言われてるのに、10万円ですか?サラリと凄いこと言ってますね!」(笑)(汗)

 ご主人

 「でもね、小林さん今回はいつもと違ったんだよ!」
 「それは夜中に寝てたらカッ、キーンと音が聞こえて来たんだよ。それで、今回、1等の当選本数が多いと言われる大阪梅田の第4ビルを選び宝くじを購入したんだよ!」

 「そしたら、2等1億円が当たってたんだよ」

 あとで調べたところ、そこで3本だけ当選したようでその中の1人だった。そして、今でこそ1等の前後賞が1億円で2等が100万なのに、その頃は前後賞が100万で2等が高額の1億円の時代でまさにこの人の為に発売された様なもので、幸運の持ち主だなと僕は思いました。
 また、やはり宝くじの発売数が多いと言われるが、東の西銀座チャンスセンター、西の梅田第4ビル前発売所と言われるゆえん、場所かなともこの時思いました。ちなみに私が当選した1万円もこの第4ビルで購入しました。(笑)(汗)
 今日は僕はいったい何をここにしに来たんだろう?仕事じゃなかっただろうか?、このまま手ぶらで店に帰ったら支店長はカンカンだろうなと脳裏をよぎりました。でも、今日は素直に自分の担当していたお客様が宝くじに当選した事、当選した宝くじを目の辺りにした事、呼んで頂いた事を素直に喜べる自分がいました。
 なので、こちらからは預金預け入れの依頼をしませんでした。
 ご主人

  「小林さんには何かお礼をしなきゃいけないね。何がいい?」
 

  「預金を預け入れして頂ければそれでいいですよ!」
 
 具体的な金額は一切言いませんでした。
ご主人

  「こんな事は経験ないしどうしたらいいか分からない、来週換金行きたいのだけど銀行について来てくれないかなあ?」


  
「1億円を現金で見ることはまずないので現金を用意するように銀行に依頼したらどうですか?」

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