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【短編小説】鰻の寝床かと思われる細い路地裏の住民から数千万円の資産、そして、ドリームジャンボ 第2話

 カードローンが延滞しないように、年金振込があっても最低1万円だけは口座に残すようにお願いしたところ、それ以降一切延滞しないようになったのは言うまでもありません。当たり前の事を当たり前のように言っただけなのに非常に喜ばれました。

西田さん
 「前任者は毎月1万円の積立の集金に来ても1分くらいで帰って行ったよ!カードローン開設の依頼以外、ほとんど会話もした事ないよ!」
 
僕の懇切丁寧な対応を凄く喜んでくれました。ちょっとした事で、こんな事で喜んでくれる人がいるんだと感心しきりでした。この事がキッカケで僕の事を信用してくれたのか身内の事をよく話してくれるようになりました。

 集金にお伺いしたある日の事、西田さんはこんな事を話してくれた。

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