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【短編小説】鰻の寝床かと思われる細い路地裏の住民から数千万円の資産、そして、ドリームジャンボ 第3話

 この鰻の寝床かと思われる細い路地裏にある、ワンフロアが約6畳の3階建ての2階にいつも通され、上がって少し外を見ると意外と明るく一部周りから見えない空間がありました。70過ぎのこの真面目そうな老人が真顔で僕の方を見て言いました。

 「びっくりしたやろ!?狭い家で!小林さんから見えるその場所で、高校生のアベックがたまにイチャイチャしてるよ!」
 思わず想像をしてしまいましたが、エロい事を知れっと、しかもアベックなんて昭和の言葉、今ならカップルといいますが、吹きそうになりました。
 隣で奥さんが頷きながら笑い、僕の顔を見てました。笑いそうで下を向いてました。
 親子でもこんな会話を普通しないなあと思いながら僕は話を聞いてました。
 こうした世間話をしてる中で旅行が好きな事が分かり、西田さんがこんな事を話し始めました。

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