見出し画像

担当Pとしての、天空橋朋花への接し方について


はじめに

自分がミリオンライブと出会って、もうすぐ一年になる。担当アイドルも定まり、コミュも割と読み知識も増えてきた。
ミリオンライブ10周年という節目の雰囲気にあてられ、自分は朋花とどう接するべきなのかを考えたので綴っておく。

注意事項
・基本的に「朋花」と呼び捨てします。理由は後述。
・あくまで新人Pが浅い知識で勝手に考えたものですので、ご理解ください。

「天空橋朋花」という人間について

朋花との接し方を考えるにおいて、まず彼女がどんな人間なのかという解釈をはっきりしておこうと思う。
天空橋朋花は、自らを「聖母」と名乗り、周囲の崇拝の対象としている。[Sister]覚醒前カードを見るに、おそらく幼少期からそのような存在として自身を認識していたのだろう。

Sister 天空橋朋花


実際、アイドルになる前から彼女の周りには彼女を慕う人間が多数集っていた。「天空騎士団」なる組織が出来上がるほどに。
だから、朋花は自分を「聖母」として規定している。「聖母」としての役割、責任を自分に課している。周りもそれに従って接している。
それはそれで、本人の本当の希望なのだろう。周りに必要とされ、偶像として生きる。
今までそうして生きてきて、これからもそうして生きていくつもりなのだろう。

アイデンティティの確立

だが、自らを「聖母」として生きる、それは15歳の少女には重すぎる、そしてある意味歪んだ生き方なのではないかと思う。
多数のファンに愛を注いで生きる。それはアイドルとしては特段珍しいことではない。しかし、朋花と「子豚ちゃん」の間には「アイドルとファン」とは違う関係、絆があるように思える。
そもそも、朋花がアイドルになったのは信者たる子豚ちゃんたちのためである。アイドル活動の過程でできたファンではなく、そもそもの自分を慕っている人たちである。だからこそ、そこには「アイドル」、「ファン」以上の関係性がある。
そして、彼女はそれを自分のアイデンティティとしているのだと私は思う。「皆に慕われる聖母」、そのような存在として自分の型を作っている。
それは対外的な関係に偏っていて、不安定な存在だ。
15歳、中学三年生、ちょうど思春期真っ只中の時期。青年期には、人は自分が何者であるか悩み、社会の中での立ち位置と「自己」を確立する(自分は専門家でもなんでもないのであまり偉そうなことは言えないが)。
そんな時期に、朋花は自分の役割を完全に定めてしまっている。自分がずっと続けてきた「聖母」として。それは周囲との関係ありきの存在であり、とても脆い。子豚ちゃんとの関係を変えてしまう出来事があったときに、彼女のアイデンティティは崩れ去ってしまう。

プロデューサーとしてできること

だからこそ、プロデューサーとして彼女にしてあげられることは、他の子と同じような態度で接してあげることだ。コミュのなかで、他のアイドルに対するのと変わらない様子で接してくるPに対して「あなたは変わった人ですね」といった発言をすることがある。
だがそのように接することに対して不快感はない、むしろ「変わっていて面白い」と感じているように思う。それこそが重要なことなのではないか。
プロデューサーや仲間のアイドルから「聖母」としてではなく一人の人間として接してもらう、それこそが彼女が「天空橋朋花」という自己を構築するうえでキーになることだと思う。
[BlueMoon Harmony!]では、同年代の静香と笑顔で会話している様子が見られる。こうした「素」の姿もまた、「聖母」の姿と並んで「本当の天空橋朋花」だろう。

BlueMoon Harmony! 天空橋朋花


自分を「ただの友達、仲間」と見てくれる存在は、彼女にとってとても大切なものだと思う。そしてプロデューサーは、そんなアイドルたちとは違った役割を持っている。
朋花は「天空騎士団」として年上の人々を従えているからこそ、自分と対等な立場にある身近な大人は貴重だ。そんな人がいるからこそ、「聖母ではない自分」へ意識を向けることができる。聖母一辺倒ではなく、人間として「天空橋朋花」を作ることができる。
だから、単に「朋花」と呼びたい。特別視をせずに、ただ一人の少女と接するために。
聖母という役割を抜きにした自分を見つめることで、人として成長できるのではないか、それによって深みや魅力がより引き出せるのではないか思う。

おわりに

こうして「アンチ聖母」のようなことを書いてきたが、聖母というのも朋花とファンの大切な関係で、確かに彼女自身であると思っている。
だからこそ、朋花には自分自身を見つめなおしてほしい。そのためにプロデューサーとアイドルは「普通に」接してあげることが大切だとして締めようと思う。

せっかくの節目なので、初めてこのようなまとまった文章を書いてみました。拙く読みづらいものだったと思いますが、読んでいただきありがとうございました。
朋花は複雑な子だからこそ、こういったことを考えてみると面白いですね。担当アイドルと自分の関係を考えてみると、改めて担当への理解が深まる気がします。おすすめです。
考えたらぜひ書いてアップしてください。読みたいので。
それでは改めて、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?