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あなたはどの石橋タイプ?

「鳴かぬなら鳴かせてみよう、ホトトギス」「鳴かぬなら鳴くまで待とう、ホトトギス」というように、人の性格を表す言葉についてパートナーと話していたら、意外にも「石橋を叩いて渡る」にも様々なタイプがあることが判明したので共有したい。
現在、12種類の石橋タイプを発見したので、下記に列挙する。

1.石橋を叩いて渡る
もっとも常識的なタイプ。その慎重さと確実な任務遂行能力で周囲の評価も高く、信頼も厚い。計画を必ず実行に移せる。時間はかけるが、その分クオリティも高い。急かされるのが苦手。

2.石橋を叩かずに渡る
造られているモノを信頼する平和主義者。既存の制度に甘んじている穏健派。警戒心がないためとっつきやすいが、利用されやすい。周囲から大切に思われて育ったので、疑う心を知らない可能性も。

3.石橋を叩いて渡らない
慎重すぎるがゆえに渡ることをやめるタイプ。計画することは好きだが実行力がない。あるいは実行することには興味がない。旅行の計画や行先、新規事業のアイデアをやたらストックしている。

4.石橋を叩いて壊す
あまりにも用心深すぎてうまくいかないタイプ。人間不信。過去にトラウマを抱えていたり、家庭不和などが原因で正確な石橋の構造が分かっていないことが多い。交渉での余計な気づかいや藪蛇の質問により、関係性を壊したりする。極めると、もはや壊すことを仕事と勘違いし始め、ゆくゆくは壊すことが快感になる。

5.石橋を壊しながら渡る
強引さや勢いでなんでも乗り切っていくタイプ。引継ぎを無視して仕事をする、説明書を読まずにイケアの家具を組み立て始めるなど。
自分は渡れるので問題ないが、後からついてこれる人がいなくて孤独になる、あるいは超カリスマとしてあがめられる。足場が不安定なので常に余裕がない。だいたい声がでかい。

6.石橋の横を泳ぐ
石橋の存在を知りつつも、歩いて渡りたくないタイプ。アイラブ・マイルール。水の方が落ち着く。あるいはやんちゃ。人と違うものが好きな傾向。魚やきれいな石などを見つけて喜んでいる素朴な人。人込みが苦手。

7.新しい石橋を建てる
自分のこだわりが強すぎて、既存の石橋を渡ることができない。行先は同じ対岸であるが、意匠を凝らした美しい石橋を渡ることに喜びを感じる。あるいはすでにある石橋の堅牢性を疑っているため独自に立て直す。
新しい石橋を渡るときに独自の税を課したり、人数制限をすることがある。実はその管理の方が目的だったりする。

8.石橋を愛でる
渡るかどうか、叩くかどうかはさておき、石橋を愛でて楽しむタイプ。評論家、批評家、オタクに多い。発見した石橋を独自にカテゴライズして持論を生み出す。推し石橋について尋ねると日が暮れるまでしゃべり続ける。

9.石橋について考える
渡るかどうか、叩くかどうかはさておき、ひとまず石橋について深く考えるタイプ。図書館が好き。ネットサーフィンをしていると一日が終わる。
極めると、自分を悩ます石橋の存在を勝手に憎み始める。しかし考えることがやめられない。(誰も考えろとは言っていないのだが。)

10.メタバース上に石橋を作って渡る
現実よりも仮想空間の滞在時間が長いタイプ。すぐに仮想空間や仮想通貨の話をしてくる。横文字を多用し、話しているとだんだん自分もメタバースにいるかのような気分になってくる。「現実では不可能なことが、メタバースなら可能になるのです」が口癖。確かにメタバース上では石橋だけで地球を一周できるだろう。

11.石橋を見ている
存在は知っているが特にわたる必要もないので見ているだけのタイプ。石橋を渡る数々の人を見ていたり、応援したりしている。自分は渡ったことがないので経験者には謙虚。石橋を渡った体験談だけをやたら聞くので、渡ったような気になっている。

12.石橋よりハンバーグが好き
石橋を渡る気がないタイプ。石橋に気づいていない可能性もある。何を考えているのか分からない。アイラブ・マイワールド。石橋にも対岸の世界にも興味がない。石橋を渡ってきた人がくれるおやつには興味がある。


もし新種の石橋タイプが判明したらご連絡ください。

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