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池袋のほろ苦い夜:単身赴任妻との偶然の出会い

池袋でのほろ苦い出会い

今日はちょっとほろ苦い体験をシェアします。

場所は 池袋駅西口の駅構内
R大方面に向かって歩いていた 30代くらいの女性 を発見。
「仕事の帰りですか?」と声をかけると、ちょっと驚いた表情 で「は、はい」と反応。

会話を進めると、エステ関係の仕事 をしているらしい。
なるほど、美意識が高そうな雰囲気
ちょうど目の前に スタバ があったので、「よかったらどうですか?」と誘うと…

「さくらのフラペチーノ飲みたい!」

意外とノリが良い。これはいけるかも?

既婚者だった…!?

フラペチーノを楽しみながら会話を深めると、
彼女の口から意外な言葉が飛び出した。

「旦那、単身赴任なんです。」

…え? 既婚者!?
一瞬、心の中でブレーキを踏む。

ただ、彼女は終始 軽いノリ
「一人でご飯食べるだけだから、たまにはこういうのもいいかなって」

スタバを出た後、「もう一軒どう?」と打診すると、
「えー…」と少し考えた後、

少しなら…

OKの返事

まさかの涙

次のお店で お酒 を飲みながら話していると、
彼女がふと 遠い目 をしながら言った。

「この前、電車で子供が泣いてて…
お母さんがすごく怒ってたの…」

そう言った瞬間、ぽろぽろ… 涙がこぼれる。

え、どうした?
急な展開に戸惑う俺。

どう反応したらいいかわからず、ただ手を取ってじっと待つ。

彼女はしばらく泣いて、そして小さく「ごめんなさい」とつぶやいた。

勇み足の反省

その後、ラストオーダーとなり退店。
「じゃあ…」と手を差し出すと、彼女もそっと手を重ねた。

この先、進める…?

と思った矢先、彼女はハッとした顔 になり、
「あ…ここで失礼します」と小さくお辞儀。

どうやら 自宅近く だったようで、
一気に我に返ったみたいだ。

解散後、帰り道を歩きながらふと思う。

ちょっと勇み足だったかな…

学びのある、ほろ苦い夜 だった。

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