17 PowerPointでつくれる医療イラスト:素材探しに困ったら #図解のつくりかた
前回、PowerPointの「図形」機能の組み合わせで絵をつくることを紹介しました。ここでは、PowerPointでつくる絵・図解の実例をいくつか紹介します。
最初の2つは、つくりかた(図形の分解図)もつけました。どんな図形を組み合わせているかの参考に見てください。
人体
つくりかた
医療従事者・医療シーン・医療物品
つくりかた
着せ替え人形みたいに、人物に個人防護具をつけたり外したりできます。
聴診器
デジタルコンテンツ用のGIF動画
イラストにGIFで動きをつける例です。GIFのつくりかたはこちら
(GIFの動きが表示されるでしょうか)
個人防護具を脱ぐ順番
使用後の個人防護具は汚染している
サージカルマスク・N95マスクのちがい
スイスチーズモデル(概念図)
啓発スライド・ポスターなど
米CDCが推奨する新型コロナ対策チェックリスト
「よく眠る 人ごみ避ける 手を洗う」
「マスクの使い方〇と✖」
「デマ・便乗商品を広めない」
まんが
枠をつければ、マンガにすることもできます。
PowerPointで絵をつくるメリット
PowerPointでつくる絵・図解の実例を紹介しました。
(医療系の編集の仕事をしているので、医療のものがメインになっています)
PowerPointで絵をつくるメリットです。
・一度つくった絵は、コピーすればほかの場面にもアレンジして使える
・フリー素材より、自作するほうが伝えたいことを表現しやすい
・自作であれば、利用制限(著作権)を気にすることなく使用できる
・Illustratorなど専門的な描画ソフトが使えなくても、素人でもデジタル絵をつくれる
・少し練習して、慣れれば早くつくれる(フリー素材を探す手間が省ける)
おわりに
プロのデザイナーやイラストレーターのようにはうまく描けませんが、図解で「伝えたいことを伝える」ためのシンプルな絵であれば、PowerPointでじゅうぶんつくることができます。
誰でもいろんな「図解」がつくれることを紹介したくて書き始めたこのマガジン。図解をつくれると、ウェブサイト、eラーニング、SNS、プレゼン用スライドなどさまざまな記事づくりに役立ちます。皆さんの図解づくりの参考になればうれしいです。