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ソーシャルレンディングと不動産クラファンの違い

こんにちは!
COZUCHIライターのトニーです。

今回は、「不動産クラウドファンディング(不動産クラファン)」とよく比較される「ソーシャルレンディング」との違いについて調べてみました。


ソーシャルレンディングとは

「ソーシャルレンディング」とは、投資家の皆さんから集めたお金を企業へ貸すことで、その返済から得られる利息の一部を投資家へ還元する仕組みのことをいいます。

企業が事業を続けるうえで資金調達はまず必要ですが、まだ事業としての実績がないベンチャー企業などは社会的な信用力が弱く、銀行はお金を貸してくれないことが一般的です。

また、大手企業は銀行からたくさんのお金を借りられますが、事業を拡大したい場合はさらにお金を集める必要があります。

このように、資金を集めたい企業とお金を増やしたい投資家をマッチングさせるのが「ソーシャルレンディング」です。

ソーシャルレンディングは「企業の未来を応援する」

「不動産クラウドファンディング」と「ソーシャルレンディング」の大きな違いとして、まず集めたお金の使い道が違います。

「不動産クラウドファンディング」は不動産を取得するために集めたお金を使うのですが、「ソーシャルレンディング」は集めたお金を企業に貸します。

そのため、「ソーシャルレンディング」の商品(ファンドのこと)の内容を見てみると、

「○○プロジェクトへの出資に利用します」
「○○事業における事業資金に利用します」

とお金の使い道が書いてあります。

ソーシャルレンディングは企業が成長するための投資といえます。

一般的なソーシャルレンディングのリスクとして挙げるならば、お金を貸している企業の業況が悪くなり、返済できなくなってしまうこと。

いわゆる最後は倒産です。

過去ソーシャルレンディング業界で起きた事故として、公表していたお金の使い道以外で利用し、その結果返済が難しくなって投資家に損失を出してしまった、なんていう不祥事も実際にありました。

投資するお金は何に使われるのかお金を貸した企業はどんな会社で将来性はあるのか自ら確認し、「企業が返済できなくなるリスク」があることも承知のうえ、投資するか判断すべきでしょう。

不動産クラウドファンディングは「都市を再生させる」

一方「不動産クラウドファンディング」は投資家から集めたお金で不動産を取得し運用することで、都市を再生させる役割を果たします。

不動産はそれぞれ背景があり、様々な人たちの想いがあるゆえに売却や建て替えが難しいケースがあり、新たな開発が進まないことが往々にしてあります。

例えば、親が亡くなり相続が発生することで、兄弟姉妹それぞれに不動産を所有する権利が移るケース。

1つの不動産を複数人で所有している場合、不動産一体としては全員の合意がないと売却・処分ができなかったりします。

今「空き家問題」が騒がれていますが、高齢化で相続が今後頻繁に発生することが予想される日本では、不動産の有効活用がうまくできず、街づくりが進まないことが増えるでしょう。

不動産クラウドファンディングに投資家として参加することで、街が良くなり、もしかしたら近所にオシャレなショップが出来て、今以上に便利で心地いい生活が送れるかもしれません。

不動産クラウドファンディングでは、利益を大きく分けると次の2つとなります。

①インカムゲイン(定期的な賃料収入による利益)
②キャピタルゲイン(不動産を売却して得られる利益)

一般的に不動産クラウドファンディングの成果はこの2つしかないため、投資初心者の方も結構わかりやすいかもしれません。

リスクとして挙げるなら、投資対象の賃貸物件が空室になってしまったり、想定された価格で売れなかった場合投資家が損をしてしまう可能性があります。

このリスクに対しては不動産クラウドファンディング独自の、一定割合の損失は事業者側が負担する「優先劣後方式」なんていう投資家の安全性を高める制度がありますので、ぜひチェックしてから不動産クラウドファンディングを始めてみて下さい。

まとめ

「ソーシャルレンディング」と「不動産クラウドファンディング」は同じ仕組みとして見られがちですが、「企業に貸す」のか「不動産を取得する」のかお金の使い道が異なり、それぞれ目的が違います。

ソーシャルレンディングとは違い、集めたお金で一般的な不動産事業者も手が出しにくい有名不動産に投資できる点は、不動産クラウドファンディングの面白さの一つかもしれません。

先日COZUCHIでは、投資家から不動産クラファン業界初となる36億円の出資金を集め、東京の代々木公園徒歩1分の好立地の不動産を取得し、都市の再生を進めています。

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