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学習支援は答えを教えない

 小中学生への学習支援で得た知見を基に

色々書き始めて190回目になりました。

 また、2021年03月15日から

毎週連続投稿を始めて187回目です。 

 学習支援は答えを教えない!
なぜでしょうか?

 学習支援に集まる生徒の中には、
宿題のワークブックを片付けるのに
添付されている解答例をそのまま書き写す事例が見られます。
 そんなことをしては、何も学習効果はない!

どうしてかというと、「学習」は、結果が大事ではなくて、
解答に至る過程で、何をどう考えたかが大切だから。
 考えることで、設問をどう捉えるかが解ってくる。

 ということです。

往々にして
短時間で学習効果を上げる方法に
既存の決まり事や、算数の公式を覚えさせる方法をとりがちですが
これでは、「なぜそうなるのか?なぜそうなったのか?」
がわかりません。
そのために、問題を少し変形させると
もう答えが見つからないということになります。
それに対して、原理や原則といった
基本的な理由から考え始める癖がついていると
大体の変化には対応できます。

そうした理由で、
学習支援では、いきなり答えを教えはしません。
むしろ支援者も一緒になって考え
なぜそうなるのかを探り当てます
もちろん、探り当てるのは常に生徒自身
そうすることで「EUREKA!」現象が見られます。
そしてこうした経験は忘れることが少なく
次の難問にかかった際に
もう一度、あの時の経験を蘇らせてくれます。

保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ


 生徒が何かに気づくその瞬間に立ち会えるのは
学習支援をしていて、やりがいを感じます。
同時に、生徒にとって、
その気づきを、どう受け止めるかが大切になってきます。

あまりにも正解を求めすぎる問題だけだと
なかなか、そんな機会が得られにくいのですが、
よく考えると、
気づきのチャンスは、
どこにでもあって、
要は、それに気がつけるように仕向ける蚊だけではないか
そんな気がしています。

そのような機会を与えることができるのは
生徒に一番近い存在のあなた方です。
生徒との関係性が成立している皆さんは
生徒の嗜好や、
どんなことに興味を持ちやすいかとかの
具体的な事例や手段・方法を見つけやすい立場にいます。
 
 良い相談相手として、また善き話し相手として
生徒の身近にいてくださることを、願っております。

06.NOV.2024.ARAI