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好きなことからやってみよう


 小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて188回目になりました。
 また、2012年03月15日から
毎週連続投稿を始めて185回目です。

 今日は最近の学習支援からのお話。

 体育会系のバレーボール部活動に夢中の生徒が
最近、部活の担当教諭から部長に指名され大張り切り!
でも、部活疲れのため学習支援の場では何もできない
そんな状況が続いていました。

 ところで今日は、
図書館から3冊のバレーボール指導書を借り出し持参。

 「三日後に、バレーボールの地区大会があって、
部員の動きが鈍いんで、どうしたらいいか。
 それで、借りてきた本に書いてあることと
一人一人の問題点を照らし合わせて、
明日の練習で、しっかり説明するんだ!」
との事。
見ていると、ポストイットに一人一人の名前を記入。
しかも、各人の問題点該当ページに貼り分けている。

 「すごいね!みんなの問題点を記憶してるんだ!」
「だって、部長でしょ!これくらいしないとね!」
「すごいじゃん!メモを見ないで覚えてるなんて!」
「えへへ」
「という事は、ここで何もしないのは、疲れてるだけ?」
「うん。お腹が空いて、ボロボロ!」
「そっか!やればできるんだ!」

 話はこれだけ。
 でも、こうしたやり取りがあった日は、
ニコニコしながら帰っていきました。

 そう、何か一つでも「自分はできる!」
と感じてくれれば、後は、その気持ちを伸ばすだけ!
 きっかけは、生徒の行動の中に潜んでいる。

 次の学習会が楽しみです。

保護者の皆さんや 子どもたちの教育に関与している方々へ

 生徒は、色々な面で大人の影響を受けています。
 と同時に、自分ができることには、貪欲です。
 でもそれが、いきなり学習には結びつかないようです。

 今回の生徒のように「やれば自分にもできる!」
という事に気が付いてくれれば、
それを、「学習」の結びつける方法はいくらもあります。

 どこできっかけを見つけるかは、
皆さんの生徒への対応状況にかかってきます。

 生徒に一番近い存在で、
生徒との関係性が成立している皆さんは
生徒の嗜好や、
どんなことに興味を持ちやすいかとかの
具体的な事例や手段・方法を見つけやすい立場にいます。

 善き話し相手として、また良き相談相手として、
生徒の身近にいてくださることを願っております。

14.OCT.2024.ARAI