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熊野古道伊勢路完歩を目指して④
今回記載する部分
今回は、いよいよ女鬼峠を書きます
前回までの振り返り
①では夜明け前の滝原宮で集合して、JR滝原駅から多気駅で乗り換えてJR田丸駅で降りたところまでを書きました 熊野古道の説明が中心となりました
②ではJR田丸駅から石佛庵までです磁石橋、はせ街道 熊野街道 分岐点道標、石佛庵を書きました
③では石佛庵を出た後、女鬼峠の入り口までを書きました
女鬼峠
いよいよ女鬼峠に入ります
ワクワクした気持ちをおさえ、神聖な気持ちになるのが入り口です
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女鬼峠の看板の横にある道標は、情報の宝庫です
万が一ケガや体調が悪くなったとき、どのくらいの位置にいるかわかれば、連絡もしやすいと思います
トイレの情報もQRコードが付いていました
轍跡
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昔、荷車(大八車)が通った轍跡が今でも残っているのを見ることができます
その周りに苔むす感じが私は好きです
歴史と浪漫を感じました
元々轍が好きなので、歴史ある轍を見ることができてとても嬉しかったです
通り過ぎたくらいに轍跡と書かれている表示を見つけました
石積み
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石積みが綺麗なと思ってたら表示がありました
綺麗な石積みは撮り損ねましたが少し石積みが残ってるところで撮影できてよかったです
おそらく野面積みだと思います
熊野古道伊勢路には野面積みの綺麗なところが多く残っています
切り通し
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女鬼峠は石墨千枚岩を掘割って通した峠道です
当時の掘削技術を考えると、かなりの難工事であったようです
竹林もあり、茶屋跡の風情も感じられました
昔、茶屋で必要な道具、食器、箸等を竹で作っていたため、茶屋跡には今も竹林が残っているところが多いのです
如意観音像
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名号碑と如意観音が祀られています
全て南向きに祀られていました
中央の高さ53cmほどの如意観音はかなり古いそうです
祠の中には高さ140cmほどの如意輪観音が祀られています
右側の名号碑には南無阿弥陀仏と彫られています
名号とは、仏の名のことで唱えると一切の罪、災いから逃れられるといわれています
江戸道
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女鬼峠の入り口付近も江戸道があり、少し歩きました
その後、如意観音像の近くにも江戸道があり、少し歩きました
熊野古道には、江戸道と明治道があるところが多いです
江戸道が少しずつ発掘されているので、これからも楽しみです
シダ
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熊野古道にはシダがたくさん生えたところが多いです
女鬼峠も少し薄暗いところが多く感じられました
シダが綺麗なと思って撮影した一枚です
女鬼峠を降りて
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女鬼峠を下ってしばらく歩くと、国束観音道道標がありました
女鬼峠相鹿瀬側看板もありました
相鹿瀬はオウカセと読むそうです
ようやく降りて安心するとともに、素敵な峠だったなと思いました
今回の振り返り
今回は、女鬼峠を書きました
轍跡、石積み、切り通し、如意観音像など見所の多い峠でした
次回は昼休憩で立ち寄った景色と苔が綺麗なお庭を書いていきます
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