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世界初、ヒメナデシコの化粧品原料化に成功!5年の試行錯誤の末に誕生した自社開発の原料ができるまで。

2月の新商品発表会にてご紹介した、四季に合わせて使い分ける4種類の美容液オイルシリーズ『雪月風花(せつげつふうか)』。今回の商品リニューアルを機にCoyoriはあることを決意。それは、Coyori自ら原料開発にチャレンジをすること。そんなチャレンジで誕生した原料、ヒメナデシコエキスには構想期間5年と様々なハードルがありました。

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世界初!化粧品原料化に成功した『ヒメナデシコ』


“ナデシコ”と聞いて馴染みのある名前だな、と感じた方も多いのではないでしょうか。ナデシコの花は日本でも古くから自生し、数々の和歌や文学にも登場するなど日本人に親しまれてきたお花です。

この度、Coyoriが世界初の原料開発に成功したのもそのナデシコの1種。
『ヒメナデシコ』です。

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『ヒメナデシコ』は一輪直径1センチほどの小さくてかわいらしいピンク色の花を咲かせるのが特徴。秋に植付を行い冬の寒さを乗り越え、暖かくなる5月〜7月に花を咲かせます。

愛らしい見た目と反して、春から夏の紫外線が強く過酷な時期に花を咲かせ、厳しい冬の寒さも絶えしのぐ暑さにも寒さにも強い花なのです。

そんなヒメナデシコの化粧品としての肌への効果は、非常に多くの女性を悩ませているシミ・くすみの元であるメラニンを「生まない」「育てない」という「wのメラニンブロックケア」の働きでした。

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肌が紫外線ダメージを浴びると、肌を守るためにチロシナーゼに働きかけメラニン(くすみの元)を作り、肌は茶色くくすんでいきます。このチロシナーゼにヒメナデシコ花エキスが生成を抑制することでまず、シミ・くすみの元であるメラニンを「生みださない」状態に。

さらに、メラニンが黒く見えるように育つメラノソームの熟成化をブロックすることが期待でき、メラニンを「育てない」ように導いてくれます。

多数の女性を悩ませている紫外線ダメージによるシミやくすみ。そんな悩みに対応するような原料の開発に成功したのです。しかし、一言に“化粧品原料開発”といえど、それは決して簡単な道のりではありませんでした。

日本植物の可能性を信じて。走り出した2015年

今から5年前の事。
Coyoriは新たなチャレンジをしようと準備を進めていました。それがCoyori完全オリジナルの「本当に効果のある化粧品原料の開発」です。

取り組むきっかけとなった出来事は、ごく自然なものでした。日々、こだわりと愛をもって自然素材を栽培されている沢山の生産者様とお会いし、お話を伺う中で

「植物には私たちが想像もしなかった能力が秘められている」
「調べていないだけで、もっと美容に効果のある化粧品原料がありそう!」

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そう考えたのがCoyoriオリジナル化粧品原料の開発のスタートでした。

ですが、世間で販売している化粧品の原料開発は「化粧品原料専門の会社」が行っているケースがほとんど。これら原料メーカーは多数の化粧品ブランドへ原料の提供を行っています。Coyoriもその中から効果のある原料を選定し、使用していますが、製品としての独自性・効果を追求するにはいまひとつ、物足りないようにも感じていたのも事実です。

国産自然素材にこだわり続けてきた私たちだから。
自然派エイジングケアブランドを追及する私たちだから

まだ知られていない新しい植物を原料化してこそ「Coyoriがやる意味がある」

そんな想いをきっかけにCoyoriが独自の化粧品の原料を育て、原料化し、自分たちの化粧品に配合を目指すという珍しい挑戦が始まったのです。

立ちはだかる壁に四苦八苦・・・

様々な文献を調べたり、植物学者の方などプロフェッショナルの方にお話しを伺いながら、約5万種類の植物の中からたった5種類の植物を選択。

図書館

新たな原料開発は、効果が発揮できそうな植物を実際に育てるところから始まります。約5万種類とある植物の中からあたりをつけて選んだ植物が実際にどんな効果があるのかは実際に育ててみなければわかりません。

それは・・・
「砂漠でダイヤモンドを見つけるようなもの」
といっても過言ではないほどのことです。

ですが、自然はそもそも不確定で未知な存在。植物名などは情緒的観点でも「気持ちが豊かになるようなものがいい」という心持ちの元、化粧品業界では異例の考え方を持って新たな植物原料の開発に取り組み始めました。

化粧品原料を開発に初めてチャレンジするCoyoriは

この辺りが原料化したら面白いんじゃないか?
この植物の名前は日本っぽくて素敵だよね。

そんな風に選定した5種類の植物をCoyoriメンバー自身の手で、植え付けを行いました。

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はじめは植物を育てること自体にも苦戦。5種類の植物を栽培しましたが、まず栽培できたのがヒメナデシコともう1種のみ。

またその2種も生産量がなかなか増えず、栽培方法を試行錯誤する日々。栽培を開始して、花を咲かせてから化粧品に配合できる量になるまでさらに3~4年の月日がかかりました。

原料を育てることの難しさは覚悟の上でしたが、それ以上にこれまでお付き合いをしてくださった生産者の皆さんの苦労を肌で実感する機会となりました。

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さらに効果を高めるための追及

ようやく育ったヒメナデシコですが、実際に「wのメラニンブロックケア」の働きがある他、研究を進める中でもうひとつ大きな発見がありました。

それは「茎と花全体よりも、花のみから抽出したほうが効果が高い」ということ。

より効果を高めるためには花のみから抽出したエキスを使用する必要がありました。しかし、この茎と花部分の分別作業が手作業でしか選別できないことが問題として挙がったのです。

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はじめはCoyoriスタッフも総動員で花と茎の部分の選別にあたっていたのですが、原料にするのに十分な量を選別するには非常に難易度が高くなっていきました。

そこで、選別作業にご協力をいただける会社さん探しを開始。
Coyoriではこの作業を、「社会福祉法人 あした作業所さま」にお願いをすることにしました。

障害をお持ちの方が自立した生活を営むことができるよう、企業から仕事を受けてくださる作業所です。

小さな花と茎をより分けていく作業はとても難しく時間がかかるのですが、あした作業所さまは手作業でありつつも高い品質と作業スピードを保ってくださいます。

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「長時間集中力を保つのは大変ですが、こういった細かい作業が得意な方がいらっしゃいます。そういった方の個性を活かしお願いしている」と責任者の角田様。

実際に作業所を訪れた際にも、そのスピードと集中力には驚きました。お話を伺っている数十分の間にも、机には花と茎とが分けられてどんどん積みあがっていきました。

女性の作業者さんは「化粧品になるのが嬉しい」と笑顔で語ってくださいました。

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「Coyoriだから効く、Coyoriだからできる」そんな想いを込めて

どんな植物を育てるのか?
それは本当に効果がある植物なのか?

最初は植物を育てること自体に苦労をしましたし、日々トライアンドエラーの繰り返しでした。そんな苦戦の連続の中でも諦めず、チャレンジを続けられた理由は

とにかく「効果の高い植物原料開発がしたい」という強い気持ち。

「ただ、原料を育てたかったわけではなく、原料化されていない植物を育てて、その効果を実証してくことが重要だと考えていたため、ある程度の苦労は想定していました。そして今、自信をもってお客様に提供できる原料開発ができました。」

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そんな試行錯誤の末に生まれた「ヒメナデシコ花エキス」。

沢山の方が関わって育てた大切な原料“ヒメナデシコ”のデビューは間もなくです。ぜひ楽しみにお待ちください。

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