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体育会系と思われて。

世の中には「体育会系」というイメージが存在している。
上下関係、儀礼、根性論、ノリと勢い。
「体育会系」に関するイメージは概ねこんなところではないだろうか。

これらに加え、最も頻繁に言われることがある。

「お酒、強そう」

社会人になって、最も掛けられる「体育会系」に関する言葉が、これだ。
社会人になった私は性懲りも無く

「体育会出身です(大声)」

という具合に自己紹介をしていたので、「秋葉は体育会だ」というイメージが定着した。
すると
「体育会だからお酒強いっしょ!」というノリで声をかけられた。

「いやいや、ほとんど飲めなくて、下戸なんですよ」と返すと

「えっ?体育会なのに珍しいね(笑)」と反応される。
こんなやりとりを繰り返した。

また別のケースでは
飲み会に誘われ、それを断ると
「え?体育会なのにノリ悪いね(笑)」的な反応を返される。

この程度の雑談に引っ掛かってしまう私も私だけど、
私の感覚では、「いやいやいやいやいやいやいや、次の日も仕事があるのに飲み会なんかして、翌日のパフォーマンスに響いてしまわないか?」と心配になる。
もし、私の出身体育会だったら翌日の練習のパフォーマンスが落ちて顰蹙を買っていただろう。

一般的に言われている体育会「系」と実際の体育会「生」、実はちょっと乖離があるのではないだろうか。

日本的な会社では「体育会は評価される」と言う、就活でも同じようなことを言われる。私の会社も漏れなく「体育会系」の「体育会が評価される」事が多い会社だ。しかし、自分が内部で経験した体育会と外部から投影される体育会、両者が同じ物を共有しているとか限らないのではないだろうか。



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