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生きていくための自信をつけるための地域拠点としてのコワーキングスペースを

自信は持っていたことが多かったけど、親によくつぶされていた。でも、早い段階で経験しとかないと、いざと言うときに働かないという感覚は持っていたし、その狭間で意見の主張はどの道無駄という経験からの知識に基づいて行動していた。このお陰で、大人になったら意見を主張するにも、自信が持てない人間になっていた。

コワーキングスペースをやっている背景には、同様な境遇を抱えた人間が少しでも自信つけて生きてほしいし、やりたいことや仕事に対して活用することによって実績を積み重ねて自信や信頼をつけていくための場所を確保しておきたいというところがある。これから先を生きていきたい人には、実績という自信をつけたり鍛えたりすることの方がはるかに大切だと思うし、その為にコワーキングスペースが活用先として優れていると感じたからやっているというのがある。

事業を始めるなら会社等を立てるなどのために初期投資がなければいけないと考えて、銀行や投資会社などから資金調達できたとしても、その商品やサービスが調達額以上に売れずに会社をつぶしてしまい、自信や信用などをなくす事例も多くある。そうではなく、コワーキングスペースでお店を開いたり、別分野・異業種の様々に変わる利用者さんと交流したりといった風に定期的に活用して、実績と自信をつけてから、資金調達したり規模を大きくするように支援していくのが、これからの時代のやり方だと感じていた。もちろん自信や信用を無くした人の回復という機能もある。今のコワーキングスペースの運営事業者さんやスタッフさんには、正直この視点が欠けているなという印象がいる。それならこのコンセプトに特化したスペースをやればいいだろという声もあるが、投資額やスタッフに経費が高くかかり高単価化したスペースからコワーキングを語ってしまう人には難しい話かもしれない。

もちろん時代も変わるし、今やっている商売が成り立たなくなる可能性だってある。そこに備える利用だってコワーキングスペースの機能にあったりする。

その位に、生きていく上での自信つけというのは、かなり大切になってきている。自信がついて、次の信頼につながる。自信をつけることを疎かにしていたら、自殺がこの先増えることになるのではないか。そう考えている。


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