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イギリスで、元主婦が45歳でプログラミングを学び始め、47歳でエンジニア転職した話 1 : やってよかったこと

情報量詰め込み気味のタイトルですが、これもレアケースかもしれない、、と思い。

まず、ダイジェストで、やってみてよかったと思うことを列挙します。

→「やらないで後悔するより、やってから後悔しよう」と自分に言い続けた

アラフィフで、未経験で、非ネイティブで、長い間専業主婦で、、、それなのにエンジニアとしてフルタイム就職なんて、おこがましすぎるかな?やっぱ無理かな?との疑念が何度も私を襲いましたが、そんな時は
「やらなかったら、一生後悔する。いずれにせよ後悔するなら、やってみてから後悔すればいい。」
と念仏のように唱えました。

→スクールに通った

私の通ったスクールは、5ヶ月の短期集中講座。プログラミングの勉強は独学でできるかもしれませんが、グループプロジェクトと就職指導がスクールの魅力で、この二つの要素にとても助けられました。
面接で聞かれるのは、グループプロジェクトのことだし、就職指導ではCVなど細かくひとりひとりに指導が行われ、そしてスクールのパートナー企業と優先的に面接が受けられたりしました。卒業生の多くはパートナー企業に就職しました。(パートナーは、大手金融・ヘッジファンドなど)
スクール代は決して安くなく、費用はかかりましたが、スクールに行かなければ今の職はありませんでした。(そんなスクールですが…私の卒業後まもなく、IT業界大リストラのあおりを受けて、倒産してしまいました)

→業界ネットワークイベントに積極的に参加

私は現在ロンドンではなく、スコットランドの都市郊外に住んでいます。エンジニアが集まるようなネットワークイベントは比較的こじんまりしていて、人との距離がとても近く感じられました。そして、皆さん非常に親切。業界のトレンドなどを見聞きしたくて色々なイベントに参加しました。
クラウドエンジニアに関心のある人たちのイベントに参加した際、知り合った方(米国最大手の投資銀行で働く女性エンジニアでした)が、私がAWSの資格に興味があると言うと、翌日LinkedInを通しておすすめの資格などのリンクを送ってくれたんです。それに背中を押されて、1ヶ月猛勉強してAWSの最も基礎的な資格を取りました。この資格が、今の仕事に繋がりました😭!

→行動力のある人の真似

スクールの就職指導の一環として、ワークショップがありました。講師はエンジニア歴40年ほどの、超シニアMさん。とても面白いワークショップでした。すると、行動力溢れる20代のクラスメートSが、ワークショップ後、Mさんに「私のメンターになってくれませんか」と直談判したんです。私はその行動力に圧倒されましたが、後日談で、Mさんも彼女の行動力に感心して、即OKしたそうです。そして、SはMさんの指導を受け始め、間もなく大手金融に就職が決まりました。
その様子を指を咥えてみていたアラフィフの私は、Sの真似をしよう!と思い、Mさんに「次は私のメンターになってもらえませんか?」とエイヤッと聞いてみました。MさんはOKしてくれ、メンターとして、非常に手厚い支援をしてくださいました。特に落ち込んだ際に、Mさんの励ましや建設的なアドバイスに非常に助けられました。
私の就職が決まった後で、Mさん、S、私の3人で食事をしたのは良い思い出です。


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