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イギリスで、元主婦が45歳でプログラミングを学び始め、47歳でエンジニア転職した話 2 : 印象的な出来事たち

(写真は、羊の群れに遭遇してしまい立ち往生中の車内から撮りました)

こちらもダイジェストで、涙涙の就職活動中、印象に残った出来事を列挙したいと思います。

→ 104社目の奇跡の話

クラスメートの取り仕切りにより(前回も登場した行動力溢れる28歳のS😀)エンジニアとして活躍するスクール卒業生、Pさんの体験談を聞く機会がありました。
Pさんは、私と同じく英語非ネイティブ。私と決定的に違うのは、若さでしょうか😂(性別も違いますが)
Pさんはスプレッドシートに応募した会社を記入していました。そのシートを見せてくれたのですが、びっしり入力された、長い長いリストでした。応募数が、100社を超えていたんです。そして、オファーが出たのは104社目。それ以外は全て「お祈り」でした。ですが、その104社目が、今まで応募した中で多分最も待遇がよいのではないかと思われる、スイス系の大手金融のバックエンド開発。Pさんは仕事にとても満足していて、やりがいがあると笑顔で語ってくれました。
もしPさんが100社目で諦めていたら、、、。逆に考えると、世界的に有名な会社で活躍しているPさんでさえ、100社から断られたということです。そして、たくさんの就活経験を積んだからこそ、面接力が増した絶妙のタイミングで今の職に巡り会ったのかもしれません。(想像です)お祈りされ続けて落ち込んだ際にはPさんのことを思い出そう、と決めました。

→お祈り後の、フィードバック

面接後に不採用となったところに、「今後のためにフィードバックがもらえたら助かります」とお願いしてみました。正直、気が乗らなかったのですが、、。
豆腐メンタルなので、ダメ出しというか、傷の上塗りに耐えられるかな、、と思ってしまって。就職活動始めたばかりの頃にもお願いしたことがあるのですが、定型文的なフィードバックだったこともあり(面接官の方々、贅沢言ってすみません)。でも、絶対聞いておいたほうが後々役に立つよ!と夫に説得され、しぶしぶとお願いメールを送りました😅。それが、本当に役に立ちました。面接官がとても丁寧に返事をくださったんです。
特に刺さったのが、
「質問に対する回答が短かった。もっと掘り下げて説明してほしかった。」
といった趣旨のフィードバック。
あ、たしかに!と思いました。
(STAR方式については就職指導で教わり、それに沿った答え方をするようにしていましたが、この場合は自分の経験ではなく、知識を問うような質問でした)
二つ考えるところがありました。
一つは、ネイティブとの差。イギリス人って、言わなくてもわかるような明らかなことでも、あえて説明するよな、、と常々思っていました。そんな私は、イギリス人からみたら、説明を省略しすぎなのかもしれないとハッとしました。
二つめは、私のあがり症。今までを振り返ると、私はあがり症で、日本語でも、面接など人前で話すときは、緊張して言葉が少なくなり、説明不足になってしまっていました。語学講師という人前で話す仕事をしていましたが、生徒さんたちに慣れるまでは毎回レクチャーのスクリプトを用意して、それを確認しながら話していました。
コミュニケーション・プレゼン力のなさを私の弱点と意識するようになり、このことを、メンターのMさんに相談しました。それが次の出来事に続きます。

→スピーチの会に参加してみた

私の相談を聞いたMさんは、意外にも、「僕もそうだったんだ!」と言いました。
え?あんなに面白いワークショップをしてくれたMさんが? とびっくりしました。聞くと、
Mさんも、元々人前で話すことが苦手で、それを克服するために toastmaster というスピーチの会に参加したのだそうです。君も行ってみたらいいよ、toastmaster の人たちは、親切だし、お互いのためになるように、忌憚ないフィードバックをくれる。それがすごく参考になるんだ、とのことでした。
背水の陣のアラフィフ、早速門を叩きました😂会費はありますが、初回は無料見学OK。
メンバーがスピーチをして、それに対して他のメンバーたちが良かったところ、改善すべきところを伝えていく形態でした。刺激的で、学ぶことばかり。上手い人たちのスピーチを聞きながら、話す内容と同じくらい、いやもしかしたらそれ以上に、話し方って大切だなと改めて感じました。笑点みたいに(例えが昭和ですみません😂)お題が出されて、そのお題に対する即席スピーチをするというエクササイズもありました。私も指名されたのですが、お題が「自分の好きなところ」。

「自分の好きなところは、挑戦し続けているところです。今就職活動をしていて、たいへんですが、英語ネイティブでないことや年齢を言い訳にせず、日々挑戦しています。ここにも、就職活動のためにコミュニケーション能力を向上させたいから来ています。」

といった趣旨のスピーチをしました。ど下手でしたが、初めてということで、みなさん温かく見守ってくれた…と思います😂都心部ではなく郊外の方にある小規模な支部だったため、サポーティブな雰囲気にあふれた素敵な空間でした。月会費を払ってメンバーになるつもりだったのですが、タイミングが合わずに時間が経ってしまい、そうこうするうちにスタートアップ会社でアルバイトを始めることになり、出社する曜日が toastmaster の日と重なったため、メンバーにならずじまいでした。(ごめんなさい…)
スピーチ力を高めたい人にはおすすめです!https://www.toastmasters.org/ (英語力ではなく、スピーチ・プレゼンの技術を高めるための場所です)

実はまだちょっと印象的な出来事があるので、またまとめたいと思います。

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