急逝、オンライン葬儀、恩師の気持ち
note、初めて書きます。
今年1月1日元旦、お世話になった先生(医師)が急逝された。ご家族によると年賀状を見ておられて少し休むと…そのまま突然逝ってしまわれたとのこと…。享年67歳、若い頃から最近までずっと豪快でそして繊細な先生だった。
コロナ禍、葬儀はオンラインでも中継されたが、事前焼香が許されたので参列して感謝と御礼をお伝えしてご冥福を祈った。遺影はいい笑顔だった。
悲報は翌1月2日に届いた。いの一番、故人の、そして私や家内の大恩人で恩師でもある先生(故人の大学の先輩で上司で兄貴分で親戚)の顔が浮かんだ。もう何年もご無礼している。電話は出来ずショートメールを送る。「えっ 連絡ありがとう」の返事。
葬儀には、恩師の奥様がおみえになり久しぶりにご挨拶させて頂いた。「主人の代理で来ました、連絡をありがとうございました」昔から、一番、葬儀や入院のお見舞いはご夫妻で義理を欠かされない先生だった。
恩師は故人を誰よりかわいい弟分として、少しの理不尽さと厳しさと大きな優しさで包んでおられた。でも、…いや、半分予想通り、恩師は参列されなかった。豪快でもありシャイであり、義理人情の人だ、痛いほどその気持ちは察する。(あの野郎偉そうなことばっか言ってたのにオレより先に逝きやがって)そんな声がした。
次の日。先生からのショートメール、そこに文字はなく空白のみ。何か言っておきたかったのだろう、でもまっいいか…と送るのをやめられたのだろう。奥様にご挨拶させて頂いたこと、ご冥福を祈っていると送る。「参列したかったけど、こういう時期(コロナ禍)で遠慮させてもらった、昨日はご苦労様」の返事。胸が痛んだ。
縁はかけがえのない宝物で大事に紡いで行かなければ。新年、そしてこのコロナ禍に改めて思った。合掌