仕事のできる人、容量の良い人の下で働くことのしんどさのついて

こんにちわスナッチです。

僕は以前家具工房で働いていました。仕事中の怪我が原因でやめてしまったのですが、今回はその時のことを書こうと思います。

僕が働いていた家具工房は社長が一人でやっていて、僕はそこに入社しました。従業員数一人。元々少数精鋭(言い方の問題か)の家具屋で働きたかった僕に取ってはうってつけの職場でした。

最初の一年くらいはまあ、なんとかうまいことやれてる気がしました。しかし毎日二人で仕事するものですから、まあなんと言うかだんだんお互い苛ついてくるわけですよね。僕は部下なので仕事のミスをしたら怒られるだけなんで、まあしょうがないですけど。

これが本題なのですが、この社長がとても仕事のできる人でした。僕は今も家具制作会社にいますが、色々な人をみてきましたがトップクラスに仕事ができる人でした。

当然、そんな人の下で働くものですから、のっけから求められるもののハードルが高かったんだと今だから思います。というか、入社して、自分はなんて仕事のできない人間なんだと痛いほど思い知らされました。要領の悪さ、仕事の段取り、採寸ミス、ほんとに凡ミスのオンパレードでしたね。笑

ただ一つ、かんなの掛け方やノミの使い方には自信があったので、「そこは最初できない子多いけど、出来るね。」と褒められたことを覚えています。これに関しては要領とは違いますからね。技術です。

つまり何が言いたいかというと、上司は部下に仕事を教える時、自分と比べてしまいます。自分の要領の良さは自分のもので、そこまで人に教えるのって難しんですよね。やり方を教えることは出来ても、そのやり方の頭の中の設計図までは教えられない。だから必然と自分の仕事のやり方と比べて時間もかかるし、それについて納得いかなくてとイラついてしまうと思うんです。

家具工房時代、僕はなんて仕事ができないんだと思ったと言いましたが、次に勤める家具製作会社では、僕の仕事が評価されて驚きました。

ただ以前とは違い人も多いので、仕事が分散化されている分要領や効率も変わっているのだと思います。

今では僕も後輩ができて色々教え、伝える立場ですが、いかに彼らが何に大して困って、悩んでいるかを考えるのが僕の仕事だと思っています。

俺が出来ることがなんで出来ないんだ、ではなく、俺に出来るんだから君にも出来るよ、 という気持ちで仕事をしています。

これが大事だと思っています。

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