積みゲー役者のコラム②己がゲー癖を知れ
昨日に引き続き積みゲーの話をば。
ほぼ予定が真っ白なこの2ヶ月間で消化したゲームは5本。ペースは人それぞれだが決して消化と呼べる速さではない。
積みゲーが70本に膨れ上がった自分だが、なぜそんなことになってしまったのか。その理由を考えた時に行き着いたのがプレイスタイルやゲームの趣向、一つの作品に対する愛着の湧き方など諸々を総合したゲームの性癖、つまるところの「ゲー癖」を把握していなかった所にあることがわかった。
これはもう十人十色で、特に以下に当てはまる人は購入ペースを考え直した方がいい。
ゲー癖1:大作が好き。
ゲームといっても種類はたくさんある。その中でも1番プレイ時間が長くなりがちなのが壮大な物語を自分が主人公となって追体験していくRPGだ。
俺はもうこのRPGと言うジャンルが大好きなのだ。所持しているゲームは友人とのネット対戦用に買ったスマッシュブラザーズ以外は物の見事に全てRPG。現実逃避大好きおじさんだ。
しかもストーリーが長ければ長いほど燃える。個性的な仲間達と共に長い時間を過ごした先のラスボス戦は言葉で言い表せない感動がある。
ゲーム1本にかける時間が異常に長ければ積みゲーマーの素質は充分ある。
ゲー癖2:ラスボスを倒したくない。
いきなり前の項目と矛盾が生じているが、作品が好きならば好きなほど倒したくない。なぜなら倒してしまえば終ってしまうから。
職業柄なのかただの性格なのかわからないがとにかく感情移入できる作品が好きなので、ゲームクリアによる仲間との別れが嫌になってしまう逆ホームシックのような状態になってしまう。それがどうなるかと言うと、ラストダンジョン前に必要のないレベル上げや無意味に過去に訪れた街をぶらつくという謎の行動に出る。長い時は数ヶ月に及ぶ。
これってゲームに限らず漫画や小説でも起こる事で、終盤になって急に読むペースが落ちちゃったり、最終巻だけ買わずに時間が経ってしまう時って少なからず自分が時間を費やした世界から離れたくないという欲求が働いてるのだろう。同じ経験をした人は結構いると思うけど、それをこじらせるとこうなる。
ゲームの中の住人たちは一人残らず「こんなところで油売ってないで早く世界を平和にしてくれ」と思いながら自分たちを見ているに違いない。ごめん。
ゲー癖3:何度も遊んじゃう。(愛が深すぎる)
やっとの思いでラスボスを倒して感動のエンディングを見た後、そのままニューゲームを選んで二週目に突入してしまう。まだ遊んでいないゲームが後につかえているのにだ。
だって寂しいし。推しともう一回会いたいし・・・。一度ハマるとその作品への愛着が深くなりすぎるのだ。
さらに言うと特定の季節が舞台になっている作品にハマってしまうと、その季節が来る度にプレイしたくなる自分の中の勝手な風物詩になってしまう。これは特に夏は名作が目白押しで、シュタインズゲートとAIRは毎年夏になると必ずプレイするため必然的に夏は新作のプレイが滞るのだ。
シュタインズゲートはいいよ。まだ遊んでなかったら遊んでね。
結論
考えれば考えるほど自分は積みゲーをしてはいけないタイプの人間だった。
積むなら買うな、買うなら積むな。今後はこれを座右の銘として生きていこう。