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COVAには海の守り人がいます
目の前に広がる海について
COVAのある英虞湾は大小さまざまな島によって成り立つ、リアス海岸と呼ばれる複雑な地形をしています。
波の穏やかな海は真珠の養殖に適しているため、ここではかつてたくさんの真珠がつくられていました。
COVAは真珠養殖場の跡地に造られた施設です。
穏やかな英虞湾の中でも、さらに静かな入り江に面しています。
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そのためCOVA入り江の外海に波がたつような風の強い日も、covaの海は静かです。
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1.COVAの海の守り人(見習い中)
この海を守るスタッフがいます。
COVAの海の守り人(見習い中)、岡部さんです。今は60年以上この入江を守ってきた先輩から自然のことと海の仕事を一緒に働きながら学んでいます。
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元々は自動車関係の仕事をしていましたが、釣り好きが高じて日本の海をまわるうちに志摩の海に出会い、強く惹かれ住人となりました。
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船舶免許を持っている岡部さん。
はじめてこの地を訪れ、船を借りて海を走った時のたのしさ、景色の美しさに一目惚れをしたそうです。
英虞湾の穏やかな海と太平洋を繋ぐ深谷水道。
狭い水道を抜けて一気に視界が開ける太平洋の雄大さは、他の土地ではなかなか見ることがない景色かもしれません。
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そんな志摩の海の魅力を知る岡部さんなら、ゲストにCOVAでどう過ごしてもらいたいか聞いてみました。
「他のお宿ではできない体験をして頂きたいです。COVAは、私たちがもともとこの場所で真珠養殖を営んでいた漁業者なので、地元の漁業者さんと深くつながっています。漁師さんと一緒に採ってきたり、養殖の現場から引き揚げてきた食材をその場でお味見、それをさっと焼いて食べたり。その炭はここのローカルウッドでそれを薪割りしたりも体験できます。とにかくローカルに入り込んで楽しむ感じ。森の仕事も畑の仕事も、海の漁も養殖も、ここに昔からある里海の営みに関われて、その恵みを楽しめるのが一番の面白さだと思います」
実際にCOVAの中で行われている里海の営みのひとつをご紹介します
2. COVAの海で育てた食材
お客さまへ提供する食材のひとつ、ヒオウギ貝を育てています。
真珠を育てるアコヤ貝と同じ2枚貝です。
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地元では、アッパ貝、バタ貝、バタバタとよばれてます。足糸(そくし)と呼ばれる糸を体から出して、岩などにつかまるとずっとそこに留まる性質があります。ネットの中では貝同士が足糸で繋がっています。
寒い冬には、少しでも暖かい海へと避寒のため貝を移動させたりと、アコヤ貝と同じように愛情と手間ひまをかけて育てています。
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外敵や危険を察知すると殻を閉じます
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岡部さん、お味はいかがですか?
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間引いた貝の身や内臓部分を海に撒いてあげると、水面が波立つようにチヌが30匹くらい群がって、あっという間に食べてしまいます。毎日やっているのでチヌも慣れていて、まるでペットのような、家族のような様子です。
しかしこの日の水温13℃。風もあり寒かったためか、残念ながらチヌの学校は見られませんでした。
また食べた後の貝殻は捨てずにとっておいて、今後は外装や殻を砕いて畑の肥料にする計画です。
ここでも無駄にすることなく「めぐること」は行われていました。
貝柱以外の身も旨みが強いので、この旨みを活かした調理法を開発中です。
料理についてもまたお届けいたしますね。
この日は風が強かったので、海上は肌寒く感じましたが
筏の軋む音
海の上を渡る風の音
静かな佇まいのcovaとはまたちがう音を耳にすることができました。
3.COVAでは一緒に働いてくださる方を募集しています
採用について
https://kakudapearl.jp/recruit/#recruit_point
COVA未来の里海準備室
TEL:0596-28-0231(担当:本多)
おまけ
この日は敷地内の移動に使う電動カートが納品されたので、
いろんなところを走って、乗り心地を細かくチェックしていました。
今後お客さまを乗せて大活躍すると思います。
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