禁煙戦記:タバコの嫌なところは何か
まだまだ続いている禁煙戦記、こんな物を果たして読む人がいるのかと思いつつ、このまま続けるための戒めとして書き残す次第であります。禁煙を始めてからだいたい1年と9ヶ月経った。もうそろそろ「タバコやめました」と言ってしまってもいいんじゃないか?と思いきやところがどっこい油断ならないぞー「あ、吸ってしまった!」という夢を見て目覚めて夢だったことに安心する。タバコを吸う夢には「まだまだ油断するなよー」と釘を刺されているようだ…。
かれこれ15年近く喫煙者だったから、禁煙もそう簡単ではない。喫煙はれっきとした薬物中毒であり、やめるための禁煙外来があったり禁煙セラピーといった本が出ていたりもする。実際これまでにもやめようと試みてきたことはあったが1ヶ月、長く続いて2ヶ月だった。今1年と9ヶ月続いているからといって油断ならない。そういう気持ちこそが大切なのだ。
禁煙しているのはここ1年とちょっとだから、大人になってから僕と知り合った人は、ほとんどが喫煙者の僕しか知らない。あれだけ喫煙ルームで顔を合わせていたメンツは、僕が今禁煙を試みているなんて知ったらびっくりするだろう。タバコをやめるとかやめたいとか、今まで口にしたことなかった。
実際にやめる必要なんてないと思っていた。祖父はめちゃくちゃ喫煙者だったが89まで生きた。父親も叔父も吸っている。しかし父は最近どういうわけか禁煙を始め、もう3ヶ月ほど続いているようだ。おまけに酒までやめてしまった。自分で勝手にやめて、生きる楽しみが何もなくなったと言っている。僕は酒は飲み続けている。
僕は今のところ1年9ヶ月という最長禁煙記録を更新しているが、このままやめてしまえる自信はない。薬物依存の怖いところだ。おそらくいつまで経っても喫煙衝動が続く。なにかストレスが積み重なると、きっとタバコに逃げてしまうだろう。そうならないためには、なんとなく禁煙するのではなく、明確な喫煙しない理由がほしいところだ。
もともとたくさん吸う人間ではなかったから、再開したところで金銭的には誤差の範疇だ。これは理由にならない。健康に悪いと言うが、先述の通り遺伝的に問題なさそうだ。禁煙を始めてから体調がよくなったということもない。今はコロナの時期だから、もし感染すれば喫煙者のほうが重症化リスクが高そうだ。その点は今大きいかもしれない。でももっと単純なところで、個人的にしっくりくる理由があった。
それは、臭いです。なあんだ、そんなことか、と思ったみなさん。とくに喫煙者の方は嗅覚がマヒしていることもあって、タバコのニオイってよく言われるけど、なかなか実感がわかないかもしれない。僕自身も、タバコの煙そのものはそんなに嫌いじゃない。においも煙たいのも平気。僕が苦手なのは、その煙のあとに残った、周辺にこびりついたヤニ、タールのにおい。
喫煙をしていた当時は気づかなかったが、今となってはこの喫煙のあと部屋や物にこびりついたタールのにおいが気持ち悪いと感じるようになった。時間が経てば経つほどきつい。喫煙者だった当時も、ドバイ国際空港の喫煙室やエチオピア空港の喫煙室はきつかった。あーいうのを遠ざけたい気持ちで、喫煙衝動をはねのけていこう。ちなみにアイコスのにおいは喫煙者のときから苦手だった。
禁煙戦記はまだまだ続く。
前の禁煙戦記。同じようなこと書いてる…
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