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2021年8月27日

暑い。朝から暑い。自転車に乗ってホームセンターへ行き、ガムテープの5個セットと茶封筒100枚入りを買う。

そのまま店に行き、エアコンをつけてもまだしばらくは暑い。今日は暑さを見込んでタンクトップと短パンにしたが、それでも暑い。久しぶりの暑さ。

ゴミをまとめて捨てる。ベーグル屋で食パンと昼食用のベーグルを買う。明日のポッドキャスト録音の準備として、飲み物を買う。

売れたレコードを梱包して、郵便局へ持っていく。今日は金曜日で、あすあさって土日は近所の郵便局は開いていない。

「騎士団長殺し」を読む。上田秋成「春雨物語」が出てきた。「雨月物語」なら読んだことがある、というくだりが出てくる。怪異譚だそうだ。

「騎士団長殺し」を読んでいると、クラシックを聞こうと思ってレコードをかけた。村上春樹の小説にはやたらとクラシックが出てくるからかけたくなった。初期の作品にはジャズや80's洋ポップがよく出てきたけれど、後期の作品は特にクラシックが多い。本の中に出てきた曲を探すのは面倒だから、手近なところにあった、試聴しておきたかったレコードをかけた。ヤーノシュ・シュタルケルの演奏するシューマンの何か。

"それは言うならば深い海底で生じる地震のようなものです。目には見えない世界で、日の光の届かない世界で、つまり内なる無意識の領域で大きな変動が起こります。それが地上に伝わって連鎖反応を起こし、結果的に我々の目に見える形をとります。私は芸術家ではありませんが、そのようなプロセスの原理はおおよそ理解できます。ビジネス上の優れたアイデアもだいたいそれと似たような段階を経て生まれてくるからです。卓越したアイデアとは多くの場合、暗闇の中から根拠もなく現れてくる思念のことです" P300

海南沈香を焚いた。全部がミスマッチな気もするけれど気にしない。

ところどころ、閉所恐怖症を掻き立てる描写がある。閉所恐怖症の人にとっては厳しい小説かもしれない。オーストラリアの先住民は、長らく広大な野外で暮らす人々だったため、家屋で暮らすと閉所恐怖症に陥るとウィキペディアで読んだ。僕がオーストラリアを訪れたときも、確かに彼らは外で寝起きしていた。広い公園で、よく彼らの姿を見かけた。

「蜜蜂と遠雷」見た。原作が気になった。

騎士団長殺し:2017年刊行、村上春樹の現時点での長編最新作
ヤーノシュ・シュタルケル:ハンガリー出身のチェリスト
海南沈香:中国海南島産の沈香(お香)
蜜蜂と遠雷:ピアノ青春もの。原作小説は2016年。2019年に映画化

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