見出し画像

旅行者は食っていけない(2024/4)

雑踏一人回です。今回は、前回に引き続き旅行に関するテーマで「旅行者は食っていけない」という話をしたいと思います。その前に、前回の一人回「旅行に関する小話」に頂いたひろひろしさんのコメントを読み上げます。

旅行で必ず持っていくものは、ありますか?

なんかあるかな。パスポートとかクレジットカードとかスマートフォンとかそういうことではないでしょうね。ちなみに海外旅行保険には入らないです。カードに付帯しているんで。

必ず持っていくものは、なんだろ、変換コネクタとか?普通すぎる。でも他に特別なものは何もないです。普段出かける用意に着替えが加わるぐらい。

それでは今日のテーマ「旅行者は食っていけない」に入っていきたいと思います。これまでやってきたことで、もっとも自分が楽しんでやってきたことが、おそらく旅行だったと思います。旅行なんてレジャーだから楽しくて当たり前なんですけど。

じゃあその旅行をしながら生きていけるか、食っていけるかというと無理な話で、旅行はお金が出ていくだけで、旅行者なんて職業はないから、生活ができません。

遊んでいてお金がもらえるわけがない。というわけで、旅行が好きだとしても、好きなことが仕事にはならない。

ただ世の中には、旅行会社で働くとか航空会社で働くとか、トラベルライターになるとか、旅行に付随した職業を生業にして働く人がたくさんいます。そういうのについてはどうか?

旅行会社とか航空周りで働きたいとは、僕は思ったことがなかったです。なれるとも思わないけど、そういうのが好きな人は目指してみてもいいかもしれません。例えばツアーを組むとか、プランを考えるのが好きな人だったり。楽しいかどうかは、やったことないんでわからないですけど。

クレイジージャーニーの高野さんは、旅先の調査を本にするノンフィクション作家だし、佐藤健寿さんは旅先の写真を撮ることを生業にしている。彼らに共通しているのは、自分の求めるものがたまたま旅先にあるというだけで、旅行が好きとか旅行が目的ではないというところ。だからもちろん彼らは国内でも仕事をしているし、旅先で観光とかせず対象物がある目的地へ一直線に向かって行って仕事が終わったらまた次の目的地へ向かっていく。旅行はしていない。

だからなんというか、自分の旅行好きとは、ちょっとまあ感覚が全然違うのかなと思う。職業有りきの旅であって、目的と手段が真逆というか。

そんな飛び抜けた人ではなくとも、旅行本、紀行文みたなのを書く人がいます。おそらく旅行をしてきた人は、誰もが一度は自分の旅行記を出すことに憧れを抱いて、僕も文章を書いたことがあります。僕の場合は箸にも棒にもかからなかったけど、本当に好きな人だったら持ち込みだったり、実際に仕事を受けたりしまくって、職業として成り立つまで頑張ってあれこれ挑戦してみたらいいのかもしれません。

他にも旅系ユーチューバーとか、地球の歩き方やトランジットのような雑誌のライター、編集部、写真家など、旅行する人がいる限り、旅行にまつわる職業はたくさんあって、その中で自分ができそうと思うこともあるかもしれません。

僕自身はと言うと、なんだかんだで人を喜ばせるとか、人が興味を持つとか、人の気持ちに寄り添って人が求める商品を売り込むということが全然やりたくないし、できなくて、なかなかそういう方向に向かなかったのかなー。どうだろ。

僕が唯一お金をもらいながらやっていたことは、海外ボランティアでした。それも事情があって途中で辞めてしまったけど、海外ボランティアにはボランティアスタッフだけでなく、その団体を運営する職員もいます。ボランティア上がりでその道へ進む人も何人かいました。他の団体だったりも。

行き着いた先は、旅行者という者は結局好き勝手旅行してたいだけで、それが仕事にはならないという結論でした。生活費は別で稼ぐ必要がある。何か相性がいいものがあれば続けられるかもしれませんね。


いいなと思ったら応援しよう!

kzys.khn
サポートいただけると店舗がその分だけ充実します。明日への投資!