カメラの話（2023/11）

先日、2023年の11月15日、morichinさんの晴耕雨読 - 吟 - はカメラの話でした。これを聞いて僕もカメラの話がしたくなったので、つらつらとカメラの話をします。Morichinさんは7年越しに新しいカメラを買ったということでした。いいなー。概要欄にリンクを貼っているので、聞きに行ってください。

晴耕雨読 - 吟 - - アマチュアカメラマンの生存戦略 - 吟日記其の十九

SONY RX100Ⅲ

僕は今現在2つカメラを使っていて、一つはSONYのRX100マークⅢっていうコンパクトデジタル。これは2020年に、奥さんに誕生日プレゼントとして買ってもらった。手軽に持ち歩いて撮る用のカメラを一つほしかった。RX100シリーズはマーク7まで出ていて、マーク3は2014年に出たもの。だいたい10年前のモデル、一応4モデル型落ちとなる。でもマーク3はいまだに人気があって、まだ生産も続いている。価格もあまり落ちていない。

コンパクトデジタルとしてはRICOHのGRと迷ったけど、ツイッターの識者からGRは縛りが厳しいと言われ、フラット寄りのRX100にした。最新モデルではなくマーク3にした理由は、価格もあるけど、機能がちょうどよかったから。RX100はモデルチェンジをしてもセンサーサイズや画素数は変わっておらず、機械部分やソフトの性能が良くなっている。でもそういう機能は、まあいいかなと思ってのマーク3。

3年使ってみて、まだまだ使い切れていないなと感じる。寄れていないし、シャッターのタイミングが遅い。最初はおまかせオートで撮っていたけど、望んでいないところでピントが合うから、最近はずっとPモードで撮っている。真ん中でピントを合わせてから撮る範囲を調整するやり方に慣れている。

コンパクトデジタルは気軽に持ち歩いて撮れるのが売りだから、理想はそういうのも気にせず、もっと雑に撮っていきたいところ。

LEICA M8

で、もう一台カメラを使っています。Leica M8 っていうデジタルレンジファインダー。ライカのMシリーズはとにかく高いと思われがちだけど、僕の持っているやつは中古で23万円。そこまでじゃない。レンズが12万で、併せて35万ぐらい。他のいいカメラとそんなに変わらないし、もっと高いのはいくらでもある。

Leica M8は2011年に購入して、もう12年使っている。製造は2006〜2008年あたりで、カメラ本体は15歳以上になるだろう。まだ壊れておらず、なんとか現役で使っている。新しいものがほしいとも思うけど、中古品でも高くてなかなか手が出ない。センサーが大きくなればレンズも買い替えたくて、より費用が嵩む。

Leica M8を買ったのは、ちょうど旅行をするようになった頃で、小さくて丈夫なカメラがほしかったから。筐体は金属で、マグネシウム合金製。レンジファインダーカメラを使ってみたかったのもある。あと見た目がかっこいいから。

写真との向き合い方

あまり写真を撮らない時期が1年ぐらいあって、このカメラもいつ壊れてもおかしくないから、売ってしまおうか考えていた。写真を撮らなくなったのは、コロナで外に出ることがなくなったり、写真を取り巻く環境が変わったりしたから。僕はもともとストリートスナップが好きで、街中で道行く人が写るのを気にせず写真を撮ったりしていたけど、そういうのがやりにくい時代になった。

キャンディッドフォトと言うらしいけど、そういうのに覚悟や責任が持てなくなった。僕は職業写真家でもないから、道楽でそこまで背負えない。だから街中で無遠慮に写真を撮るのはやめていく方向になった。そうしたら、写真自体をあまり撮らなくなった。

でもコンパクトデジタルを買ってもらって、奥さんを撮るようになった。他に自然を撮ったり建物を撮ったりしていると、またライカでも撮りたいと思うようになった。友達の子供の写真を撮ったりして、それなりに喜んでもらえていたから、誕生日にはアルバムを作って贈った。

そういうこともあって、まだもうちょっと、写真と向き合えるかもしれないと思った。写真を取り巻く環境は相変わらず、ますます厳しいけれど。

なぜ写真を撮るのか

morichinさんも言ってたけど、写真は撮るときが楽しくて、RAW現像はめちゃくちゃめんどくさい。やりだすとまあまあそれなりに楽しいと思うこともあるけど、たいていただめんどくさいだけの作業。でもRAW現像なくしてデジタル写真はできあがらないから、やらないとしょうがない。

自分が写真を撮るのはなんでだろうと、思い浮かべてみた。単純に、思い出を残しておきたいとかって気持ちもあるし、旅行した記念品的な扱いでもある。他に、僕は写真を見るのもある程度好きで、面白かったりかっこいい写真を見て、いつどうやって撮るのだろうと思ったり、自分も撮ってみたいと思う。ただ同じような写真を撮りたいということもあるけど、人の写真を見たら自分も撮りたくなることがある。自分が撮ってみたらどうなるのかという興味。すごく単純だと思う。

いい写真とか、うまい写真っていうのは、僕には全然わからない。いわゆる写真を観る目は全然養っていないから、いい写真とそうでもない写真との区別はつかないと思う。よく写真の雑誌なんかで、カメラの撮り比べをしていたりするけれど、何が違うのか全然わからない。だから僕は、ただなんとなく撮ってるだけ。写真については何もわかっていない。