酒をやめる問題(2023/10)
今回は、酒をやめる問題について、考えていきたいと思います。僕は今、酒はやめていないし、今のところやめる予定もありません。ではなぜ今「酒をやめる問題」について考えているのかと言うと、どうやら最近酒をやめている人が多いような気がするから。例えば Ossan.fm の人とか、フットボールアワーの後藤とか。そのことについてちょっと考えてみたいと思いました。タバコは2019年から禁煙を始めて、今もなんとか続いています。
そういえば最近の若い人は酒飲まないって言うけど、本当なのだろうか。僕は若い人と接点がないから知らない。この場合の若いというのは、大学生や20代を指しています。先日Twitterで65歳の人が「50代はまだ若いよ」と言ってましたが、そういう話ではありません。
若い人が酒を飲まなくなった、若者のアルコール離れ、があるかどうかはともかく、同年代、いわゆるミドルエイジが酒をやめているという話をちょくちょく聞いています。いつぐらいからだろ、数年前ぐらいからかな。理由はあまり知らないけれど、その時間運動したいとか、そのお金を他に使いたいとか、趣味の多様化によるものかもしれません。もしくは単純に、健康上の理由とか。
僕自身も健康診断で、アルコールを減らすようには言われています。だいたい週一日は休肝日があり、週2日飲まないときもあります。ということは、5日はだいたい飲んでいる。量は多くないけれど、ほぼ毎日飲んでいることになります。健康を考えたら、もっと減らすか、やめたほうがいいのだろう。だったら何で飲むのか。そこまでして、酒を飲み続ける理由は何なのか。
僕の酒の飲み方は、居酒屋に行くとかバーに通うとかではありません。家で一人で飲んでいます。大学生ぐらいの頃からそうでした。実家にいたころも、部屋で一人で飲んでいました。だからいわゆる「飲む場が好き」とか、コミュニケーションのために飲んでいるわけではありません。
普段家でよく飲んでいるのは、ビールかハイボールです。結婚するまでは焼酎もよく飲んでいましたが、飲まなくなりました。日本酒やワインもあまり飲みません。酎ハイは飲みます。引っ越す前は檸檬堂をよく飲んでいました。お酒に詳しいとか、こだわりがあるわけでもありません。
お酒に強いわけでもありません。一日に飲む量も、ビール2本とか、ハイボール2杯とか、よく飲む人からすれば少量です。外に飲みに行ったときも、せいぜい5杯程度で、それ以上飲むと気持ち悪くなります。だから決して大酒飲みというわけではない。無類の酒好き、という感じでもない。
だったらなおさら、酒を飲み続ける理由は何なのか。太宰治の小説、右大臣実朝で、源実朝が言っていました。「酒は酔うためのものです」。そう、酔うために飲んでいます。陶酔するため。ただそれだけ。アルコールは、依存性のあるドラッグに認定されています。タバコもそう。そういう快楽のため、気持ちよくなるためとか、ストレス解消のため、娯楽として毎日お酒を嗜んでいます。
今のところアルコール依存はありません。健康に影響はしているものの、医者から酒を止められるほどではない。他に代替手段がないため、やめると返って体を壊すでしょう。それは気持ちの面の話で、体にとって酒は少量であっても悪いらしいです。
他にもやめない理由があります。それは、ときどき人と飲む機会があるからです。僕はお酒に弱いため、普段から飲んでいない状態で急に飲むと、少量で悪酔いしてしまいます。お酒を飲む場でお酒が楽しめないのは非常にもったいない。だから、急に飲む機会が訪れても飲めるように、普段から嗜んでいるところはあります。
僕がお酒をやめる日が来るとすれば、お酒に代わる陶酔の手段が現れ、なおかつ人と飲む機会がなくなったときでしょう。このままお酒をやめる人が増えていけば、やめる可能性も出てくると思います。それまでは当分飲み続けたい。
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