世界遺産を含む観光地70ヶ所を巡って…もう一度訪れたい場所
これを見て自分もまとめたくなった。今まで行った国はせいぜい20カ国程度。上に貼ったnoteは100ヶ国だからたった1/5程度、ほど遠い…。それでもいくつかの国を旅行していれば、必ずと言っていいほど聞かれるのが「どこが一番良かった?」「もう一回行きたいところは?」という質問。
今回は僕が今まで訪れた観光地、ツアーなどを総まとめして、その上で
「一度は行っておきたい Best3」
「もう一度行きたい Best3」
「がっかり?行かなくてよかった Worst3」
を挙げたい。これから旅行を検討している人にとって参考になるかもしれない。ならないかもしれない。
※世界遺産以外も紹介しています。
※長いです。全部読もうと思わず、気になった部分だけかいつまんで読んでもらえると嬉しいです。
※最後のランキング発表+おまけだけ有料で、他は全て無料です。
[一度は行っておきたい指数:★]
[もう一度行きたい指数:◎]
[行かなくてよかった指数:▼]
アメリカ
アメリカはニューヨークとサンフランシスコ近郊とデトロイトにしか行ったことがない。ここで取り上げるのは主にニューヨーク。
・セントラルパーク
何があるというわけでもない大きな公園。夏は芝生で寝そべっている人たちをたくさん見かける。ストリートミュージシャンが演奏していたり、冬はスケートリンクで子供が遊んでいたり、THE都会のオアシス。これが観光地かっていうと、あらゆる映画や小説に登場するからロケ地探訪的な観光地要素は強い。
[もう一度行きたい指数:◎]
・MoMA
ニューヨーク近代美術館。観光でニューヨークを訪れる多くの人が美術館巡りをする。僕はここしか行ってない。ベタ中のベタ。ゴッホとかアンディ・ウォーホルがある。僕はジャクソン・ポロックを見に行った。
・ブルックリン橋
ニューヨークのマンハッタンとブルックリンをつなぐ橋はいくつかあって、ブルックリン橋は歩いて渡れる。これもニューヨーク旅行では定番中の定番。映画にもよく出てくる。
[一度は行っておきたい指数:★]
・タイムズスクエア
ニューヨークの中心部であり、ある種自由の女神より象徴的なんじゃないか。映画スパイダーマンなんかでもしょっちゅう登場する。というかタイムズスクエアが出てくる映画なんていくらでもある。
[一度は行っておきたい指数:★★★]
・アメリカ自然史博物館
ニューヨークにある自然科学系の博物館。個人的には今まで行った博物館の中で一番おもしろかった。中で2日ぐらい泊まりたい。
[もう一度行きたい指数:◎◎]
・ゴールデンゲートブリッジ
サンフランシスコ近郊。ただの橋です。
[行かなくてよかった指数:▼]
・シティライツブックス
ビートニクの聖地、シティライツブックス。こちらもサンフランシスコ。当時ジャックケルアックの「オン・ザ・ロード」が映画化されたり、ビートが流行っていたから訪れた。そういうのが好きだったらどうぞ。
・シリコンバレー
観光で行っても何もない。Apple本社でおみやげを買ったぐらい。
[行かなくてよかった指数:▼]
・ヨセミテ国立公園【世界遺産】
やっと出てきた世界遺産。サンフランシスコから車で5時間ぐらいかかったっけ。旅行で訪れるのは正直アクセスが大変。でもテントに泊まったりロッジに泊まったり、山中を散策したり野外のレストランで食事をしたり、アウトドア好きならずっと居たい。人はめっちゃ多い。
[一度は行っておきたい指数:★]
・ビッグサー
サンフランシスコから南下した西海岸の一部をこう呼ぶらしい。これもジャックケルアック関連で、好きなら行ってもてもいい。
・ハイデルバーグプロジェクト
打って変わってミシガン州デトロイト。廃墟をアートプロジェクトに改装したエリア。デトロイトは近年映画のロケ地になることが多かった。旅行で行く人はついでにここにも寄るんじゃないだろうか。
カナダ
カナダには1年半いたが、ずっと東海岸にいたため観光地らしい観光地にはほとんど足を運んでいない。
・ナイアガラの滝
カナダとアメリカの国境にある五大湖の滝。世界三大瀑布と言われているが、おそらく他の2つ(イグアス、ヴィクトリア)に比べると見劣りする。けど一度ぐらい見てもいいんじゃないか。行くときはぜひ、遊覧船で滝の下に近づこう。船はカナダ側、アメリカ側両方から出ており、アメリカ側から行くと空いていた。理由はカナダのほうが入国緩いから。国境のカジノは行かなくていい。
[一度は行っておきたい指数:★]
・フェアモントルシャトーフロントナック【世界遺産】
カナダの観光地といえばケベックシティ。そしてケベックシティの象徴がこの城のようにそびえ立つ建物。これ、実はホテルで一般の人も宿泊できる。僕は泊まらなかったが中には入った。ホテルを含む旧市街全体が世界遺産。ぜひ冬に訪れてください。
[一度は行っておきたい指数:★]
・プリンスエドワード島
「赤毛のアン」の舞台になった、カナダ東端にある島。Netflixドラマがあるから、見た人は行ったら楽しいかもしれない。僕はまあ、普通だった。
キューバ
キューバは一週間の旅行、ハバナだけ。市街地の街歩きメインだったため、観光地らしいスポットはあまり訪れていない。
・革命広場
ただの広場。ハバナを訪れたらみんな一応行く程度。
・サンタマリアビーチ
首都ハバナから一番近いビーチ。僕が行ったときは白人観光客が多く、地元の人はあまりいなかった。ハバナ中心部からバスで一本。
・サルサ音楽ショー
ハバナを歩いていると、「サルサショーをやるから」とやたら声をかけられる。ついていってチケットを買えば、当然のようにガイド料を請求される。中には詐欺やボッタクリも多いため気をつけよう。音楽ショー自体は良かったです。
オーストラリア
オーストラリアも国がでっかいから観光地も多い。そのごく一部。
・バロン川ラフティングツアー
ケアンズです。ネットで検索して申し込んだツアー。ケアンズから行きやすいラフティングツアーはバロン川とタリー川の2つのツアーがあり、タリー川は上級者向け。僕は初心者向けのバロン川を選んだ。ラフティングとか初めてやった。
・グレートバリアリーフ体験ダイビング【世界遺産】
こちらもケアンズから。ライセンスを持っていないためインストラクター付きの体験ダイビング。他に行ったことがないからダイビングスポットとしてどうなのかは評価できないが、一応世界遺産。ツアーはめちゃくちゃ種類があって、日本人のインストラクターもいる安いのを選んだ。ダイビングとか初めてやった。一緒に行った人が途中でリタイアして、けっこうリスクのあるアクティビティなんだなーと実感。
・ロットネスト島
こちらは西海岸パース近郊、フリーマントルから船で渡るロットネスト島。島全体が自然公園になっており、自転車でめぐるアクティビティになっている。クオッカワラビーが有名。値段はけっこう高いが、けっこう楽しかった。坂もあり自転車移動がしんどいっていう人には向かない。
[もう一度行きたい指数:◎]
・バイロンベイ
オーストラリアの東の方、ゴールドコーストからバスで行ける。ここはなんて言えばいいのか、小さい海の街。オーストラリアの海では一番良かった。ゆったり過ごすにはおすすめ。ただ僕は一人で行って暇でやることがなかった。
・ニンビン
バイロンベイからバスで行ける、山の中のヒッピー村。気になる人は「オーストラリア ニンビン」で検索してください案件。海の自然に飽きて山の自然を堪能したければ寄ってもいい。僕はあまりに暇で一泊だけして帰った。
・サーファーズパラダイス
ゴールドコーストの、海岸がめちゃくちゃ長く続いているところ。人が多い。一回ぐらい見てもいい。
ここまでが北米・オーストラリア編だった。長い。一息休憩を挟みたい。カナダは一番長くいたのに、観光地らしきところは全然行ってない。僕が住んでいたトロントにはめぼしい観光スポットがなく、一番近くてアルゴンキンパークなんだけど行かなかった。カナダの観光地はイエローナイフとかロッキー山脈とか、西海岸にめぼしいところがある。
オーストラリアにも長くいたが、ウルルとかブルーマウンテンとかいった有名な世界遺産には行かなかった。機会に恵まれず。
ここからはアジア編です。
タイ
タイはバンコク近郊のみ2回行きました。東南アジアでは一番旅行しやすく、歴史もテクノロジーも自然も海もなんでもある。アジア随一の歓楽街も有名。
・バンコクの寺巡り
仏教好きであろうとなかろうと、とりあえず訪れる。めちゃくちゃ人多い。めちゃくちゃ暑い。けれどやはり、バンコクにいるなら一度は外せない。二度目以降は本当に好きな人が行く感じ。
・アユタヤ【世界遺産】
首都バンコクから電車やバスで行ける近郊の遺跡群。がっかりというほどではないが、規模は小さくアンコールワットみたいなのを想像して行ってはいけない。バンコクに飽きて小旅行するにはちょうどいい。
・カオサンロード
もともとバックパッカーの聖地と呼ばれていたところだが、今はただの観光地。それでもバンコクに行ったら一応寄っておきたい場所。その変わりっぷりを見るのも含めて。
[もう一度行きたい指数:◎]
・ゴーゴーバー
バンコクの一部地域に軒を連ねる、言わずと知れた場所。気になる人は「タイ ゴーゴーバー」で検索してください案件。僕は見て回っただけで、個人的にはあまり楽しめる雰囲気ではなかった。
[行かなくてよかった指数:▼]
インド
インドはまず、インドが楽しめるかどうかで大きく分かれる。土地が広く習慣が強く、経済発展しても変わらぬインドっぷりが好きなら、観光地も楽しめるはず。
・タージマハル【世界遺産】
意外と、行っても行かなくてもいい。美術的な価値を見出す人は行ったらいいと思う。タージマハルがあるアグラは他に何もないから、行くなら1泊、もしくは日帰りで通り過ぎてもいい。首都ニューデリーから微妙に遠い。
・ガンジス川
バラナシは数日いても楽しい。人がひっきりなしに話しかけてくるのはウザイが、観光地だからしょうがない。ガイドなんか頼んでしまったら金を請求されるから、迷いながらも自分の足でガートをいろいろ訪れるのが楽しい。道を覚えるまで歩きつくせ!
[もう一度行きたい指数:◎◎]
・クトゥブミナール【世界遺産】
寄っただけ。ここにある錆びない鉄柱がオーパーツとか言われてた。
・寝台列車の旅
観光地ではないが、インドにおける寝台列車の旅には「ダージリン急行」という映画が存在するぐらいツアー的な楽しみがある。車中で配られるカレー弁当、駅に停車するたびに車内に売りに来るチャイ売り、同じ利用者のインド人や白人旅行者との会話。ただ穴が空いているだけのトイレなど、エンタテインメント要素は満載。初心者はせめて指定席、エアコン付きを選ぼう。いつまでたっても電車が来ない駅も魅力的。
[一度は行っておきたい指数:★★]
ベトナム
ベトナムに行く人は2種類に分かれる。一方はパクチー、アオザイ、ベトナム文化、安い物価の東南アジア旅行を楽しむ層。もう一方は、ベトナム戦争に思いを馳せる層。僕は後者だった。
・戦争証跡博物館
ホーチミンにあるベトナム戦争の博物館。写真や展示物がかなり豊富。訪れているのが白人旅行者ばかりで、彼らがどんな心情でここにいるのか気になるところ。
・クチトンネル
ホーチミンから車で移動。結構遠かった。ここは今でもベトナム軍の土地で、一部が観光客向けに公開されている。旅行者はやはり白人ばかりだった。80年代のベトナム戦争映画を見ていたり、勉強していれば必ず訪れるだろう。
・メコン川クルーズ
旅行会社のオプションツアーで行った。ガイドのおっさんはおもしろかったが、個人的には見どころなし。口コミでは「地獄の黙示録」っぽいと評価されていたのにどこがやねん!チープすぎてがっかりツアーの代表格だった。
[行かなくてよかった指数:▼▼]
香港
香港は日本から近く、飛行機代も安いため韓国台湾並みに行きやすいが、よくがっかり観光地と言われる。確かにめぼしい観光地はない。街歩きや食事を中心に旅行すると十分楽しめる。あと高層ビル群が好きな人も。
・重慶マンション
ここは正直あまり見どころなかった。ホテルもそんなに安くない。一応行っておくところ。
・九龍寨城公園
九龍城跡地。九龍城に思いを馳せるためだけに行くところ。広くはおすすめしない。
・廟街
テンプルストリート。実際行ってみると「深夜特急」のような感動はない。あまりに観光地化しすぎてしまったせいだろうか。
・香港アイランド
スターフェリーに乗って夜に訪れるのがいいんじゃないか。昼の香港はあまりにも暑い。街中のトラムは窓開けっ放しで排ガスがすごい。近代高層ビル密集地帯。
中国
中国は香港から陸路で行ける深センにしか行ったことがない。
・華強北路
秋葉原よりすごいと言われる電気街。中国語が話せてITに強ければ行く価値あると思う。普通に観光で行っても長くはもたない。店頭で売ってるものはAliexpressで安く買える。
[行かなくてよかった指数:▼]
ここまでがアジア編でした。アジアは行ったところが少ない。行くべきところ、有名なところはもっとたくさんあるはず。ただ東南アジアの観光地はどこも似たりよったりと思ってしまう。ヨーロッパもそうで、教会か寺かの違い。じゃあもう結局行き慣れたタイでいいや、とかインドでいいやって思ってしまう。でもネパールは行きたい。
ここからはヨーロッパ編。
スウェーデン
ストックホルムだけ訪れた。こちらも観光は街歩きが中心になったため、観光地として挙げるのは美術館ぐらい。
・フォトグラフィスカ
写真美術館。建物が良い。中にあるトイレすら良い。写真の展示も、その展示方法がめちゃくちゃ良い。キャプションの付け方やライトの当て方など、そっち方面で参考になることも多いと思う。展示内容は変わるから、その都度見たい。
[もう一度行きたい指数:◎]
・ストックホルム近代美術館
コンテンポラリーアートの展示物を見て回るのが楽しかった。わけのわからない絵とかオブジェとか、そういうのが好きだったらずっと見てられる。日本人だと草間彌生の作品などがあった。
スペイン
スペインはグラナダ周辺にしか行ったことがない。ヨーロッパとアラブの混ざった雰囲気があるのかと思ったら、イスラム圏の名残りはほとんどなかった。
・アルハンブラ宮殿【世界遺産】
よく残ってたなという感じのスペインど真ん中イスラム建築。モスクとは違うイスラム建築が見たかったら、お手軽に楽しむことができる。
・メスキータ【世界遺産】
コルドバという街にある、教会とモスクが融合した変わった建物。支配者が変わり、時代が移り変わっても残った建物の成れの果て。
ギリシャ
ギリシャはアテネに寄っただけ。ギリシャについての知識もなく、しかも冬に行ったためその良さを体感できなかった。
・アクロポリスの丘【世界遺産】
人生に一度ぐらいはアクロポリスの丘からアテネの街を眺めてみたいだろう。とにかく観光客は多いし、パルテノン神殿とかただの石だけど、なんかこう「来ちゃった」っていう達成感はある。
[一度は行っておきたい指数:★]
・アクロポリス博物館
博物館については、歴史の知識がないと全然楽しめない。それぐらい準備していけばよかったのに、疲れていた。知識がなくても美術的な観点から楽しめる人はいるかもしれない。
チェコ
チェコはまごうことなき観光地。観光客だらけで行くところはいっぱいある。行ったのはプラハとチェスキークルムロフのみ。
・カレル橋【世界遺産】
カレル橋は何度か渡った。プラハに滞在しているとそのうち渡らなくなる。徒歩が疲れるから、トラムや地下鉄で移動するようになる。それでも必ず一度は渡るだろう。橋の上で物を売っていたりパフォーマンスをしていたり物乞いしていたり、観光地っぽい橋です。次のプラハ城も含めこの辺り一帯が世界遺産に登録されている。
・プラハ城【世界遺産】
丘の上にそびえ立つプラハ城。広いため一日で回りきれず、二日にかけて足を運んだ。泊まっているところからそんなに近くもなかったんだけど、プラハにいたらつい足を運んでしまう。城は夜もいいです。このあたりは独立した城というより城塞都市。
[一度は行っておきたい指数:★]
・フランツカフカ博物館
これは完全に個人的な趣味。訪れる日本人も多いらしく、日本語のガイドがあった。
・チェスキークルムロフ【世界遺産】
プラハからバスで行った。悪くはないんだけど、あまりにも商業的すぎて残念。正直行かなくていいところ。
[行かなくてよかった指数:▼]
・共産主義博物館
場所を見つけるのに苦労した。チェコが社会主義だった頃のポスター、チラシ、新聞やパネル、看板などが飾られている。チェコだけでなく共産主義全般の博物館。興味があればおもしろい。おみやげめっちゃ買いたい。
ポーランド
ポーランドはクラクフとワルシャワに滞在。旧市街の散策も良いが、今回街歩きは全体的に省いているので、具体的なスポットのみ。
・アウシュヴィッツ=ビルケナウ【世界遺産】
クラクフからバスで行った。万人向けというわけではないが、ホロコーストの勉強をしたり映画を見ていれば訪れるといい。僕はまだシンドラー見たことないけど「ライフ・イズ・ビューティフル」とか「縞模様のパジャマの少年」、「映像の世紀」も見ている。とにかくだだっ広い。そして収容所の現物そのままが無造作に残っている感じ、異様。
[一度は行っておきたい指数:★★★]
・ヴィエリチカ岩塩坑【世界遺産】
炭鉱ならぬ、岩塩坑。ガイドより歴史の説明を受けながら、エレベーターで地下に潜り見学する割と人気の観光地。確かにすごいんだけど、岩塩でしょ?と思ってしまう。興味があれば行ってもいい。なければそんなに上がらない。
[行かなくてよかった指数:▼▼]
・ノバフタ
クラクフからバスで行った。ソ連っぽい建築がそのまま残っている地域。共産フェチなら行ってもいいと思う。
・ワルシャワ蜂起博物館
第二次大戦中のワルシャワ蜂起について展示された博物館。映像があったり照明や音響に凝っていて、アトラクションっぽい展示だった。出ていくときに受付の女の人に「どうでした?」と聞かれ「まだまだ勉強が足りない」と答えるしかなかった。
ボスニア・ヘルツェゴビナ
行ったのはサラエボ、モスタル、スレブレニツァ。ボスニア観光は主に紛争についての勉強のみで、それ以外のレジャーに適した場所は知らない。
・ガレリア11/07/95
サラエボにある小さな写真展。今でもやってんのかな。内容はボスニア紛争の写真。見たことがある写真も多かった。中でBBCのドキュメンタリーも流していた。
・スレブレニツァ
サラエボからバスで行った。ボスニア紛争中に起こった「スレブレニツァの虐殺」の跡地。観光というより追悼のために行くようなところ。興味本位で行くとわけがわからないしつらいだけ。虐殺からまだ20年そこそこしか経っておらず、展示や説明書きはあまり整備されていない。当時小学生だった生き残りから話を聞く。行って学ぶべきことはあるが、ただただきつい。
[行かなくてよかった指数:▼]
・スタリモスト【世界遺産】
サラエボから南にバスで行った、モスタルにある橋。橋ばっかりだな。これもボスニア紛争関連だけど、サラエボ周辺に比べれば観光地然としている。明るくきれいで観光客も多い。気持ちも和らぐ。
クロアチア
クロアチアはドゥブロヴニクのみ寄った。モスタルからバスで向かった。
・ドゥブロヴニク【世界遺産】
ゲームオブスローンズのロケ地にもなったドゥブロヴニクは、プラハやクラクフの市街地よりもディズニーランド感の強い中世の町並みが残っている。もはや寓話的である。そして観光客だらけの観光地なのに、なぜかそんなに悪い気がしない。テーマパークっぽいからか。周囲が海で囲まれており、水着で泳いでいる人もいる。
[一度は行っておきたい指数:★★]
・スルジ山
ドゥブロヴニクからロープウェイが出ている。それを横目にあえて徒歩で登る人がどれぐらいいるだろうと思ったら、メチャクチャ少なかった。道中すれ違う人は2,3人、ほとんどの人がケーブルカーで上り下りしている。徒歩の足場はゴツゴツとした岩だらけなので、サンダルなどで登るのはおすすめしません。
以上、ヨーロッパ編はここまで。上から続けて読んでくれている人、お疲れさまでした。ヨーロッパはイギリス、フランス、ドイツ、イタリアといったメジャーどころにまだ行けてないんで、いつか行ってみたいと思います。
そしてここからは最終章、中東。+モロッコ。
モロッコ
旅仲間から「モロッコ旅行は2ヶ月ぐらいの尺をとるべき」と言われた。それぐらい見どころのあるモロッコだが、わずか一週間ぐらいしか滞在していない。まだまだ見どころはある。
・シャウエン
旅行チラシで有名な青い町です。一回行っとけばいいかなという程度。標高が高いため、モロッコの他の地域に比べて寒い。
・ジャマエルフナ広場【世界遺産】
ここを含めたマラケシュメディナが世界遺産に登録されている。広場は毎日がお祭り騒ぎで、この国はどうなってるのかと思う。広場に至る道は複雑すぎて、いつまでたっても覚えられない。オレンジジュースを飲むのがお勧めだとか。僕は飲んでいない。ミントティーを飲んだ。フェズのメディナに行っていれば、マラケシュメディナはもうお腹いっぱいと思うはず。メディナはどこか一箇所で十分。
[一度は行っておきたい指数:★★★]
・ムハンマド5世廟
首都ラバトにあるお墓。これも一応世界遺産に入るのだろうか。中に入れる曜日、時間帯が限られており、運が悪いと見れない。1971年完成でけっこう新しい建物。イスラム王朝のお墓ってこんな感じかーという感想。
ヨルダン
ヨルダンを訪れる機会が二度あった。一度目にペトラと死海を訪れ、二度目はイスラエルに入国するために訪れた。観光地しか行ってない。
・ペトラ遺跡【世界遺産】
ペトラはめっちゃすごいっていうわけではない。こういう古代遺跡が好きだったらエジプトのピラミッドや王家の谷の方が迫力あると思う。行ってないけど多分。それでも、ペトラは楽しかった。これから行く人は是非ガイドを付けずに、端から端まで歩いてみてください。エルカズネを見るだけじゃなくて、崖の階段を登って上から見渡してみてください。聖域を感じる。
[一度は行っておきたい指数:★]
・死海
死海は言ってしまえばリゾートで、周りには他になにもない。行ってやることも死海に浮かぶだけ。この体験は実に不思議だった。ただ水に浮いているだけなのに、おかしくて笑える。僕は4人で行った。一人で行く場所ではないです。
イスラエル
ヨルダンの首都アンマンからバスで行った。エルサレム観光のみ。エルサレムはめっちゃ観光地です。宗教のディズニーランド。ディズニーランド言いすぎやな。
・聖墳墓教会【世界遺産】
「エルサレムの旧市街とその城壁群」としてこの一帯が世界遺産に登録されている。聖墳墓教会はイエスが十字架にかけられたというゴルゴダの丘の上に建っており、中にイエスが3日後復活を遂げたとされる石墓がある。行く際には十字架を担いだ道ヴィア・ドロローサを順に巡るといいだろう。観光客よりも多くの敬虔なクリスチャンが、巡礼に来ている。終始厳かな雰囲気。
・嘆きの壁【世界遺産】
通称:嘆きの壁こと西壁。破壊されたエルサレム第二神殿の残った一部に、毎日ユダヤ教徒がお祈りを捧げている。一見すると近寄りがたい雰囲気だが、実は結構フランクに近寄れる。みんな写真撮ってる。イスラエルのユダヤ教徒はだいたいフランクで親切。
[一度は行っておきたい指数:★★]
・岩のドーム【世界遺産】
一方の岩のドーム、こちらはかなりピリピリしている。イスラム教の聖地の一つで、ムハンマドがミウラージュしたとされている。中にはファンデーションストーンが祀られているが、立ち入りできない。建物の近くに行ける時間もごく限られているから、見たければ計画的に周ろう。
・ヤドヴァシェム
エルサレムからバスで行ける、ホロコースト博物館。アウシュヴィッツのように展示されている現物は数少ないが、近代的な建築の中でビデオ上映があったり写真を展示している。イスラエルの子供たちが学校から見学に来ている。めちゃくちゃ多い。真剣に対峙しているかと思いきや、割とみんなふざけているのが印象的。
パレスチナ
パレスチナと言っても、エルサレムからバスに乗ってベツレヘムへ行っただけ。日帰りで簡単に行ける。ヘブロンなどは行けなかった。
・降誕教会【世界遺産】
クリスマスツリーのてっぺんに飾る星をベツレヘムの星というように、イエス生誕の地がこのベツレヘムだと言われている。その上に建った教会が降誕教会。聖誕教会とも言う。こちらもエルサレムの聖墳墓教会同様、観光客よりクリスチャンの巡礼者が多い。
・バンクシーのグラフィティ
ベツレヘムでやることと言えば、降誕教会へ行くこととバンクシーのグラフィティを見ることぐらいしか思い浮かばない。バンクシーはイギリスのグラフィックアーティスト。当時僕はバンクシーという名前を知らなかった。今でこそ小池都知事のせいで一般的な知名度も上がったが、「バンクシー・ダズ・ニューヨーク」という映画を見てから行くことをお勧めします。
[一度は行っておきたい指数:★]
中東もまだ行きたいところはたくさんある。トルコ、レバノンは比較的行きやすい。ドバイも。シリア、イエメンあたりは難しい。アフリカはモロッコを再び訪れたい。エジプトも一度は立ち寄りたい。ガーナに行ったけれど観光地を訪れていない。いずれにせよ遠いからなかなか行けない。他には、南米も全く訪れていない。
それでも70ヶ所の観光地(うち世界遺産19ヶ所)を、二三言のコメント付きで並べてみた。ここまで読んでもらってお疲れさまでした。知ってる場所、行ったことある場所、行かなかったところ、行きたかったところ、違う意見、などなどあったかもしれません。コメントでも質問箱でもいただけたら嬉しい。僕が行ってなくて、おすすめの行くべき観光地も知りたい!
以下より「一度は行っておきたいところBest3」「もう一度行きたいところBest3」「がっかり?行かなくてよかったWorst3」まとめ+おまけ:旅行初心者に無条件でオススメする観光地。ここまでの内容に満足いただけた方、ドネーションいただけるとご覧いただけます。よろしくおねがいします。
サポートいただけると店舗がその分だけ充実します。明日への投資!