見出し画像

空港に住みたい!住みたい空港ランキング

集え、空港ファン!空港に住めると思っていた。空港にはこれまで何泊も泊まった。空港からはどこの国へだって行き放題、空の玄関。空調が効いていて、レストランもトイレもWi-Fiも喫煙室もある。売店もたくさん。テラスに出られる空港だってある。横たわれるベンチや横たわれないベンチ、床に寝ることだって。

世の中には「地球の歩き方」ならぬ「空港の寝方」ウェブサイトがある。

今まで訪れた空港全部と、その感想を挟みながらの住みたい空港ランキングをまとめていきます。そして全国の空港ファンにうかがいたい。あなたの住みたい空港はどこか?

空港泊した空港

■ストックホルム・アーランダ空港(スウェーデン)

いきなり住みたいランキング2位。アーランダ空港は北欧デザインで有名らしく、世界一おしゃれな空港とも言われている。

画像1

ニューヨークからここに到着する便が4時間遅れたため、乗継便に乗れず一泊したことがあった。空港併設のホテルもあったが、空港内のベンチで寝た。クッションが付いてリクライニングも可能な寝やすいベンチだった。電源もあり、Wi-Fiもある。物価が高すぎるため食事はあまり取る気になれなかったが、キッシュとマクドナルドを食べた。(2015年情報)

■バルセロナ=エル・プラット空港(スペイン)

いきなり住みたいランキング1位。ポイントはやはり中庭だろう。空港の中というのは密閉された空間で、どうしても息が詰まる。屋外に出たいと思うが、トランジットなどで滞在していると出られないことも多い。しかし、バルセロナの空港は空港内に中庭完備しているのだ。しかも中庭にカフェまである。喫煙スペースも中庭にあり、煙がこもらなくて息苦しくない。

画像2

ただしこの空港の難点は、横になって寝られないベンチだろう。手すりがついている。しかたなく僕は床に寝ていた。(2015年情報)

■トロント・ピアソン国際空港(カナダ)

トロント・ピアソンはゲートの中に入ってしまうとティムホートン以外の売店・レストランがバカ高いため、空港の中に入る前に食事を済ませておこうというのが定石。待合スペースにはiPadが並んでおり自由に使えるが、ネットは遅い。Wi-Fiも搭乗ゲートの外側、誰でも入れるスペースのほうが強い。

画像3

チェックインカウンター14番15番の奥に寝られるベンチがあり、難民キャンプのように人がたくさん寝そべっている。電源もあるが、電源近くのイスはもれなく占拠されているだろう。(2015年情報)

■アンマン・クイーンアリア国際空港(ヨルダン)

アンマンの空港には深夜に到着し、朝になってからタクシーでバスターミナルへ向かった。その夜から朝までを過ごしたんだけど、特にめぼしいものはない。(2016年情報)

■クアラルンプール国際空港(マレーシア)

KLIA2には何度も行ったし何度も泊まった気がする。森の中にある空港。生活するには申し分のない設備が整っている。スターバックスもある。出入りする人も多い。雨も多い。住みたいランキングで言えば4位か5位ぐらいだろうか。決して悪くはないんだけど、なんだろう、寝られるスペースが小汚い感じがするのかな。(2015年情報)

■ドンムアン空港(タイ)

ドンムアンには嫌な思い出しかない。同じバンコクのスワンナプーム国際空港に比べてしょぼすぎる。まず小さい。飲食店は高い、種類少ない。暗い。僕が利用したときは中国人観光客が押し寄せていて行列を作り、1時間半以上並んだ。この空港を利用するのは二度とゴメンだと思った。しかしAirAsiaでタイに行くならドンムアン発着である。一度間違えてスワンナプームに行ってしまったことがあった。無料のシャトルが出ていた。(2015年情報)

■北京首都国際空港(中国)

画像4

ニューヨークへ行くにあたり、一番安かったエアチャイナに乗ると北京首都国際空港でトランジット一泊になった。大きく広く、悪くないです。食事もおいしい。ただし、僕はその日体調を崩していて蕁麻疹が出た。Wi-Fiは使えるがややこしく、結局受付の人に聞いてログインIDを発行してもらった。そして検閲があるためFacebook、LINE、Twitterあたりは利用できない。(2014年情報)

■関西国際空港(日本)

関空はまさに我らの玄関口。空港までの交通費を節約するため、僕はいつも南海電車の急行で行く。関空で寝るときはいつも中のネットカフェを利用していた。KIX ITMカードを提示すれば半額になる(無料で作れる)。

Peach専用過疎のターミナル2にも寝るスペースはあるけれど、テレビ広告が大音量で一晩中流れているから寝づらい。寝るときはターミナル1を利用しましょう。日本の空港の優れたところは、空港で何でも揃うところ。ユニクロも無印も100均もあり、手ぶらで空港に行っても全てが揃う。忘れ物をしても困らない。(2018年情報)

今までに訪れた空港

ここからは空港泊はしていないけれど、利用したことのある空港。印象に残っていないところも多いため飛ばしていきます。

アジア圏

■ホーチミン・タンソンニャット国際空港(ベトナム)

2010年に行ったから9年前。経済発展も著しいベトナムのことだから、もう様変わりしていることだろう。特に印象もない。

■香港国際空港(香港)

香港の空港は2011年と2017年の2回訪れている。一回目はインドとのトランジット。帰りに食中毒で6時間身動き取れずダウンしていた。2回目は普通に香港を訪れた。きれいで大きな空港だったように思う。

■シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)

2018年にトランジットで利用したのみ。大きくきれいでレストラン、免税店ともになんでも揃っていたが、とにかく物価が高い。特に酒は販売時間が制限されており、それを越えた後でも飲める店の金額が異常だった。ビール一杯1500円。

■インディラ・ガンディー国際空港(インド)

画像5

2011年だからほとんど覚えていない。ここの売店で食ったサンドイッチに当たって食中毒になったと思う。建物自体はきれいだった気がする。空港の外でずっとノキアのCMを繰り返しているモニタがあった。

■スワンナプーム国際空港(タイ)

2011年と2015年に行った。スワンナプームも良い空港。何がいいかって、地下の100バーツ食堂が良い。従業員やCAなんかも多く利用している。タイフードはまずここで食べて味と金額の相場を学ぶべし。

Magic Food Pointという名前だそうだ。

■桃園国際空港(台湾)

2012年にトランジットで。台湾には6時間だけ入国した。空港から台北市までは遠く、市内にいられる時間が非常に短かったのを覚えている。空港の印象はほとんどない。

■成田空港、羽田空港、那覇空港(日本)

成田2016年、羽田2018年。関空以外で日本の空港はこれぐらい。伊丹は覚えていない。成田と関空は入っている店などが近かったけれど、成田は横に広くて移動が大変だった。関空は縦に広いからエスカレーターに乗るだけ。羽田は店が少ない。那覇は覚えていない。

ヨーロッパ

■プラハ・ルズィニエ国際空港(チェコ)

今はヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港と言うらしい。2011年に訪れた。帰国するときのチェックインで「窓側じゃない方」と英語で言ったら「ツウロガワ」と日本語で返ってきた。空港の印象はない。

■シェレメーチエヴォ国際空港(ロシア)

アエロフロートが安かったから2016年にトランジットで。人多い。ターミナルによって格差が激しいから、別のターミナルに移動すると売店やレストラン、ベンチなどが充実しているという珍しい仕様。窓の外の豪雪が印象的。

画像6

■グラナダ空港(スペイン)

2016年に着陸だけした。田舎の小さい空港。特に印象なし。

■ヘルシンキ・ヴァンター国際空港(フィンランド)

画像7

2015年にトランジットで利用。中にバーなどがあってかっこいい。お土産屋のネーチャンに「ありがとうは何て言うの?」と聞いたら「フィーニッシュ?」と聞かれ、フィンランド語ってフィーニッシュなのかfinishっぽいと思っていた。ちなみにありがとうはkiitos(キートス)。

■クラクフ・バリツェ空港、ワルシャワ・ショパン空港(ポーランド)

2015年に利用。EU圏内で、スルーパスの入国に感動した。ポーランドの通貨はユーロ圏ではなくズウォティ(zloty)。空港自体に印象は無し。

■ベオグラード・ニコラ・テスラ空港(セルビア)

2015年にトランジットで。滞在時間が短すぎて、国章のピンバッヂを買ったことしか覚えていない。なんとなく良い印象は残っている。

■サラエヴォ国際空港(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

2015年に着陸。人が少なすぎた印象。空港から市街地へ出るための移動手段がタクシーしかなかった。何もない街の何もない空港だったが親切だった。

■ドゥブロヴニク空港(クロアチア)

2015年に訪れた。市街地からバスで遠く離れた場所にあった。本当にそれ以外何も覚えていない。

■アテネ国際空港(ギリシャ)

2016年に来訪。そこそこきれいだったように思う。市街地までの電車でアコーディオンを演奏する流しを見たことが一番印象強い。ニューヨークだとラッパーなのに、アテネではアコーディオンかって思った。

アメリカ

■サンフランシスコ国際空港、ジョン・F・ケネディ国際空港(アメリカ)

アメリカはこの2つしかない。厳密に言えばハワイもあるが全く記憶にない。サンフランシスコは2012年。ターミナルどこ行っていいかわからなかった。空港でレンタカーを借りて外に出たが、道路が広すぎてびびった。

JFKは2013年と2015年。入国はとにかく並ぶ印象。1時間半並んだ。JFKはそんなに新しくないためか、あまり充実していない。空港のある場所がなんでジャマイカなんだろ。

■バラデロ空港(キューバ)

2015年に利用。バラデロ空港から首都ハバナは1時間半かかる。小さな空港だった。ホセ・マルティ国際空港はもっと近くて大きい。キューバの入国にはツーリストカードが必要で、有料だと聞いていたがSunwingの機内で配られた。入国手続には1時間ぐらい並んだのに、30秒ぐらいでほぼ素通り。

オセアニア

■ケアンズ国際空港、パース空港、ゴールドコースト空港、シドニー国際空港、メルボルン空港(オーストラリア)

2015年。オーストラリアはたくさん行ったから全然記憶に残っていない。単純に思い入れがない。国内はLCCが便利で電車やバスで移動するよりも安かったりするから、よく乗っていた。外国から入国の際は、機内中に防虫かなにかのスプレーを撒かれる。あれはなんとかしてほしい。ろくでもない。入国手続きの無人ゲートを初めて利用したのはパース空港だった。

画像8

中東

■ドバイ国際空港、アブダビ国際空港(アラブ首長国連邦)

ドバイは2011年、アブダビは2016年。このあたりの空港はとにかくゴージャスで過ごしやすい。ドバイはトランジットが4時間以上の人向けに無料の食事提供があったりする。8時間以上はシャワーが使えるとか。住みたいランキング3位もドバイ。こんな写真しか残っていなかった。

画像9

■ベン・グリオン国際空港(イスラエル)

ベングリオンはいかにもイスラエルの空港という感じ。出入りするたびに身体検査。チェックインのときにも二重で検査。全てイスラエル国防軍っぽい軍服を着た若い女性たちが行っている。中に入ってしまうと古い大きな空港。快適は快適だった。

アフリカ

■ラバト=サレ空港、ムハンマド5世国際空港(モロッコ)

ラバトは2015年、カサブランカは2016年。モロッコの空港も印象がない。長く待たされたというぐらい。モロッコは並ぶ習慣がなく、チェックインも混雑しがち。

■ボレ国際空港(エチオピア)

画像10

2018年と2019年に訪れた。ここはボロい。今まで利用した中で一二を争うボロさだった。空港自体が古いのだろう。喫煙室はカオスだった。

■コトカ国際空港(ガーナ)

2018、19年に利用。最近新しくなったそうで、設備は整っていないけれどきれいではある。貧しい国だから期待はできない。飛行機もよく落ちる。

住みたい空港ランキング…結果発表

住みたい空港ランキングを振り返ると、

1位、バルセロナ=エル・プラット空港(スペイン)
2位、ストックホルム・アーランダ空港(スウェーデン)
3位、ドバイ国際空港(アラブ首長国連邦)

でした。順当だ。

さて、僕はここまでいくつの空港を挙げたでしょうか?正解は…


42。空港ファンのあなたが住みたい空港を教えてください!ラウンジとか、お金を払ってそれ相応のサービスを受けられるのは当たり前だから、ありがたみを感じないです。

サポートいただけると店舗がその分だけ充実します。明日への投資!