インドアと包容力 #手紙革命

オクヤマくんへ


 オクヤマくん、久しぶり。
 お元気ですか。
 最近会えてないね、寂しいです。


 大学時代毎日のように一緒にいてくれた仲間は、私にとって人生の宝物です。
 何かにつけて思い出してしまうし、大学を卒業してから数年たった今でも、明日会えるような気がしています。

 

 オクヤマくんは、一緒にいて本当に落ち着く存在でした。
 ありきたりな表現だけど、本当にその通りで、
ふざけた話も、まじめな話もできる数少ない友達でした。


 普段は、
強烈に印象に残ったアニメのキャラのセリフとか、
芸人のギャグとか、
意味不明のふざけた言葉を連呼することもあったけど、
急に真面目に核心を突いたセリフをさりげなく話すので、
君は本当に頭の回転が速いんだと思います。

 それでいて、君はきっと私が思っている以上に、
外の世界が好きではなくて、
一人の世界に浸かることが大好きな人なんだよね。

 それなのに、外に出ているときは私たちと一緒にいてくれて、
私たちを笑わせてくれて、私たちに的確なアドバイスをしてくれました。
君に相談に乗ってもらって、楽にならなかったことはなかったです。


 それぐらい、包容力がある人間だと、私は思います。


 「包容力のある人」とは、一般的に、人の良い面も悪い面も同時に「受け入れる」ことのできる人のことを言いますが、
私は、「受け入れる」ことに加えて、「寄り添う」ことのできる人こそが
真に、「包容力のある人」と言えると思っています。


・悪い面を指摘するのではなく、まず空気を読んで相手の感情に寄り添う

・反省しているのであれば、前向きなメッセージで優しく励ます

・ふっきれているのであれば、いじりを含めたユーモアな言葉で日常に戻す


・相手の感情をまず受け止め、相手を見てその気持ちに応じて寄り添う


 これを自然にできる人こそ「包容力のある人」であり、
たくさんの人に慕われるスキルを持っていると思います。


 オクヤマくんはまさに、そんな「包容力のある人」です。


 私は、そんな君にたくさん救われました。
 たくさん寄り添ってもらいました。

 

 同時に、学びました。


 自分のきれいなところだけでなく、汚いところもさらけ出せてはじめて、
心を通わせる友達になれる
ということを。


 そして、そんな友達はどんな自分も受け入れてくれるということを。



 君に出会えて、私は幸せです。
 君と4年間の大学生活を過ごせたことを誇りに思います。



 ありがとう。



 インドアで腰の重い君だけど、いい加減、飲み会に来てください。

 まだこの状況の中、難しいのは間違いないけれど、

社会人になってまだ1度も再会できていないのは、悲しすぎるから。



 集合しましょう。5人で。
 

 

 楽しみにしています。心から。

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