見出し画像

クリヤーボディ切ろうぜ

スプリングGPが始まりましたね。
立体LCだったりで面白そう。
スプリングは大阪とか岡山あたりに参加できたらええなぁと思ってます(マシンは無い)
これとは別で3月に遊ぶためのマシンとしてレイザーバックのキット買いました。
買ってから気付いたけどラリーブロックタイヤのが近々発売されるんすね、、、(既にされてる?)まぁいいや。

さて今回は僕がやってるクリヤーボディのカットのお話を。
公式大会や3レーンのレースに参加されてる人のほとんどがクリヤーボディを使っているイメージです。
クリヤーボディ、クリアボディ、ポリカボディ、とりあえずタミヤさんはクリヤーボディて表記してた気がするからクリヤーボディって言うてます。
最近のはポリカーボネート製ですね(ですよね?)
何年か前に発売されたアバンテイエローSPはペットボトルと同じ素材、PET製でした(よね?)
むかーしの、古のは塩ビ、PVC製(やんな?)で割れやすいイメージ。

ボディなんてのってたらなんでもええね〜ん、な人もいらっしゃると思いますが僕はカッコイイほうがテンション上がります。

特殊な方法や道具を使用しているわけではありませんしクリヤーボディのカットに慣れている人から見たらたいした内容ではないと思いますが「こういう部分は道具これ使ってこんなふうに」みたいな感じで紹介していきまーす。

まずボディのカットは大きく分けると2パターンですかね?
塗装してからカット、カットしてから塗装。
どちらが正解とかはないと思いますが僕はカットしてから塗装してます。
説明書通りのカットとボディの取り付けならどちらも差はないと思いますが提灯へ取り付けたりカットで個性を出そうとするなら先にカットするほうが圧倒的にフィッティングさせやすいです。
塗装してからのカットにメリットを感じません。
(既存のボディの複製とかでカットラインが決まっているならそんなことないと思うけど)
切ってて塗膜が剥がれたり割れたりすることもあるからここはやっぱり塗装前にカットを推したい!

まず使っているツール達です。

画像1

特別なものはないでしょ?
リューターのビットはシチュエーションによって何種類か使用してます。

【カットラインを決める】

画像2

まずはカットラインを決めます。
僕は細い油性ペンを使用してます。
なんとなくのイメージだったりどこかで見たかっこいいボディの真似だったり、大雑把に目安ぐらいの感覚で書いてます。
切ってるうちに全体のバランスを見て変更したりすることも多いのでほんまになんとな〜くのガイドラインです。

【粗く切り出す】

画像3

ハサミですね。
カットラインギリギリよりも少し余白を残してカットするほうが失敗しないと思います。
余分な部分を大雑把に切り離しておいたほうが入り組んだ部分は加工しやすかったりしますが細かい部分の周りを残していたほうがボディのたわみが少なくなって刃を入れやすかったり、そのへんは徐々に掴めると思います。

ここからはシチュエーション?ごとにやっていることなどを。

【まっすぐカット】
カッターと尺を使ってます。

画像4

カッターで軽く刃を入れて筋をつけます、

画像5

折り曲げれば、

画像6

パリッと割れてカットできます。

画像7
画像8

ウイングやサイドを切るときによくやってます。

【角】
角の部分は丸みをもたせています。
なんて表現したらええんやろ?
凹角?凸角?

画像9

伝わる?
凹角は鋭角だとそこをきっかけに裂けてしまったり。
凸角は突起物と同じで単純に危ない。
凹角は先にリューターなどで穴をあけてやるとカットしやすいです。

画像10
画像11

ドリルよりもこんな感じのダイヤモンド系のリュータービットのほうが綺麗にあけれると思いますが熱が入ると一気に進むので注意です。
ビットが逃げないように千枚通しなどで予め穴をあけ、それを拡げるようにビットを当てたりも良いかも。
穴にバリができますがデザインナイフで軽く刃を当てれば簡単に除去できます。
凸角は鋭い部分にペーパーを当てたりRをつけてカットしたりしてます。

画像12

【デザインナイフぶっ刺し】

画像13

サンダーショットのウイング周りをカットするときによくやる方法です。
文字通りデザインナイフを刺すだけなのですが刃がついた方向へ直線状に切れるので通常のナイフの動かしかたみたいに刃が逃げたりすることがないので失敗しにくいです、そして比較的安全。

画像14

段階的に刺してガタガタな部分はナイフやヤスリで整える感じです。

【ホイールにペーパー貼り】

画像15

太い円筒ビットみたいな感じになります。

画像16

滑らかなRをつけやすいです。
タイヤに近い径になるので実車系のフェンダーなども綺麗なR状にできます。

【フィッティング】
これに関してはボディやシャーシによって色々なので一概に言えませんが、まずはシャーシと接触している部分を探します。

画像17

この場合だと、

画像18

この2箇所ですね。

画像19

アバウトめにマーキングしてカットします。

画像20

ちょっと低くのせれるようになりましたがこの段階ではまだボディを取り付けるための穴をあけていないのでまだまだ低くなります。

画像21

なので取り付け用の穴をあけます。

画像22

ボディの前後左右の位置を決めて穴をあける位置をマーキングし穴をあけます。
この時点では固定用のピンなどがギリ入るぐらいの小さい穴のほうがいいです。
そしてボディを取り付けてみます。

画像23

この時点ではだいたいズレてます。
なので、

画像24

こんな感じに穴を拡げてボディを動かします(画伯)

画像25

(こんなもんかな、、)

画像26

で、フィッティングに戻ります。
取り付け穴をあけたことを考慮してどのぐらい低くなるか考えてマーキングしてカット。
(だんだん説明するの混乱してきたぞ)

画像27

あんまり落ちない。
なぜなら、今度はここがシャーシと接触しているから。

画像28
画像29

接触部分をくり抜いてみましたが、まだ2mmぐらい落とせそうですね。
搭載位置が低いほどカッコイイ感じもしますがボディの形状やシャーシの構造、作る人の好みによって色々なので各々の感覚で決めましょう。
サイドが路面に接触しているのでそのへんを考慮して更に落としてみます。

画像30
画像31

ということで限界近くまで落とせました。
まだ落とせる余地はありますがウイングの部分的には限界っぽいのでこれ以上はボディの印象が大きく変化してしまいそうです(使うボディの象徴的な部分が無くなったり)
ほんまに自己満や好みの領域やと思います。

今回は説明のためにカットしたので所々で粗が目立ちますがそのへんはご勘弁を。
横からしか見えない部分に関しては左右を同時に見えるものではないのでそこまで神経質にシンメトリーさを意識しなくてもええかなと個人的に思ってます。
上や正面から見て気にならないレベルならok〜ok〜。
「切る」は荒出しぐらいで考えて切断面や穴は「削る」を意識して切断面にペーパーを当てて仕上げたりするとだいぶ見た目の印象が変わると思います。
神は細部に宿る、みたいな。
僕個人としては低く!干渉部分の逃げは最小限に!な感じが好きです。

画像32

(な?)
クリヤーボディを切り慣れてる人からしたら大した内容ではないのですが手間をかけたぶんだけ印象も変わるし愛着も湧くんちゃうかな、と。
慣れてない人や興味があって挑戦してみようかなって思っているかたの参考になれたら嬉しいです。
長々と見づらい部分も多かったと思いますがお付き合いありがとうございましたー!
質問とか気になる点がありましたらコメントなどでお気軽にどうぞ!
次は塗装、、、だと環境による差が大きいのでマスキングとか、、かな?
ではまた!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?