ラク!時短!面タイヤ作り
月末にはJC大阪大会2!
2019のジャパンカップは去年ほど参戦してなくて今のところ大阪1と福井の2会場だけ行きました。
大阪2が3戦目、楽しみです。
未だに完走できてない283です🙋♂️
(4周しただけ)
前回の福井から時間はあったので新しくマシンを作りました。
あとはタイヤを作って完成です。
今回の記事は僕のホイール&タイヤ作りの作業をご紹介します。
以前あげたタイヤ作りの記事はローコスト&限られた道具で、というシチュエーションでした。
今回は作業時間は短く、できるだけ精度は高くを目標にして道具を揃えていった僕の環境での作業です。
これから何かツールを追加しようと思っている人や似たような作業環境の人の参考になれたら嬉しいです。
今の方法にしてからは時間も短縮できたし個人的に満足できる精度なので以前より気楽にタイヤを作れてます。
真円も良い感じで4輪の径の誤差もほぼ無いですし相変わらずパーツの選別もしてません。
ワークマシンやリューター1本で作るよりもめちゃめちゃ時短でラクです。
ホイールはカーボン強化ローハイトのディッシュ、タイヤはローフリクションで作ります。
【軸穴の貫通】
短く切断した中空シャフトを挿入します。
(切断面側は挿入しにくかったり引っかかって穴を潰す恐れがあるので注意)
抜くときはペンチで摘んで引っ張ってます。
短いぶん曲がりにくい、、はず、、
シャフトをガイドにして1.1mmのドリルで下穴をあけます。
(シャフトの個体差によっては1.0mmとか1.2mmだったりするかも)
ホイール貫通ツールを使用し1.8mmのドリルで貫通させます。
このツールはホイールのリムを基準にドリルをガイドするのでホイールの精度によっては穴がズレます。
(後から修正するので僕はあまり問題視してません)
ホイールのどこを基準にしても結局はホイールの精度次第だと思うのでナーバスになり過ぎても疲れそうですね、ケセラセラです。
1.1mmの下穴があるので貫通ツール無しでも問題無いかも。
電動ツールを使うよりピンバイスなどを使った手作業のほうが上手くいく気がします。
これで軸穴は貫通しました。
ですがこの状態(1.8の丸穴)だとマシンへ組んだときにシャフトの抜き差しが固くて大変なので一手間加えます。(好みの問題)
中空シャフトの先端を少し削り角にエッジを立てます。
↑↑↑
比較。
左がエッジを立てたもの、右が元の状態です。
伝わる?
ピンバイスへ取り付けます。
(取り付けなくてもいける、プラハンマー使うならやめたほうがいいです)
六角の角がズレないよう注意して元々の六角穴ぶんぐらい挿入したらハンマーでコツコツ打ち込みます。
これで貫通させた穴も六角になります。
(画像で伝わるかな、、)
実際にシャフトを抜き差しした感触は中空シャフトで1回打ちのものが僕の好みです。
打ち込みに使用するシャフトと打ち込み回数で締まり具合いは調整できます。
【蓋取り】
刃をいれる位置の目安にマスキングテープを貼っています。
8.5mm幅に切って使用しました。
マスキングテープでなくても目印になったらなんでもokです。
(ん〜、このぐらいなら貼らずに感覚でいってもええかも)
短く切ったシャフトだったりSIGさんのとこのシャフトツールだったりをホイールへ挿してリューターにセットします。
デザインナイフの刃をいれていきます。
トルクフルなリューターならこの時点で蓋を落とせると思うんですが僕のは途中で負けてしまいます。
少しずつ刃を進めたり回転数を上げたりしたらできないこともないんですが摩擦熱で溶けたりするのが嫌なのである程度刃がはいっているなら諦めて途中でやめます。
リューターからホイールを外しシャフトも抜きます。
途中まで刃をいれた部分をガイドにして大きめの刃で輪切りです、パワープレイです。
パワープレイだけど色んな位置から少しずつ刃をいれて申し訳程度でホイールが歪まないように意識してます。
まな板の上でニンジンを回しながら包丁で切る感じです、うんうん🥕🔪
よっしゃー!取れたー!
切断面ボソボソやけど後で修正するから全然気にしない!
文字通り蓋さえ取れたらリムとスポークは後から修正するのだ。
【切断面と真円の修正】
真円の修正は"🔰タイヤ、一歩踏み込んでみる? vol.1"と同じ道具と手順です。
蓋を取った切断面もペーパーを当てて整えていきます。
ローハイトのディッシュは180番である程度整整えてから、
いらない部分をデザインナイフで落としています。
再び目標の幅になるまで#180で削ります。
目標の幅になったらディスク面は一旦終了します、後からタイヤの幅の調整でホイールとツラにしてからペーパーの番手を上げて仕上げるからです。
(どうせまた粗いペーパーを当てるけど#800まで当ててます)
こういう削りカスを落とすのに僕は毛が少し硬めのナイロンブラシでゴシゴシしています。
↑↑↑
持ち手が長いものがほとんどなので短く切って使ってます。
毛も少し短く自分でカット。
竹の質感が良い!
はい取れる〜。
完全には取れてないけどな!
最終で仕上げるときに綺麗するのでこんなもんでええんすよ。
ギヤを削ったときもこの方法でカスを落としてます、結構便利。
【タイヤの接着】
セメダインスーパーX2推しな感じの僕ですがカーボン強化のホイールにはバッチリ接着できる瞬着です、3S。
X2は二推し。
ホイールにタイヤをはめて流し込むだけです。
リューターを低速で回せるとラクちん。
ハードタイヤやスーパーハードタイヤの場合は接着できているか確認して接着できてなかったら指でタイヤを少しめくって流し込んでいます。
ローハイトは硬いしホイールへの締めつけも強めなのでイン側(リブ側)とアウト側に瞬着をぐるっと一周流せば大丈夫だと思います。
【タイヤ削り】
ボール盤を使用するんですがリューターよりトルクが強いのでPPホイールのときは穴がなめないようにシャフトツールではなく中空シャフトを使うことが多いです。(太いから)
1回で削る量やヤスリの送り方によってかかる負荷は変わってきますが、、
クロステーブルにバイスが付いてます。
バイスにヤスリ(ブライト900)の側面の刃が上を向くように噛ませます。
刃が短めになるように噛ませたほう削ってるときにヤスリがビビらなくて良いかも(画像は長めに出てるけど)
チャックにタイヤをセットします。
レバーを下げたときにトレッド面が全て削れるように高さも調整しておきます。
チャックなんですが、レクソンのボール盤に付属しているものは軸の精度が良くないです。
なのでユキワのJ8MG1JTというドリルチャックを使ってます。
1本目をセットしたらタイヤに触れるおおよその位置までヤスリを送ります。
ローハイトタイヤだと元の径は26mmぐらいですね。
クロステーブルの前後方向のY軸のハンドルの目盛りを0に。
削りカスが飛散しないようにチープ感満載なカバーもセットします。
カバーは100均で良さげなものを探しました、蓋はティッシュの箱!
飛び散らんかったらなんでもええんすよ。
まずは0.5mm(径は1mm小さくなる)削りますかね。
スイッチをいれ一番低速で回します。
そのままレバーを引いてタイヤを下げて削っていきます。
ん〜、0.5ずつやと先が長そうやから荒削りは1.0でいこかな、、
毎回削りカスを掃除機で吸ったりすると部屋が汚れにくい。
残りの3本も同じように削ります。
径の確認。
22.5mmが目標なのであと2.77mm。
少し余裕をもって 0.7mm送ります。
2回目は様子を見ながらタイヤをゆっくり下ろしてヤスリに当てていきます。
タイヤの下ろし方が速いとトレッド面にスジが入ってしまいます。
削る厚みが増すぶんヤスリはゆっくり当てていったほうが良いです。
0.5mmぐらいがやりやすい気がしてます。
4本同じようにけずったら再び径の確認。
目標の22.5まであと 0.27mmですね。
あと0.1mmヤスリを送って仕上げます。
ドンピシャは狙わず少し余裕をもたせたほうがいいです。
ヨシャ!こんなもんでしょう!
僕は4本同径を重視するので目標径に近ければokにしています。
目標径に近づいたときの径の確認はタイヤが冷めた状態でしたほうがいいです。
タイヤの種類によるかもしれませんが熱をもった状態と冷めた状態では径が変わることがあります。
てことで径の調整は完了。
【幅調整、サイド削り】
この作業はリューターでやります。
単純にタイヤの側面を整えるだけです。
トレッド面より削りやすいので使用するヤスリはなんでもいいと思います。
リブ側のタイヤの横ブレを取ります。
と思ったんですが最初のホイールの修正の時点でリブの径を何を思ったんか22mmぐらいにしてしまっていました、、、
ペーパーで修正はちょっと面倒なのでいつもと違う方法で修正します(時短とは)
こんな使い方もあるよ程度に思っていただければ、、
タイヤを削るときと同じ要領でヤスリではなくラインチゼルを使用してます(速い速い、うんうん)
(セーフセーフ、リカバリーできとる)
本来はリブの整形は済んでいるのでタイヤにヤスリ当ててブレを取るだけです、、、
今回のこのホイールは逆履きさせるのでリブ側もペーパーで整えて申し訳程度にファッションします。
ディスク面も横ブレを取りホイールとツラになるまで削ります。
ホイールのリムとスポーク部もこのタイミングでペーパーを当て仕上げます。
こちら側は装着したときに目立たないので800番まで当てて終わり。
【トレッド面の仕上げ】
といっても僕はパーツクリーナーを吸わせたキムワイプで拭いてるだけです。
ペーパー、スポンジ、感熱紙レシートなど仕上げはお好みで。
【タイヤのバランスとり】
過去に投稿した"タイヤのバランス"をして完成です。
タイヤとホイールの作業だけに割り切るならポテンシャルレーシングさんのタイヤセッターが同じぐらいのコストで更にラクにタイヤを作れそうですね。
他のタイヤセッターと違ってホイールごとセットして削れるからとても良いと思います。
ボール盤の強みはタイヤ以外の作業にも使えるので使い方次第で汎用性が高いところかな?
ミニ四駆のパーツレベルならフライス的な使い方をしても問題無いと思います(たぶん)
Z軸はレバーの上げ下げで固定できませんが定格使用時間が15分のプロクソンのマイクロフライスよりも使いやすいのかな、と。
今回の作業はあくまで僕の環境や好みによるところなので予算、設置スペース、使用頻度などを考慮してご自身に合ったものを見つけるのがベストですね!
色々なツールを揃えていくのもこういう趣味の楽しみ方の一つだと思います。
みなさんのミニ四駆ツール選びや作業の参考になったら嬉しく思います(マック堺っぽく)
長々とお付き合い&ご購入ありがとうございました!
こんなこと取り上げた記事を読みたい〜とかあればコメントしていただけると嬉しいです。
ではまた!しーゆーあげいん👋
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