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Interlude: 音楽制作の合間に読んだ本【シン・ニホン】から思うこと。
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note連載Day:54です。
睡眠時間22:35〜5:09 実質睡眠 5h50min. 睡眠スコア75
もはや5時までに目覚めることはできる。
問題はそこから動けるかどうかだ。
さて、本日は音楽制作noteではなく、良書を読み終えたのでそのことについて思うことを述べたいと思います。
私は、読書をした際、なぜかInstagramでレビューを書いています。
インスタなのに長ったらしく感想を書いていますが、
よろしければご覧頂ければ幸いです。
私は、本そのもののレビューというより、自分にとってどんな感慨や、学び、これからどうしていきたいのかということを書くようにしているのですが、この本を読んで、長野県の片田舎で住む自分としては、ふと、
『音楽に興じていていいのかなぁ』と思ってしまいました。
この本で描かれている目指すべき日本人像はだいぶ志が高い。
この志の高さと、実質的な生産性がなければ、発展する世界に対してずるずると遅れをとってしまうでしょう。
イケイケに成長している他国を傍目に、生まれ育ち、住む国が衰退していくのを知ってしまえば、なんとかしなければならないと思うのは当然で、マクロでもミクロでも自分ごととして捉えて、怠けているのなら襟を正したくなります。
とはいえ、経済的に豊かにすることが正義だった過去とは違い、心の豊かさを実現することが今のトレンドだとしたら、振る舞いはどうとったらよいでしょう?
日本人として、矜持を保つという点では、最先端の知識と創造力、世界と渡り合える言語力、強靭な肉体も必要でしょう。そうでなければルサンチマンに覆い被されてしまいます。
一方で、日本人の精神性の豊かさを実現することも不可欠だと思います。
日々の暮らしのなかで、青筋立てて努力することも、趣味に興じて人生を愉しむことも両方必要。そう思うなかで、音楽をつくるという作業はなんと豊かなことか、と思ったりします。
ふだんの仕事は福祉施設での食事提供なので、別段国の生産性を高めるようなものではないにしても、国家功労者の方々への食事を提供できることに喜びと働きがいを見出しています。
そして、残された時間で、自らの遺志を歴史に置くようなものづくりに勤しめるのもまたやりがいのあることです。
こんな豊かな人生設計はないようなぁと思いながらも、
他者貢献や幸福の創出という結果は出せていないので、アプローチの方法は柔軟に考えながらも、未来は明るく捉えています。
不満なことはキリがないですが、豊かだなと思えることもキリがありません。
きっと死ぬまで浮き沈み。それ自体も愉しむ人生を歩んでいくことでしょう。
そんな音楽をいつまでも鳴らしていければいいですね。