荒浜磯獅子踊りの再生を願う会(仮)熊野堂十二神鹿踊保存会の稽古へ 2024.07.18
前回の会合より、雄勝町胴ばやし獅子舞で一緒の横笛奏者の山下さんを通して荒浜磯獅子踊りを願う会(仮)の活動を色々と教えてもらっていました。
荒浜磯獅子踊りについてはこちらの記事を是非見てください。
100年以上断絶している仙台市若林区荒浜にあったとされる獅子踊を再生、復活をさせたいと願う人達が今年動き出しているお話です。
#荒浜磯獅子踊の再生を願う会
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篠笛を個々で練習し始めたりもしているそうで、山下さんがアドバイスしたり、熊野堂十二神鹿踊でも使用している古典調の本管を見繕って希望している皆さんに贈呈したり、東北歴史民俗資料館で見つかった頭などの資料を見学しに行ったりと活発に活動しているようでした。
とても楽しそうで、僕もまた混ぜてほしいと思っていると熊野堂十二神鹿踊の稽古にみんなで見学(参加)しに行かれるとの連絡を頂き今回は僕も一緒に同行させてもらいました。
稽古場になっている熊野本宮社に着くと続々と保存会の方々が軽トラでいらっしゃる。軽トラで仕事してます感が、またかっこいい。再生を願う会(今回は僕を入れて6名)の方々も集まり稽古場へ。
早速十二神鹿踊で使用する鞨鼓(かっこ)を出して、「入派」という演目の口唱歌を教えてくれて少しみんなで練習をする。
笛方の渡邉さんもいらしゃって、雅楽などの笛の話、鹿踊の稽古の話、そして渡邉さんが別に関わっている仙台市太白区の小出森八幡神楽の話などを聞かせてもらったりしました。
その後に、みんな一緒に入派の通し稽古に参加させてもらうことに。僕は板橋さんの後ろについて一緒に篠笛を吹かせてもらいました。僕は全体の邪魔になるべくならないように呂音で付いていき勉強させてもらいました。
キーキーザゴ ザン キーザゴ ザン キーキーザゴ ザン キーザゴ ザン・・・・
なんとなく先程見た口唱歌と動き、鞨鼓の音が合致してくる。するとなんとなく構成が見えて笛の旋律も吹きやすくなってくるのを感じました。やっぱり音源や記録動画だけを見て覚える感覚とは別で、みんなで作る空気によって引っ張ってもらっているような感じもありとても面白かったです。
稽古後には、荒浜の再生を願う会と熊野堂の保存会の方々で今後の交流活動についても色々と話をしているのを聞いて、地域を超えて横に繋がる縁が素敵だなと思いとても嬉しくなりました。
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四倉由公彦