Pd(Pure Data)を勉強し始めるまでの葛藤
Pd(Pure Data)を(本題)
やってみようと決意
自己紹介記事にも少し書いていましたが、ここ数年友人たちからAbleton LiveやMAX/MSPを勧められて、買うか買わまいかずっと悩み続けていました。(内容は下記の「これまでの葛藤」で。。オチもない長い文章です笑))
そんな中で、MAXと同じ開発者のMiller Puckette氏が開発したオープンソースのPure Dataなる存在を知って気になっていました。
同時期に、楽器やマイクからの音に反応するドラムトリガーで順番通り、またはランダムに鳴るサンプラーを使った演奏も興味出て色々と調べてみたりStudioOneでできないか、頑張ってみたけれど上手くできず
(Gateを使ってトリガー設定はできるけれど、1つの決まった音しか出せない・・・)
他にもサンプラーではないけれどプラグインのeventide H3000 factoryなどで似たようなことできないか色々やりつつもどうもにっちもさっちも行かず自分一人ではお手上げで。
「MAXならシンセもエフェクターも何でも作れる」みたいなことを言っていた友人を思いだし、ただ予算的にもちょっと厳しいなと思っている矢先に閃いたPure Data。
調べてみるとMAXでできることの殆どはPure Dataでもできる的なことを書いているサイトを見つけて、ますます興味が出てくる。
シンセ系の知識は殆ど無いので、ちょっと敷居が自分的には高いけれど、フリーソフトだし頑張ってみようかなと。算数、数学が苦手な僕だけど大丈夫かな・・・。
インストール、起動→挫折しかけるがYouTubeを見つつ、本を買う
まずは、とりあえず今の最新のものをDLしてインストール。そして起動。
すると、こんな画面。
何かをプログラム的なものを打ち込むのかな?と適当にタイプするも何も出てこず。(打ち込んでもテキストが表示されない)
あ、無理かも。。。と思ったが、昨今はYouTubeという素晴らしい文明を思い出し色々と検索するとPd導入直後の人向けの日本語でとてもわかり易い解説を発見。
その通りにやってみるととりあえず音が出て、おおお!となる。
またユーザーサイトでも紹介されていた松村誠一郎 著の「Pd Recipe Book Pure Dataではじめるサウンドプログラミング」という本も気になったので、探して購入。中古でも¥4,000で結構お値段したけれど良さそうな予感。というか、定価より高かった。
開いてみるとつらつらと読んでみると、この本はオリジナルのPure Data(Pure Data Vanilla)ではなく、世界中のプログラマー達が改良したPure Data extendedがあって、この本ではextendedの環境を使うと書いてあったので、extendedをDLしようと思うと。。無い?
どうにかこうにか探して見つけたけれどApple Siliconの環境ではインストールすらできず。どうやら10年前の2014年以降開発が止まっていたそうでした。(この本、2012年発行だった!)
一瞬また挫けかけそうになりましたが、extendedじゃなくても大丈夫っぽい感じなのでVanillaの環境でこれから少しずつ勉強して、イメージしているエフェクターやサンプラーを作っていければと思います。
ちょくちょくnoteでも勉強メモも投稿していこうと思います。
詳しい方いらっしゃいましたら、ご教授お願いします。
そして、これを書いている最中、「plugdata」なるものを見つけてこれまた気になる環境。。
これもチェックしておこう。
[追記]早速始めた勉強。ノートつけていきます!
(おまけ)Pdに行き着くまでの葛藤(長いです笑)
今の制作環境を改めて考える
単純に今の自分のDAW環境でも(StudioOne professional + Logic Proに Presonus Studio192やライブ用にzoom U-44などのオーディオインターフェース、KORG nanoPAD, nanoKEYほか色々の小さめのシンプルなMIDIコントローラー、プラグイン多数)十分制作はできてはいるので、そこに安くはないAbleton(MAX for Live付き)や、単独でMAX/MSPを購入するのもなかなかハードル高いなぁと思っていました。
それよりもS1やLogicもあってまだ使っていない機能もあって、なのにまた新しいDAWソフト買うのって・・・という感じでここ3年くらい尻込みしていました。
ソフトで悩んでいるのならハードを揃えれば良いじゃん!という意見や自分の思いもあるけれど、まずは荷物を少なくさせたい!という欲求と、お金に余裕が無いという問題があるので、ハードより楽器や今ある楽器のメンテにお金を回さないといけないという
ただ、もともと自分の制作スタイルやライブスタイルを考えるとAbletonの噂はきっと合っているのだろうと思うし、MAXを使っている友人の演奏や話を聞いてもとても魅力的なのです。
そう、使い方を覚えれば。
ギターのマルチエフェクターとかはある程度は取説無くても使えるし、取説読めば大体は使えたけれど、他の機材はこれまでかなり苦戦しました。
実は昔からギターエフェクター以外の機材は苦戦している
10代の頃はMTRで苦戦。
まずやはりMTRを買うか買わないかで悩み(あの頃は一発録り至上主義だったので、レコーダーとマイク2本!という変な拘り高校生でした。)
やっぱり、頭の中のイメージを作ってデモを作るにも必要と判断してKORG Toneworks?のお弁当箱みたいな小さくてシンプルなものを購入。
インプットGainとRecレベル、フェーダーでの出音のレベルの関係が分からず悩み散らす。他にPreとPostの意味がわからないとか、ミックスダウンって何?えっ?バウンスと何が違うの?
と、かなり困惑しつつ時間もかかってようやく形にできるようにもなり、調子に乗ってくる。
Windows PCを親に買ってもらっていたので、ここはパソコンを使った宅レコか!と、雑誌でもチラチラ目にするRoland U-8が気になってバイト代を貯めて買うが、PCのスペックがダメだったのか、相性が悪かったのか、それともその両方か。PCがU-8のハードを認識しない。全く認識しない。
チーン。。。
全額は無理だったけれど、半額以上でヤフオクだったか何かで売れたけれど、痛い出費だったし、DTMに対する不信感がここで募る。
その後はしばらくMTR(こちらは他のに買い替えて少し大きいもの→zoom HD16)と基本は多チャンネルでの一発録りとデモの制作がずいぶん長く続きました。
(その頃使っていたMTRとプロジェクトデータをバックアップしていたハードディスクは2011年の震災の津波で逝ってしまいました)
初めてのDAWと感激
2011年の震災以降、機材の殆どが津波でダメになってしまった理由と、PCをMacBook買い替えたこと、電子音楽系の方々との共同制作などもあり意を決してLogic9 Expressを購入。その時一緒に購入したzoomのMTR(R-24)がオーディオインターフェースになるとのことでしたが、これまたドライバの相性が悪かったのか、ずっとノイズが鳴りっ放しで録音では全く使えず、ただ波形を可視化してタイムライン上のシーケンスは素晴らしく、MTRで録ったものをLogicでミックスという日々が続く。
ALESISのミキサー形のインターフェースを買ってみるも、なぜか上手くいかずここでも挫ける。
何年かしてお金も余裕があったのでStenburg UA-44を買うとちゃんと認識して録音もスムーズ。Logic Pro Xに買い替えてより良い感じ。パンチインとか感動していました。
これまでのかけた時間とお金はなんだったんだろうという感じでしたが、しばらく家での録音制作はLogic一本になる。
制作やライブでもDAWを使うようになってくる
それからミックスするのにコンプやEQ、パンなど一つひとつ弄って覚えていき、録音共同制作で必要になりStudioOneも導入し、色々とプラグインやらマイクやらも必要に応じて増えていって、今の環境に落ち着く。
M1proのMacBookに買い替えたのをきっかけに、動作もかなり安定したのでライブでエフェクターやサンプラー代わりにStudioOneを使ったりということも増えてきました。
ギターエフェクターもそれなりにお金かけていたつもりでしたが、これもしやMacBookで殆どいけてしまうのでは!細々と、そして重い機材を持ち運ばなくても良くなるのでは?思っているところに友人達からのAbletonやMAXを勧められる葛藤に入る。
そして、この記事の冒頭へ戻ります。
最後まで読んでくれてありがとうございました〜!
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